みやびです。昨日は白目の濁りが解消されたお話をしましたが、今日は禁煙によって頭痛が解消されたお話をします。タバコを吸って体内にニコチンが取り込まれると、体の様々な場所ですぐに応答が起こりますよね。心拍数が一時的に上がったり腸が動き出したりしますが、頭痛が生じるのもそんな応答の1つです。
▼タバコを辞めてから1カ月で実感する変化とは?【シリーズ完結】
▼タバコを辞めてから2カ月で実感する変化とは?【シリーズ完結】
この症状はもちろん人によって違うとは思います。お腹がぎゅるぎゅる動き出してトイレに行きたくなったり、心拍数が上がって顔が火照ったり、頭がボーっとした感覚になったりなど、タバコを吸うことによる体の何らかの変化は誰しもが感じていることでしょう。
私の場合、まだ喫煙者だったころ、目や頭が疲れているときにタバコを吸うと、頭が心拍に合わせてズキンズキンと痛むことがよくありました。
その症状はタバコの火を消して数分で収まるのですが、その一時的な痛みよりも喫煙欲求が上回っているため、我慢しながら吸っていました。
タバコを吸うことで体の様々な場所で変化が生じるのは、ニコチンが血管に対して影響を及ぼすためと言われています。
このニコチンの血管への影響ですが、これまでの多くの研究では、ニコチンにより血管は収縮すると言われてきました。血管収縮により血流は少なくなります。
一方で、解明されている頭痛のメカニズムとしては血管拡張が知られています。血流が多くなることで、周りの神経を圧迫することで頭痛が起きるということです。
この2つを比べると、タバコを吸うと脳への血流が減少して、逆に頭痛が解消されるような気がしますよね。私もここまで調べて、どういうことなんだろう?と悩みました。
さらに調べていくと、ニコチンの血管に対する作用が、場所によって異なるということが分かってきました。
実はニコチンは、脳の血管に作用すると、周囲の神経細胞と一酸化窒素遊離を経由して、最終的に血管拡張を引き起こすことが動物実験で明らかになっていたのです。
つまり喫煙により血流にニコチンが流れ込むと、脳の血管は拡張し、周囲の神経を圧迫することで人によっては頭痛を引き起こす、というメカニズムのようです。
当然、禁煙をすることによりニコチン摂による血管作用が起こらないため、一時的な頭痛も生じなくなったわけです。ちゃんちゃん。
余談ですが、最近は用事があって表参道周辺のオシャレな街に出向くことが多いのですが、並木通りに点在している小汚い喫煙所を通りかかったとき、タバコを吸う人が以前よりも減っていることに気づきました。
また、吸っている人の電子タバコ率もかなり上がっていて、こうやって少しずつ変化していくんだなぁとしみじみ思いました。完。
▼タバコを辞めてから1カ月で実感する変化とは?【シリーズ完結】
▼タバコを辞めてから2カ月で実感する変化とは?【シリーズ完結】
← みんな知恵が集まっています。
いろんな人の禁煙日記を読み、禁煙開始に向けて準備することが最も近道です。
※1本平均5分、1箱420円、1本で寿命-12分(男性)