こんにちは。大河ドラマ「真田丸」にハマっている半田(@handa_plan)です。
先日、豊臣秀吉が薨じた回の真田丸紀行(真田丸ゆかりの地を紹介するコーナー)で、秀吉公のお墓がある阿弥陀ヶ峰が紹介されていたので実際に行ってみたけれど、あまりにも過酷だったというお話です。
豊国廟とは、天下統一を果たした豊臣秀吉が眠るお墓です。
慶長3年(1598年)の8月18日に亡くなった豊臣秀吉の命によって、遺体は阿弥陀ヶ峰に葬られ、その頂上には祠廟が建てられました。
その後、豊臣氏が滅亡するとともに、この祠廟は壊されてしまいましたが、明治30年、豊臣秀吉の三百年忌に再度廟宇が、頂上には石塔が再建されました。
真田丸紀行では、主に新日吉神宮が紹介されていたのですが、やはり秀吉公が眠る場所を訪れたいと思い阿弥陀ヶ峰に向かいます。
場所は京都駅からもさほど遠くありません。タクシーに乗って10分程度、料金も1,000円程度です。タクシーの運転手さんに「豊国廟に行きたい」と言ったらすぐに分かってくれました。
タクシーで到着したところは京都女子学園・大学がある場所です。この日は夏休みということもあってか学生さんたちはあまり見かけませんでした。
僕がタクシーを降りたのはココ。本当は駐車場の奥の方まで行けるのですが、あえてここで降ろしてもらって歩いて行くことに。
駐車場を抜けるとこんな感じの階段があります。階段を上がったところには鳥居があります。
鳥居を抜けると石畳があります。奥には豊国廟の入り口が見えてきます。
豊国廟の入り口へ近づくと左手には授与所があり、中の人から「秀吉公のところまで行かれますか?」と声をかけられます。
阿弥陀ヶ峰頂上に行くことを告げると登拝料の支払いをしてくださいと言われるので100円をお支払い。頂上まで行くと往復で30分から40分かかることを告げられ「え?」
入り口を抜けると奥には階段が見えます。そしてその階段へ近づくと往復30分から40分の意味が分かります。
もはや終着点が見えないほどに続く階段。僕山の日に富士山登ったばっかりなんですけど。。
秀吉公に会うためにはこの階段を登らなければならない。ならば登るしかありません。ちなみにこの日は気温36度。ここに来るまでにすでに汗だくです。
登れど登れど終わらない階段。延々と続くかのような錯覚を覚えます。この時点でこの日着ていたTシャツが使い物にならなくなる覚悟をしました。
そしてなんとか登りきったところで広がった光景がコレ
おい、あの先に見えるものは何だ。
階段があるじゃねーかwww
僕はこの時点でもう汗だくとかいうレベル通り越してます。幸いにして僕以外に誰もいません。というわけでTシャツ脱ぎました。そして階段の麓へ足を運ぶと。。
なげぇwww
やるしかありません。登るしかありません。秀吉公のお墓であるにも関わらずこんなにも人が少ない理由がなんとなく分かります。
そしてついに頂上に到着。
京都に来た最大の理由であるこの場所に来れたという感慨深さはあります。ここに秀吉公が眠っているのかと思うと自然と手を合わせて思いを馳せ、勝負事にご利益があると言われるこの場所でこれからの自分の勝利を信じる力をもらった気がしました。
しかし。。
暑すぎる!!!
秀吉さん、あんたSだよ。。
先日の富士山とVAMPSのライブで完全に疲労しきった僕の足はこの階段を下る最中震えてました。
豊国廟へ行くならばひとつ注意しておかなければならないことがあります。それは、真夏はヤバいってことです。
木々に囲まれて涼しげあることは間違いないのですが、あまりにも暑すぎます。ただでさえ真夏の京都は暑いのに、そんな環境でこの階段はヤバすぎます。
なにやら体育会系の学生がトレーニングで使うこともあるそうな。そんな階段です。真夏に行く方で汗っかきの方はTシャツなりタオルなりを用意していきましょう。
豊国廟の魅力と言えば、落ち着いた雰囲気をあげる方は多くいらっしゃるかもしれません。豪華絢爛さが全くと言って良いほどない空気に逆に惹きこまれます。
しかし、僕が実際に行ってみて感じた魅力は、人が少ないことです。
京都と言えば、日本でも有数の観光スポットであり、僕が訪れた時期は特に海外はもちろん休みの関係で国内からの観光客も数多く訪れます。
金閣寺やら清水寺やら行けば人の嵐です。寺を見に来たのか人を見に来たのか分かったもんじゃありません。
しかしこの豊国廟は違います。僕が行った時は、3組のグループとしかすれ違いませんでした。こんな場所が京都にあることに驚きました。
おかげで木々に囲まれた中で自分自身を見つめ、心を癒すことができました。ゆったりと過ごしたいという方にはオススメです。ただし夏は暑いので落ち着かないかも。