みやびです。昨日は周囲への影響を考えて禁煙を始めた人について、将来的な禁煙の成功率と陥りやすいポイントなどについて解説しました。今日は、体調を崩したことがきっかけで禁煙した人にフォーカスして考えていきたいと思います。上手くいきそうで挫折する人が意外と多いんです…。
▼禁煙を始めるきっかけとその成功率を考察してみる【シリーズ完結】
これはどの程度体調を崩したかにもよって成功率が変わってきそうですね。
タバコによる体への影響としては、例えば慢性的に肺が重たかったり、頭が痛かったり、痰が絡んだり、微熱っぽい症状が続いたりと、いわゆるインフルエンザ様症状が続いてしまう場合などの比較的軽いものがまずは挙げられます。
一方で、タバコが原因で喉が荒れて声が出なくなったり、慢性的な吐き気で逆流性食道炎になったり、肺や咽頭、口腔内にがんができたりなど、重い疾病の場合もあります。
どちらも一括りに、体調を崩した、という表現にまとめられていますが、やはり症状が重ければ重いほど、そして私生活への影響が大きければ大きいほど、その後の禁煙の成功率は上がっていきます。
このタイプの喫煙者が禁煙をして最も注意しなければならないのが、体調が良くなってきたときに、その時の状況(体調)によって禁煙を断念してしまうことです。
喫煙による良性腫瘍で手術をした私の知人は、当然ですが喫煙していたことを後悔してタバコを辞めました。しかしその数カ月後、傷も体調もすっかり回復した頃に、またタバコに手を出してしまいました。
病気に直面しているときや辛い思いをしているときは、あれだけ固く禁煙を誓ったのにもかかわらず、健康を取り戻し、長い時間が経過したことで、当時の記憶を忘れてしまったのです。
体調を崩したことで禁煙を始めた人は多いですよね。特に喫煙歴が長かったり、年齢を重ねていくことで、次第に体調にも変化が出やすくなってきます。
また、喫煙による軽微な体調不良は、喫煙者であれば誰もが経験したことがあるでしょう。飲み会で吸いすぎて次の日の朝に肺が痛いなど、思い返せば頻繁に起きていると思います。
重い病気であれば尚更ですが、タバコにより体調を崩すケースは意外と身近にありますし、禁煙をすればそのリスクが激減するわけですから、とても良いきっかけになるでしょう。
上述したように、体調が回復してくると禁煙を断念してしまう確率がとても高くなってしまいます。
ポイントとしては、タバコによって体調を崩したり辛い思いをしたときに、その事実を文章や写真として記録しておくことをおすすめします。
時間が経つとどうしても忘れてしまいがちなので、タバコに手が伸びそうになる度にそれを思い出すと同時に、いかにタバコを吸うことが勿体ないことかを改めて考えることが大切です。
▼禁煙を始めるきっかけとその成功率を考察してみる【シリーズ完結】
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いろんな人の禁煙日記を読み、禁煙開始に向けて準備することが最も近道です。
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