ミュージシャンやアイドル、歴史上の偉人の画像に、まったく関係のない企業やブランドのロゴを組み合わせると、とんでもない化学反応が起きるって知ってましたか?
しかし、ただ闇雲に組み合わせれば良い訳ではなく、そこには作品として成立させるための繊細なスキルが必要なのです。
それをやってのけたのがBustaSkill氏。どんな人なのか素性は全く知りませんが、ツイッターやSNS上での活動が、一定数の人たちから評価を得てじわじわ人気が高まっている様子。今回はそんなBustaSkill氏と、作品について迫ってみましょう。
多少ネットで調べてみましたが全くわかりません。BustaSkillってのが団体名なのか人名なのかもわかりません(今回の記事では人名として扱います。)問い合わせてみようかとも思いましたが、まあその辺は「作品の面白さ」に関係ないので不要かなと。
一応BustaSkill氏のオンラインショップやSNSアカウントなどのプロフィール欄には、以下の文言が書かれています。
『Tokyo/Japan/Creator/Difficult to walk straight.』
おそらく、日本に住んでいて、東京に住んでいて、クリエイターで、まっすぐ歩くことができない・・・酔っ払いってことでしょうか?良くわかりませんが、作品を見るとなんとなくわかります。
BustaSkill氏の作品の何が面白いかって、画像に使用されている人物の写真と、そこに設置されているブランドロゴや企業ロゴなどの関連性が全く存在しないチグハグな組み合わせなのに、どこか一致感があるというか、薄い線でギリギリ繋がっているようなバランス感覚がそこに存在するという点です。
すごく簡単で単純なことなのですが、これを成立させるには感度の高いセンスと知識が必要であり、違和感を感じさせないのに面白さを湧き立たせる、ギャップづくりの旨さを要求される作業だと思います。
この面白さは、洗練されたミックステープを聞いたときに感じる面白さに良く似ていると思います。
みんなが良く知っているアーティストなどの写真と、みんなが良く知っている企業やブランドのロゴが組み合わされるだけで、ここまで別物ができてしまうのかという感動がそこに存在します。一言で言うと「センスが良い」のです。
まあ、あまり多くを語るのは野暮だと思いますので、色々見てみたい方はBustaSkill氏のインスタグラムをフォローしていただくとして、ここからは僕がBustaSkill氏のBootlegPropagandaシリーズから個人的に気に入った作品をいくつか掲載したいと思います。
ちなみにBustaSkill氏はオンラインショップも運営しています。
>>https://bustaskill.theshop.jp/
ブランドロゴを組み合わせたデザインや、有名なロゴマークがバッグったかのようなアレンジなど、BustaSkill氏のセンスが光ってます。
NIKEとadidasuを組み合わせてNIKidas
GUCCIとCHANELを組み合わせてGUCHA
Supremeのバグ?
ROLEXのバグ?
THRASHERのバグ?
Bootleg(海賊版)の名前の通りですね。