みやびです。ついに禁煙開始から100日目を迎えました!この数字は日記を書き始めた当初からの目標でした。今日でこの禁煙日記は完結です。読んで下さった方々に感謝します。たくさんの喫煙者が少しでも楽に禁煙できるように頑張ってきましたが、結果として1日も休むことなく書ききることができました。
この禁煙日記は禁煙開始の5日前から書いているので、この日記は実質的には第105回の日記になります。当時の心境を綴った日記を見ると笑ってしまいそうですが、それも今となっては良い思い出です。
(※日記一覧 → みやびの禁煙日記一覧)
私の禁煙日記は、1記事あたり平均1,500文字以上を目標に書いてきました。つまり105日分の日記で約160,000文字ほど書いたことになります。
これは、書店で売られている少し厚めの文庫本(400ページ)1冊分に相当します。校閲などは無いにせよ、よく書いたなぁと、今は自分を褒めてあげたいです。
伝えたいことの全てを濃縮したつもりです。これ以上書くことはないってくらい、禁煙に大切なことを中心にまとめ上げました。
これから禁煙する人、禁煙に失敗した人、身近な人が禁煙している人、タバコを辞める気なんてさらさら無い人など、人生の一部にタバコが関係しているなと感じた人は、どの日記からでも構いませんので1度覗いてみてください。きっと禁煙に対する考え方が変わるはずです。
禁煙をスタートしてからというもの、日々タバコに対して様々な感情や考えが湧き出てきて、それもまた日を追うごとに変化していくのを感じてきました。
少し前に不安だったことはすぐに晴れ、また新たな不安が出てきたり、時には弱気になったり、自分へのプレッシャーに耐えられなくなりそうになったこともありました。
そんな中でも、自分で書き続けてきたこの禁煙日記を何度も読み返し、禁煙開始のきっかけや当初の思いなどを振り返り、禁煙に対するモチベーションを維持してきました。
これだけの期間がたつと、タバコを辞めたのが遥か昔のように感じます。ぜひ皆さんにもタバコの無い生活の素晴らしさを体感していただきたいですし、この禁煙日記が皆さんのお役に立てることを願っています。
それでは100日分を整理して見ていきましょう。
全日記の中でも、禁煙を成功させるために非常に大切な考え方を濃縮した日記をピックアップしました。
すべて読むのが面倒な人は、とりあえず以下の日記を流し読みしてみるだけでもだいぶ考え方が変わるはずです。
禁煙40日目の日記に紐づく「禁煙に向けた事前準備・勘違いシリーズ」として、以下の日記も参考にしてください。
喫煙者の多くが禁煙に対して抱いている先入観や勘違いをピックアップし、なぜその考え方が間違っているのかや、どのような思考で禁煙に挑めば成功に近づくのかを解説しています。
禁煙41日目~禁煙47日目の7日間で書いたシリーズ日記です。
これまでの日記の中で、ひと月ごとに体調の変化を記録してきましたので、それをまとめて振り返ってみます。
禁煙から1カ月というのは、禁煙を開始してから初めての大台でした。この期間継続できたことはとても大きな自信になりました。
また、禁煙による体調の変化をとても強く感じたのもこの期間でした。月の後半は明らかに体調の変化が実感でき、次第に禁煙が楽しくなってきました。
2カ月目からは自然にしてても変化を感じづらくはなりましたが、少し思い返してみると、そういえば変わったなぁと実感できることがいくつか増えてきました。
3カ月目になるとほとんど変化は分からなくなってきます。そのかわり、自分が喫煙者だったことを忘れてしまい、タバコに対する警戒心がどんどん薄まっていることに気づきます。
禁煙の失敗原因はいくつかに分類することができます。彼らから学ぶことは非常に多いので、事前によくある禁煙失敗原因とその解決方法を頭に入れておくことで、事前に危機を回避することができます。
喫煙者の中には紳士な人から迷惑マナーばかりする人まで様々です。よくある喫煙マナー違反をピックアップして、喫煙者と非喫煙者の双方がそれに対してどう感じているかを解説し、どうすれば両者の相互理解が進むかを考えてみました。
禁煙62日目~禁煙67日目の6日間で書いたシリーズ日記です。
喫煙者によって禁煙を始めたきっかけは様々ですし、何を目的として禁煙したかも人によって違うでしょう。
それらをいくつかに分類し、それぞれのきっかけにおける将来的な禁煙の成功率や、どれだけ禁煙にストレスを感じることが予想されるかなどについて考察してみました。
禁煙75日目~禁煙83日目の9日間で書いたシリーズ日記です。
いざタバコを辞める決意が固まり、綿密な禁煙計画を立てたとしても、やはり心のどこかでは未知への挑戦に対する恐怖や不安を拭い去ることはできません。
多くの禁煙志望者が感じている不安について、実際に禁煙してみてどうだったのかをお伝えしていきます。
禁煙90日目~禁煙93日目の4日間で書いたシリーズ日記です。
喫煙者が特に恐れているのが、喫煙による肺がんについてでしょう。
そんなものは運でしかないという意見もあるかと思いますが、先日の国立がん研究センターが発表した文献では、タバコによる発がんリスクの上昇は確実に関係しているとの結論に至りました。
