みやびです。禁煙日記を書き始めてからしばらく経ちましたが、今日はがっつりタバコの辞め方について語ります。何度か言及していますが、タバコを辞めるなんて楽勝です。みんな自信が無いだけで、ちょっと考え方を変えれば必ずノンスモーカーになれます。というか、私が皆さんをそうしてみせます。
今朝、他の人はどんな内容を書いてるのかなーと思い、禁煙関連のサイトをいくつか見て回りました。アフィ臭のする記事がたくさんある中で、「そうそう!これぞ禁煙できる人の考え方!」と思ったブログを発見しました。こちらです。
と題した記事ですが、タバコを本当に辞めたいと考えている人は必見です。私がこの数日間、うまく言葉に出来なかった禁煙の秘訣を、重要なところだけしっかりまとめてくれています。
筆者であるokutani氏と、私みやび氏との違いは、禁煙に失敗しているか否か、という点です。
どちらが良いという訳ではなく、失敗しているからこそ話しにリアリティがあり、どんな落とし穴が潜んでいるかを身をもって実感されているのだと思います。
禁煙を志している方はぜひ一読すると良いでしょう。
上述した記事内で筆者は、
禁煙するのではなくノンスモーカーになる
という表現を使っています。
【タバコ辞めて20日目】余裕だという気持ちが命取りになる、の記事の補足になりますが、
禁煙と言う言葉は、継続的な我慢としての意識がある一方で、ノンスモーカーになるという言葉は、継続的な努力ではなく、その状態を表しています。
また、私が頻繁に使っている「タバコを辞める」という言葉については、喫煙と非喫煙の境界を表しています。
つまり、喫煙者がノンスモーカーになるためには、タバコを辞めるというきっかけを伴う必要があります。
同じことをしているように見えますが、本人の感覚と意識は全く違いますし、必然的にストレスやプレッシャーがまるで異なります。
禁煙という単語を医療関係者やブロガーが使いたがるのは大人の事情(笑)があるからであって、その言葉の価値は極めて低いものに成り下がっています。
禁煙=失敗する可能性が高い、永続的に頑張らなくてはいけない、失敗したらダサいから始めるのが怖い、などネガティブなイメージが強いですよね。
このイメージが世間に浸透しているから、喫煙者本人も、禁煙に対して精神的に弱気になってしまうのです。
当たり前のように「辞める」という日本語を使っていますが、厳密には「止める」が正しいのです。
ただ、「止める」だとSTOPとしての意味合いが強く、「禁煙」と似たような感じでまたSTARTしそうなので、気分的に「辞める」を使っています。
自分がこっちのほうがしっくりくる、というそれだけの理由です。逆に言えば、タバコと縁を切りたいからこそ、そこまで意識を向けて自分に言い聞かせてるのかもしれません。
「禁煙したいなぁ…。」、「そろそろ禁煙しようと思ってる。」
などなど、喫煙者であればそんな会話を何度も耳にしたことがあるでしょう。ですがその言葉に続くのはきっと、「でも…」という否定の言葉でしょう。
でも、なんでしょう?
