みやびです。昨日は禁煙により鼻の機能が回復して匂いに敏感になり、それが元となってご飯が美味しく感じ、ついでに鼻毛が伸びなくなる、というお話をしました。今日は、先月の時点で感じなかった変化である「禁煙による免疫力の向上」について、様々な角度から考察していきます。
▼タバコを辞めてから1カ月で実感する変化とは?【シリーズ完結】
▼タバコを辞めてから2カ月で実感する変化とは?【シリーズ完結】
自分で気づくほど体調が変わるというのは、病院などで治療をしたりしない限り、あまり経験しないことではないでしょうか?
禁煙前と後の健康状態を比較しながら、タバコと免疫との関連性を探っていきます。
これまでのタバコ生活においては、特に季節の変わり目や疲労が蓄積したときに体調を崩しやすかった気がします。特に疲れている時などは顕著で、私の場合、不具合はだいたい胃腸に現れます。
ただお腹が痛くなるという訳ではなくて、胃がムカムカすることによる吐き気と、お腹が緩くなってゴロゴロいう感じです。
この症状が出てくると、その日の夜から明け方にかけてよく高熱が出ていました。次の日は39度くらいまでガツンと出て、そのあと少し落ち着いてボーっとする午後を迎えます。
不思議なことに、また寝て次の日を迎えると一発で治ります。
疲れによる影響なのか、免疫力が低下して弱い菌にやられてしまうのかは定かではありませんが、胃腸風邪っぽい症状になるので、たぶんそうなんだと思います。
タバコを辞めてからというものは、胃腸に影響が出たり高熱が出たりすることは全くなくなりました。
以前よりも仕事内容が分散されて、苦手なマルチタスクになりストレスが増えているはずなのですが、だからといって体調を崩すことはありません。
また、周りが風邪を引くような季節には必ず一緒に風邪を引いていたのですが、今年の秋前後は風邪を引く気配は全くありません。
喫煙により免疫機能が低下するのは科学的にも証明されています。
分かりやすい部分で言うと、まずニコチンによる血管収縮がそのきっかけになります。加えて、一酸化炭素による影響も生じます。
血管の収縮や一酸化炭素過多は、細胞や組織への栄養や酸素供給の低下を意味していますから、血液内を循環している免疫細胞などの運動性も低下し、免疫力の低下が生じます。
また、免疫力を高める働きを持つビタミンCも破壊される上に、免疫を促進するリンパ球の減少なども生じることなどから、喫煙が免疫力を低下させることは明白なのです。
「タバコを辞めたから免疫力が上がって体調を崩さなくなりました」、という結論だと、いろいろと突っ込みどころ満載なので、もう少し他の側面も見ておきます。
喫煙中は大量の有害物質が定期的に口腔内や喉の粘膜を刺激します。また、有害物質は唾液に解けることで胃にまで達することは周知の事実です。
当たり前ですが、禁煙することにより口腔内から胃や肺にかけての粘膜の荒れが回復するため、病原菌やウィルスの侵入を防ぐことができます。
最終的にはこれも免疫の話に繋がるのですが、粘膜からの物理的な異物の侵入をひとまず防ぐことができるので、結果として体調改善に寄与しますね。
最近では室内で喫煙できる場所が少なくなったため、喫煙する場合は何度もベランダに出たりする必要があります。
冷暖房を使わない季節ならまだ良いですが、真夏や真冬など、室内外の気温差があまりにも大きい場合には、それだけで体が悲鳴をあげてしまいます。
特に真冬は、ガタガタしながら外でタバコを吸う喫煙者が見頃のシーズンですよね。これにより体内の恒常性が不安定になり、結果として体調不良の引き金になります。
つまり禁煙をすることで、人によっては気温変化を何度も感じなくて済むため、体調変化が少なくなるというわけです。
喫煙により免疫力が低下する、という話を様々な面から見ていきましたが、どのルートを通っても最終的には免疫機能に悪影響を及ぼしているということがお分かり頂けましたでしょうか?
私自身、身をもってその変化を実感しています。決定的な正解はありませんが、禁煙により様々な要素が絡み合い、結果として体の恒常性維持に良い影響を与えているのだと思います。
病は気から、という言葉もありますが、この自信が更なる免疫力の向上に寄与するかもしれませんね。
なんか綺麗にまとめすぎて自分で気持ち悪い日記ですが、明日も続きます。
ちなみに明日は大切な日なので、日記はちょろっとで済ます予定です。
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いろんな人の禁煙日記を読み、禁煙開始に向けて準備することが最も近道です。
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