みやびです。昨日までで最初に挙げた喫煙者勘違いシリーズを解説しきりましたが、書いてる途中でまだまだたくさんあることに気づいたので続けていきます。今日は喫煙者の言い訳の中でも最後の砦である「タバコは嗜好品だ」という勘違いについて説明していきます。
喫煙者本人はニコチン依存症という病気にかかっていることは事実です。
一方で、受動喫煙による健康被害が確実とされたことから、何の罪もない周囲の人々の健康に悪影響を及ぼす犯罪者とも言えます。
皆さんは喫煙者はどちらに分類されると思いますか?おそらく多くの日本人はその優しさから、喫煙者はニコチン依存症という病気なんだ、という認識があるかと思います。
しかし表面上はそうやって優しい顔をしていますが、実際に喫煙者はいなくなってほしいと願う非喫煙者がほとんどですし、時には強い言葉を浴びせたり嫌な態度を見せることもあります。
喫煙者は病気だと思っているはずなのに、実際には公に病人が近寄って来るのを避けているのが現状です。
上述したように、時代の流れとともに喫煙者は犯罪者としての扱いを受け始めるまでに至っています。
喫煙者は周囲からいろいろな攻撃を受けます。タバコは健康に悪いだとか、煙たいだとか、迷惑だからやめろだとか、ここでは吸うなとか、吸ったら数十分は戻ってくるなとか、言われたい放題です。
そんな状況下で、そこまでして何でタバコを吸っているの?という問いに対して唯一喫煙者が言えることは、
「タバコは嗜好品で、好きで吸ってるんだ」という発言に収束していきます。それしか自分が喫煙する理由を肯定できないのです。
しかし、追い込むようで気の毒ですが、タバコは嗜好品ではありません。依存性の薬物です。これは断言できます。
世の中には嗜好品と呼ばれるものは多数あります。というかその前に、皆さんは「嗜好品」という単語の意味を正しく解説できますか?
嗜好品とは?
生体の生命維持には直接の関係をもたないが,刺激性,麻酔性,または特種な芳香性のある物質で,味覚,触覚(いわゆる歯ざわり),嗅覚,視覚などに快感をあたえる食料,飲料,嚙料(かみりよう),嗅料(かぎりよう)の総称。代表的なものとしては,食料で菓子類,飲料で酒類,茶,コーヒーなど,嚙料でチューインガム,嚙みタバコ,キンマなど,嗅料では嗅ぎタバコといったものがある。
出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
とのことでした。私もここまで詳しくは知りませんでした(笑)
タバコ以外にはコーヒーや紅茶、ガム、お酒なんかがありますね。カフェインやメンソール、アルコールに対して快感を得ているのでしょう。
これらを医師の指示でやめろと言われれば、おそらく皆さんはやめることができるはずです。しかしタバコに関しては、医師の指示ですら辞めることができない場合が多いのです。これはいかにニコチンの依存度が高いかを示しています。
加えて、コーヒーや紅茶、ガム、お酒などは人が美味しいと感じるような味付けが含まれていますが、タバコには美味しさのかけらもありません。タバコを美味しいと感じるのは味覚障害か錯覚のどちらかです。
「新発売!タバコ味のキャンディー!」なんて商品が出ても絶対に買わないはずです。確実にまずいでしょう。
しかしコーヒー味や紅茶味、ブランデー風味のキャンディーなら食べてみたくなるはずです。
何度も言いますが、タバコが美味しいと感じるのは錯覚で、それはニコチン依存によるものです。これが果たして嗜好品と呼べるのか、私には甚だ疑問です。
ここまで書いていてふと思ったのですが、これだけ言っても嗜好品だと言い張る人のために問題を思いつきました。
表題の通りですが、世の中のタバコがあなたの嫌いな銘柄だけになってしまったらタバコを辞めますか?
これも悲しいことですが、喫煙者のほとんどはその嫌いな銘柄のタバコを吸い続けるでしょう。これがニコチン依存の正体であり、タバコは嗜好品であるという勘違いを生み出しているのです。
周りが何と言おうとタバコは嗜好品なんだから黙って吸わせろ、という喫煙者を追い込むのは心苦しいですし、ある意味お節介でもありますが、
ニコチンの恐怖に縛られてしまった人たちには、上記の矛盾と勘違いを受け入れてもらい、禁煙開始までにじっくりタバコと向き合っていただきたいのです。
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