他にもたくさん言い訳はできると思います。
本当にタバコが好きで、誰にも迷惑をかけないのであれば(あるいは周りが同意してくれているのなら)、タバコを吸い続けたらいいと思います。
しかしそう伝えると、「でも、辞めたい気持ちはある…」と言うんです。
はい、以前の私です(笑)
昨日の、【タバコ辞めて22日目】喫煙者は自分に甘いところがある、という日記でも書きましたが、頭では理解しているけど禁煙できる自信がない人がほとんどです。統計上は喫煙者の9割以上が禁煙したいと思っているのです。
でもなぜ、彼らが言い訳をしてしまうのかというと、辞める理由がわからないからです。
もう少し言うと、タバコを辞めるに値する理由が見つからない、もしくは理由はあるが納得しきれていない、ということです。
冒頭で紹介した記事にもありましたが、タバコを辞める最大のポイントは、
喫煙していることから目を背けず、嫌になるほどタバコと向き合い、考えつくすこと
だと思います。
毎日誰かと禁煙について話をしたり、禁煙の日記を読んだりしていると、その時は納得できないことでも「タバコの無意味さ」が次第に潜在意識に刷り込まれていきます。
この連載禁煙日記でもいいです。つたない文章ではありますが、タバコを辞めるための考え方を毎日くどくど書き続けていますので、定期的に眺めているだけでタバコが無意味であることが確信に変わっていくはずです。
タバコについて考えれば考えるほど、話せば話すほど、読めば読むほど、どれだけ無意味かが理解できるようになります。
そして吸っている意味がわからなくなってきたとき、辞める理由を見つけるという努力をしなくて済むようになります。
なぜなら吸う理由が無いからです。
それでもなお、「でも…」となってしまうのであれば、その言い訳がタバコでしか解決できないことなのか、タバコでしか埋め合わせできないものなのか、ということを考えてみてください。
何かを目的にタバコをスパっと辞める人もいれば、上記のように徐々に自然消滅するタイプもいます。
自分に合った禁煙方法を考えつくすことも、上述したポイント「喫煙していることから目を背けず、嫌になるほどタバコと向き合い、考えつくすこと」の実践にもなります。
喫煙者がタバコを吸わなくなるためには、2つの壁が存在することはこれまで何度も言及してきました。
短期的な壁が「ニコチン依存」、中長期的な壁が「喫煙習慣」です。
まずニコチン依存に関してですが、これはもはや病気です。これはアルコール依存や麻薬中毒と同じで、脳そのものが欲している状態です。
でもこのニコチン依存、人によるかもしれませんが、皆さんが思っているほどきつくありません。大変だという思い込みがあるせいで、余計な負担を感じているというのも事実です。
ニコチン依存に関する仕組みについてはたくさん記事があるのでここでは割愛します。
ニコチンは3日間で体内からいなくなるので、非喫煙者の皆さんはこの期間だけはリハビリだと思って必死に応援してあげてください。重い腰を上げて未知のチャレンジをするわけですから、応援者は多いにこしたことはありません。
禁煙チャレンジ中の人にタバコを差し出すような行為は、足を骨折してリハビリ中の人の松葉杖を蹴飛ばすのに等しい愚行ですのでやめましょう。
これも何度も日記で書いてきましたが、ニコチンが抜けて脳が正常に戻りさえすれば、あとは習慣を変えていくだけです。
ここで初めて現れるのが「心の弱さ」です。自分にどれだけ甘いかが露呈する期間です。
喫煙者は、これまでのあらゆる経験がタバコと紐づいています。目覚めの一服、食後の一服、暇つぶしなど人それぞれ習慣的な喫煙があるでしょう。それをひとつずつ、ほどいていきます。
朝起きて支度をして、外に出る。習慣的にタバコに火をつけると思いますが、それ、必要なくないですか?いるかいらないかでいったら、いらないはずです。
もし、「でも…」と言い訳が思いつきそうになったら、もう一度この記事を頭から読み直してください(笑)
それを何日か続けていると、朝に一服しない習慣が根づいてきます。やってみるとわかりますが、驚くほどすぐに慣れます。慣れるというか、タバコのことを忘れています。
はい、簡単ですね。次は食後の一服も辞めちゃいましょう。いるかいらないかでいったら、いらないはずです。
それは無理?そんなことはありません、無理だと思ってるだけで全然可能です。ただの習慣なので、タバコじゃなくてもいいはずです。ガムにしちゃいましょう。
こんな感じで、タバコとリンクしている物事をひとつずつ吸わない習慣に置き換えていきます。
矛盾しているようですが、タバコのことを考え続けていると、そのうちタバコのことを忘れます。これを実践しているときも、常にタバコについて考え続けていてください。
目を逸らしてはいけません。考えれば考えるほど、追い詰められていく感覚に陥ります。
それもそのはず。
タバコを吸う意味なんて何ひとつないんだから。
← みんな知恵が集まっています。
いろんな人の禁煙日記を読み、禁煙開始に向けて準備することが最も近道です。
※1本平均5分、1箱420円、1本で寿命-12分(男性)