この報告を受けて、大学院にてがん研究を行っていた際の知識をフル動員し、表題の「タバコに含まれる発がん性物質と細胞がん化の仕組み」について解説してみました。
なるべく理解しやすいよう比喩を使いながら解説しましたが、比較的アカデミックな内容なので興味のある人はぜひどうぞ。
禁煙57日目~禁煙61日目の5日間で書いたシリーズ日記です。
この禁煙日記の開始日から、体重、獲得寿命、節約時間、そして節約金額について数字を追ってきました。特に毎日固定で上がっていく数字はコツコツ前進している感じがして、禁煙途中でのモチベーション維持の1つになります。
簡単にエクセルにてグラフを作成してみましたのでそれぞれご紹介します。
もともと瘦せ型なので、「禁煙すると太る」という言葉にとても期待していました(笑)
実際の100日間の体重変化ですが、開始直後から徐々に体重が増えていき、1カ月を過ぎたあたりで一気に増量しているのがわかります。その後はほとんど横ばいでした。
【禁煙5日目】明らかに食欲が増えてきた、でも書きましたが、実際に禁煙すると明らかに食欲が出てきます。
また、【禁煙6日目】改善された出来事を禁煙と結びつけられるかが重要、の下のほうに書きましたが、
というステップを通じて、喫煙による食欲の減少メカニズムは既に解明されているようです。これが外れたので、食欲が出て、特に早い段階での増量につながったのだと思います。
1本5分計算だと1日1箱(20本)で100分を費やしている計算になります(→節約時間)。
また、男性はタバコ1本で12分寿命が縮まるというデータもあるので、こちらは1箱で240分です(→獲得寿命)。
これを元にして単純なグラフを作ってみました。単位は「分」でわかりづらいかもしれませんが、参考値として5,000分=83時間20分、6,000分=100時間です。…書いてみたけど全然参考になりませんね(笑)
100日間禁煙したので、禁煙をしなかった場合と比べて400時間(16日と16時間)寿命が延びました。
また、166時間40分(1週間くらい)時間が節約できました。ちょうどこの禁煙日記を全て書ききるくらいの時間です。
禁煙して空いた時間を日記に充てる。なんて効率的で素敵な時間の使い方なのでしょうか!
サラリーマンであれば、禁煙によって大きく変わるのがお財布事情でしょう。
【禁煙12日目】喫煙者が生涯に費やすタバコ代、喫煙本数、時間を調べた結果、でも書きましたが、私が平均寿命(81歳)まで喫煙したとすると、なんと総額8,329,860円がかかることが判明しています!
つまり、今のタイミングでタバコを辞めれば、この金額がまるまる貯金できるということです。高級車1台くらい買えちゃいますね!
当然ですが、こちらも右肩上がりです。私の場合、禁煙100日間で42,000円節約できました。これで奥さんにたくさんプレゼントを買えますね。
現在またタバコの値上げを検討しているようですし、いつか100日で100,000円なんて日も訪れるのでしょう…。
禁煙日記のアクセス数はGoogle Analyticsにてカウントしていましたが、実際にその結果を公開してみます。
禁煙を開始した2016年9月11日から現在(2016年12月19日19時半)までのPVのグラフです。
10月24日に、【禁煙42日目】タバコを辞めたい人が禁煙開始前に必ず知っておくべきこと【vol. 2】、の記事を禁煙センセイ(呼吸器内科医・腫瘍内科医)にシェアして頂いたのでアクセスが急上昇しています。
その前後でブログ村にも登録を行い、少しずつ見て下さる喫煙者の方が増えてきました。
←こんなバナーが記事の最後に置いてありますが、これのクリックが私の応援になっていました。
皆さんの応援のおかげで、禁煙カテゴリーのOUTポイントで1位、INポイントで2位を獲得することができました。ありがとうございます。
上のグラフに加えて、実際の数値とその内訳についても上位だけ載せておきます。
みやびの禁煙日記一覧をポータルとして、色々な日記にアクセスして頂いている人が多いようです。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
この禁煙日記を書き始めたときに「よーし!100日書いてやるぞ!」と意気込んでいましたが、実際には途中で何度もくじけそうになりました。正直、禁煙なんかよりずっと大変でした(笑)
ただ、この禁煙日記を書くことで、タバコが吸いたくなったり精神状態が不安定になった時も、この日記を読み返すことでモチベーションを維持できたことは事実ですし、リアルな100日間を記録できたことは私の財産です。
そしてこの日記が禁煙挑戦者のバイブルになることには自信を持っていますし、そうなるように必死で書いてきました。
禁煙日記自体の執筆は今日で終わりですが、これからもネット上で過去の日記たちが生き続けると思います。
どれだけ時代が変わろうと禁煙との戦いはいつの時代も同じです。そんな禁煙に対する普遍的な考え方のヒントを、ぜひこの日記から得て頂ければ幸いです。
以上、みやびでした!次の100日チャレンジもどうぞお楽しみに!