みやびです。昨日の日記では喫煙者がタバコに対してどのような考えを持っているかについてお話ししましたが、今日はその中で出てきたニコチン依存と行動・環境依存についてもう少し深掘りして解説していきます。整理して考えることで、自分がどこで躓きそうなのかも把握することができます。
喫煙者がそう簡単にタバコを辞められない原因については、この禁煙日記で何度も解説してきました。
今回はその中でも中心的な原因を持つ、タバコへの依存について、喫煙者自身がどのような考えを持っているかについて簡単に解説していきます。
自分がニコチン依存だということ認められる喫煙者はあまりおらず、辞めようと思えばいつでも辞められると強がってみたり、嗜好品として好きですっているんだと主張することが多いです。
ただ、自分でそれを認めたくないだけで、実際には喫煙者のほぼ100%がニコチン依存であり、ニコチン摂取が滞ることによって集中力の欠如やイラつきが現れることがよくあります。
最近ではニコチン漸減を基本とした治療法が中心となり、ニコチンパッチやガム、医療用医薬品に至るまで、幅広い選択肢が出てきました。
こうした背景もあり、自分がニコチンに依存しているのは自分の意思が弱いのではなく、あくまでもニコチンという有害物質による影響なのだという考えが先行してきているため、喫煙者は自身のニコチン依存状態に対して素直になれるような時代になってきました。
ここに気づけている喫煙者はこれからも増えていくと思いますし、卒煙に向けたステップを歩み始める人が着実に増加するでしょう。
普段意識することはあまり無いかと思いますが、自分が喫煙する場所やタイミングを思い出してみれば、この行動・環境依存に陥っていることは明白かと思います。
喫煙者自身もこれには納得していますが、これが禁煙を難しくする要因であるということにはそこまで危機感を持っていません。
こちらはニコチン依存よりも自分で認めることが容易な一方で、これを克服することがとても難しく、多くの禁煙志願者を振り落とす過酷なステップなのです。
1日20本吸うのであれば、これまでやっていた当たり前の行動を1日20回近く制限しなければならず、ダイエットなどの1日2~3回の我慢以上に苦しむ頻度が多いのです。
一度形成してしまった行動・環境依存はそう簡単には引き剥がすことはできないのですが、何度も日記に書いてきたように、禁煙開始前の事前準備が非常に大切になってきます。
私がこれまで書き溜めてきた禁煙に対する考え方は、禁煙後のストレスを最小限に抑え、その後の禁煙失敗を引き起こさないようにするための事前マインドセットです。
今日挙げたニコチン依存や行動・環境依存についても、禁煙前にタバコを吸いながら流し読みするだけでも、自分の中で凝り固まったタバコに対する考え方と矛盾をほどくことができるはずです。
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いろんな人の禁煙日記を読み、禁煙開始に向けて準備することが最も近道です。
※1本平均5分、1箱420円、1本で寿命-12分(男性)