みやびです。禁煙日記を書き続けてしばらく経ちましたが、ぽつぽつ見てくれる人が現れてきたので嬉しいです。簡単な世間話から難しい話までいろいろ書いていますが、今日はタバコの魅力とニコチンによる脳の支配、それを払拭するきっかけについてお話します。
喫煙者同士でタバコの会話をしていると、いつごろ禁煙するかとか、何歳まで吸い続けるのかとか、タバコの吸い収め時期についての話題が出るときがありますよね。
非喫煙者が勘違いしていることとして、喫煙者はタバコが好きで辞める気がない、という考えが挙げられます。
確かに喫煙者はタバコが好きですが、心のどこかで、タバコによって縛られコントロールされている自分に気づいています。そして厄介なことに、それに気づかないフリをしています。
もっと言えば、自分はニコチンなんかに支配されているのではなく、自ら望んで喫煙しているんだ、という頑固な側面がありせんか?冷静に自分を見れば、それが理解できるはずです。
ご存知の通りタバコにはニコチンが含まれており、これが喫煙者の脳を支配するためのエネルギー源です。見方を変えれば、ニコチンは脳に作用して更なるニコチン摂取を促し、それを永続させる恐ろしい能力を秘めています。
それを体内に取り込んでしまったのは、興味本位で背伸びをしてしまった自分自身です。今考えれば、なんであの時タバコなんか吸ったんだろう…と思うはずです。
また、タバコの魅力を挙げてください、という質問をすると、ストレスの解消になるとか、気持ちが切り替えられるとか、いくつかまとまった意見がでてきます。
しかし、本当にそれはあなたの意見でしょうか?もしみなさんがタバコを吸っていなかったとしたら、ストレスに押しつぶされたり、気持ちが切り替えられずに憂鬱な人生だったでしょうか?
禁煙に関するどんな記事を読もうとも、最大の敵はニコチンだと言い張り、最終的にはニコチン置換療法や禁煙外来へと誘導するアフィリエイト系の情報が沢山あります。
しかし、タバコを辞めるために大切なことは、ニコチンを置換することでも、本数を減らすことでもありません。
大切なことは、
ニコチンに支配されていると自分で認めること
です。
そう思うだけではなく、認めるのです。一切の言い訳を捨て去り、タバコから目を逸らさずにしっかり向き合ったとき、タバコを辞める最大のチャンスが訪れます。
喫煙者が唯一これに気づくことのできるタイミングは、ニコチン受容体が満足しているとき、つまりタバコを吸い終わった直後です。いつもより1本多く連続で吸ったときは、より理解できるかもしれません。
タバコが美味しいだとか、タバコが無いとストレスが溜まるとか、タバコを吸うと友達が増えるとか、そういう類の考えはすべて幻想であり、タバコを継続して吸い続けるための言い訳にしか過ぎません。
この意見に対して「でも…」と反論したくなったのであれば、それはあなたの考えではなく、ニコチンの考えです。ニコチンという魔物に取り憑かれ、思考をコントロールされている証拠です。
自分は完全にニコチンに支配されてる、そう思えたとしても、またニコチンが足りなくなってくると言い訳を始めます。でもよく考えたらやっぱりタバコは必要だよ、といった具合に。
最初はそれでも構いません。タバコを吸うたびに、ニコチンなんかに惑わされている弱い自分を見つめなおしてください。
これを1週間ほど、タバコを吸うたびに繰り返してください。人間の脳は比較的簡単に刷り込みができるようになっているので、無意識のうちにニコチンという存在に対する鬱陶しさや、ある種の苛立ちを覚えます。
ニコチンに支配されていると認めることによって、ニコチン如きに支配されている自分が次第に情けなく、許せなくなってくるのです。
そこまできた段階で、タバコの有害性に関する情報を読みます。すると少し前の考えが嘘のように、そうしたネガティブな情報を受け入れることができます。
これにより、以前にも増してタバコを吸うメリットが見いだせなくなり、結果としてタバコから自然と距離が置けるような思考回路が整います。
あとは最初の3日間だけ、ニコチンが体内から抜けるのを我慢すれば、そのあとは天国です。
タバコによって時間もお金も行動も縛られることなく、誰からも嫌がられることなく、周りの目を気にすることもなく、環境を汚すこともない、最高の生活が待っています。
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いろんな人の禁煙日記を読み、禁煙開始に向けて準備することが最も近道です。
※1本平均5分、1箱420円、1本で寿命-12分(男性)