みやびです。昨日の日記では私が勘違いしていたタバコのメリットをいくつか挙げましたが、その中でも多くの喫煙者が実感(錯覚)している「タバコによるイライラやストレスの解消」について、その感覚が幻想である理由を解説していきます。
昨日の日記では、勘違いポイントの例として
の3点を挙げました。繰り返しにはなりますが、これらはニコチンによって歪められた異常な思考であり、これらはタバコによってもたらされている必要不可欠なものであると喫煙者は勘違いしてしまいます。
上述した項目がメリットとは言えない理由について、まずは細かく見ていきます。
喫煙者であれば誰もが実感したことのある現象かと思います。タバコを吸うことで気持ちの整理ができたり、嫌な気持ちがスーっと抜けていく感覚です。
実はこれも幻想でしかありません。タバコを吸うことによってイライラが解消されるというのは、厳密にいえば、喫煙欲求に伴うイライラ(吸いたいのに時間が無いなど)を喫煙することで相殺しているだけなのです。
この感覚を、「何か嫌なことがあってもタバコを吸うと落ち着く」と錯覚してしまっているだけなのです。
例えば、誰かに嫌がらせをされたり、ムカつくことを言われたときのことを想像してください。
心拍数が上がった状態で「くそーイライラするわー」と思いながらタバコに火をつけ、吸い終わった頃に「まぁ、あいつも余裕がなかったんだろうな」という具合に、ほんの数分で冷静になってスッキリすることができますか?
おそらくできないはずですし、タバコを吸いながら思い返してまたイライラするでしょう。
一方で、タバコを吸いたいけど吸えない状況でイライラした場合について考えてみてください。その後の休憩時間でのんびり一服できた場合はどうでしょうか?
この場合は、直前までのイライラが嘘のようにスッキリと解消されるはずです。
タバコを吸うと気持ちが落ち着くというのは、あくまでもニコチン切れによるイライラやストレスのみがタバコによって解消されているのであって、喫煙者の多くはこれを「あらゆるストレスを解消できる万能薬」だと勘違いしているのです。
皆さんがタバコを吸う前、つまり非喫煙者だった頃にもイライラしたことはあったでしょうし、様々なストレスを感じていたことでしょう。でもその時にタバコという手段を用いなくとも、その状況を乗り越えることはできたはずです。そうでなければ世の中の非喫煙者はストレスで精神崩壊してしまいます。
タバコを携帯しているということは、ストレスの爆弾を携帯しているのと同じことです。そして、タバコが解決してくれるのはタバコによるストレスだけです。
吸えないからイライラして、吸えたから落ち着く。これを繰り返すためだけに月に13,000円を払う不毛な行為なので、この観点からも辞めてしまった方が得策でしょう。
明日も残りの項目について解説していきます。
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