みやびです。今日も昨日に引き続き、喫煙者が勘違いしているタバコのメリットについて解説していきます。今日のテーマは「タバコを吸うと行動にメリハリができる」という勘違いです。これは私自身も最近まで騙されていました…。
昨日ご紹介した、「タバコでストレスを解消できるという勘違い」については納得しやすいと思うのですが、この「タバコを吸うと行動にメリハリができる」という点については、多少受け入れがたい部分があるかもしれませんので、じっくり解説します。
喫煙者は様々な行動と喫煙が紐づいています。例えば、朝起きた後の目覚めの一服や、始業前の一服、食事をした後、帰り途中の近所のコンビニなど、習慣的に喫煙が生活の一部に組み込まれているはずです。それらを習慣による喫煙とひとくくりにする前に、もう少し深掘りしてみましょう。
喫煙は、
の3つに分けることができます。
例えば、長時間の会議後の一服。これは体内のニコチンが減少していることによるものですので、欲求先行型の喫煙に当たります。
一方で、始業前の一服についてはどうでしょうか。おそらく体内のニコチン量は十分足りているはずなのに、決まって朝礼や会議前になると吸いたい欲求が生まれてくるはずです。これらはニコチンによる欲求ではなく、習慣的な行動を維持しようとする習慣先行型の喫煙です。
最後に、起床後の一服についても見てみましょう。これは、体内のニコチンが不足していることに加え、朝起きたらタバコを吸うという習慣的要素もあるため、混合型の喫煙といえるでしょう。
これらのうち、行動にメリハリをつけるための喫煙、つまり、次の行動に対してパシっと気持ちを切り替えるための喫煙とはどれにあたるのでしょうか?
正解は、「習慣先行型の喫煙」と「混合型の喫煙」になります。
上記の2つに当てはまるタイプの喫煙により、行動にメリハリをつけられる人がいることは事実です。タバコがトリガーとなって次の行動に集中できた経験は私にもあります。
問題はこれをタバコのメリットだと思ってしまうことです。もっと言えば、タバコだからこそできる切り替え方法、タバコでしか実現できないメリハリ、などと無意識下で洗脳されてしまっているのです。
非喫煙者はタバコを吸いませんが、喫煙者と同様にメリハリをつけることはもちろん可能です。また、タバコによって切り替えができている人も、タバコ以外の物でも切り替えをするのは可能ですよね。シャワーを浴びたり短い昼寝をしてみたり、職場であればコーヒーを飲んだり、ストレッチをしたり、方法はいくらでもあるはずです。
これまでの日記で私が何度も言っていることは、「それ、本当にタバコじゃなきゃダメですか?」ということです。
特に習慣先行型の喫煙などに関しては、ニコチンによる喫煙衝動ではないため、容易に他のものに置き換えることができます。
上でも書いたように、始業前にタバコを吸うのではなく、熱いコーヒーを飲んだり、オリジナルのストレッチをするのでは、何か不都合があるのでしょうか?
もしそれを否定できないのであれば、こうした別の行動に置き換えてみることをおすすめします。最初はいつもの習慣が変わったことで気持ち悪さを感じますが、1週間ほどやってみると今度はそれが習慣になります。裏を返せば、タバコを吸わない習慣が定着していきます。
「タバコを吸うと行動にメリハリができる」という勘違いについて話してきましたが、ここまで読めば以下の文章の方がしっくりくるのではないでしょうか?
行動にメリハリをつける方法はタバコ以外にいくらでもある。
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