みやびです。昨日は、自分の身近な人から禁煙宣言された時に、非喫煙者はどのように返答すればいいかについて考えてみました。今日は、実際に禁煙を始めた人を周囲がどのようにサポートできるのかについて考えてみます。特にメンタル面での周囲の助けは大きな力となります。
昨日の日記でも書いた通り、禁煙を始める直前から禁煙開始数週間は不安や苛立ちと戦い続けています。
「タバコは有害なもので吸う意味なんて何ひとつ無いんだ!」というように、自分に対して強い自己暗示やプレッシャーをかけているケースもあります。
人によって程度は違えど、タバコを吸っていた頃よりもピリついていますし、精神状態が多少不安定になります。
具体的な状態(症状?)としては、
などが挙げられます。少し微熱のような症状に近いかもしれませんね。
上述したような禁煙を開始したばかりの喫煙者が身近にいた場合、非喫煙者はどのようにサポートしてあげることが効果的なのでしょうか?
これは昨日の日記で書いた「禁煙開始前に聞いておくべき質問」が重要になってきます。
>> 【禁煙98日目】禁煙宣言をされた際の正しいリアクションを考えてみる
禁煙を始めた当初は気持ちも高ぶっていますし、自分ならなんとか禁煙できるだろうとポジティブに考えているはずです。しかし、しばらく経つと禁煙のきっかけや目的、理由などを忘れてしまい、目の前の1本を我慢するにはどうしたらいいかなど、目先の対応で頭がいっぱいになり、結果として根性での禁煙に偏りがちです。
これを是正するために、もしあなたが彼らの禁煙のきっかけを聞いて知っているのだとすれば、それをそのまま伝えてあげてください。もし分からなかったとしても、禁煙したきっかけは何だったのかを頑張って思い出させてあげてください。
そうすることで、暗闇に紛れ込んでしまった禁煙中の彼らは、スタートからゴールまでの道のりを再び思い出すことができ、迷うことなく禁煙の道を再び踏み出すことができるのです。
禁煙の大敵に「習慣的依存」がありますが、その中でも厄介なのは暇な時間です。喫煙者は何もやることがなくなると無意識のうちにタバコに火をつけてしまうのです。
以前の日記、【禁煙50日目】禁煙開始後に猛烈にタバコが吸いたくなった瞬間【 暇 編 】、でも書きましたが、無意識にタバコのことを考えて、自分でそれに気づいて抑え込むことでストレスが生じてしまうので、それを未然に防ぐためにも全然関係ない話題をふったり、別のことを考えさせて頭のメモリをそちらに消費させてあげてください。
禁煙者も人間ですので、頑張っていることを褒められて悪い気はしません。しかも禁煙は孤独な戦いなので、基本的には自分で自分を鼓舞するしか方法がありません。
そんな時に身近な人から「もう1週間経つね!すごいじゃん!」とかポロっと言われるだけで、喫煙者にとっては次の1週間を頑張れる力になります。
もし喫煙者が「禁煙してもう1週間経ったわー」などと主張してきたとしたら、それは「おれ頑張ってるでしょ?誰か褒めて!」という心の叫びです(笑)
タバコを辞めることで様々な変化が生じます。もちろん精神的に不安定になることもありますが、ポジティブな内容でいうと、
などなど、ちょっとしたことですが気づいてあげられる部分もあるかと思います。
これは本人も気づいてないことが多いので、周りが指摘してあげると驚くほど禁煙のモチベーション維持につながります。
タバコを吸えなくなってイラつく人はかなり多いのですが、この原因のほとんどはニコチンが脳に供給されなくなったことによる脳の非常事態宣言です。
これまで定期的にニコチンが摂取されることにより、脳が神経伝達物質の放出をサボるようになっていたためです。タバコを辞めると脳が一時的にパニックになりますが、それも次第に収まって本来の働きを取り戻すでしょう。
ですので、禁煙から2週間程度はイラつきに対して少しだけ寛容になってあげてください。峠を越えた時、言葉にはしないにせよ「あの時は悪いことしたな…」と心で思ってくれるはずです。
※数カ月以上、精神状態が不安定な場合は禁煙うつに向かっている可能性がありますので、禁煙外来や精神科、心療内科等の受診をおすすめします。
>> 【禁煙94日目】禁煙うつ症状の仕組みと注意すべきポイントについて
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いろんな人の禁煙日記を読み、禁煙開始に向けて準備することが最も近道です。
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