みやびです。喫煙者が禁煙を決意するきっかけは人それぞれ違います。なんとなく始めた人から、知人がタバコにより病気を患ったなど、理由は様々です。今日は、よくある禁煙スタートの理由を取り上げて、それぞれについて、どの程度それが成功に結びつきそうかを考えてみます。
今回も複数あるのでシリーズ化して書いていきます。
▼禁煙を始めるきっかけとその成功率を考察してみる【シリーズ完結】
禁煙を決めたほとんど人が少なくとも5年以上の喫煙歴を持っているかと思いますが、どのような経緯で禁煙を始めようと思ったのかを調べてみると、以下のような理由にまとまりました。
これから禁煙を始めようと考えている人は、おそらく上記のどれかに当てはまっているかと思います。
これらの理由について、そのきっかけがどの程度成功に結びつくのかをひとつずつ解説していきます。
将来的な健康を考慮した理由は人それぞれかと思いますが、禁煙したい人の大半がこの健康に対する意識の変化のようです。
これがきっかけの人たちは以下の2グループに分類できます。
このグループは、肺がんや脳卒中などのリスクが非喫煙者と比べてどれほど高いかや、体に生じる数ある有害事象の報告など、タバコがいかに健康被害を引き起こすかをしっかりと学んで理解できている人たちです。
このグループは冷静にタバコと向き合うことができているため、比較的少ないストレスでタバコを辞めることができます。
学びにより自分なりの考察を持っていることは、友人などによるタバコの誘いも自信を持って断れるので、禁煙成功率もかなり高いと考えられます。
唯一注意しなければならないのは、ニコチンが体内から抜け切る最初の3日間です。タバコの有害性をどれだけ理解していたとしても、ニコチンの魔力は時としてその理性を凌ぎます。
この期間でいかに冷静を保てるかが一番のストレス要因で、どうしても我慢しなければならない期間です。
ただ、なぜタバコを辞めるかの理由づけが明確なため、もしこの期間に吸いたくなったとしても、初心を思い返せばきっと踏みとどまることができるはずです。
このグループは、テレビや雑誌、友人との会話の中で、やっぱりタバコって体に悪そうだから辞めといたほうがいいよなぁ…と思っている人たちです。
結論から言えば、この人たちは禁煙成功率が低いです。
このグループの人たちが悪いというわけではなく、単純にとても惜しいなぁと思うのです。タバコを吸いながらでも、のんびりタバコの有害性を調べたりすれば、少しずつ前者の意識へと変化していくのです。
禁煙は勢いも大切かもしれませんが、まずは前者のような思考回路を目指してからでも全く遅くはありません。急がば回れです。
自分なりのタバコに対する考えを持つことで、途中で挫折しにくい基盤を作ることができます。
私はこれまでの日記で、将来的な健康を理由に禁煙をしようとしても失敗する確率が高い、と言い続けてきました。
その理由は、上記グループの後者である、なんとなく体に悪そうだと思ってる人の割合が圧倒的に多いからです。
とはいえ、禁煙開始までの時間的余裕をとり、タバコと向き合いながら少しずつ意識を変えていくことで、ストレスのない禁煙を実現することが可能な状態になるので、焦らずにのんびり頑張っていきましょう。
明日は、周囲への影響を考えて禁煙を決意した人について考察していきます。
▼禁煙を始めるきっかけとその成功率を考察してみる【シリーズ完結】
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いろんな人の禁煙日記を読み、禁煙開始に向けて準備することが最も近道です。
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