僕は何を隠そう水族館が大好き!基本的に旅行は、行った事のない面白そうな水族館がメインの目的であり、観光とかはその付属品に過ぎないという考えで行動します。
妹が九州で結婚式を挙げた時も、次の日には水族館に行きました。面白そうな水族館の近くで結婚式してくれる人大好き!そんな僕ですが、最近思ったんです。
「水族館のロゴマークって素敵だな・・・」って。
メインの展示物になっている種類の魚のシルエットだとか、街や建物の印象的な部分がディテールに組み込まれてて、うん!やっぱり素敵な物が多い気がする!
葛西臨海水族園のこのロゴマーク。なんの魚だろう。ヒレの形とかに違和感はあるのですが、おそらくメインで展示されているマグロをイメージしたロゴなのでしょうか?どことなく、”平仮名”のような優しさがあって、シンプルで素敵ですね。
ここで、ふと思いました。そう言えば、過去に行った水族館たちの中にも、特にロゴデザインに優れた(というより個人的に好きな)水族館があった気がする・・・。
僕は大抵の場合、言った水族館のオリジナルタオルやオリジナル手ぬぐいなどを購入して帰ってくるのですが、ロゴマークの出来が良い水族館の場合「なんでロゴTシャツを作らないんだろう・・・絶対買うのに!!」って思うんです。
例えば、個人的にそう思った水族館がコチラ。
ロゴマーク自体の素敵さもさることながら、下のフォントも素敵なすみだ水族館。
葛西臨海水族園のように、明確な生き物をモチーフにしたデザインです。このパズルのようなロゴマークですが、実は館内には魚以外にもカメやペンギンなどの生き物も同じようなデザインで表現されています。
1989年の開館以来初となる全館リニューアルを行い2017年にロゴマークを一新したマリンワールド海の中道。
マリンワールドの象徴とも言える建物の外観をモチーフにし、マリンワールドの”M”を表現したシンプルなデザイン。繊細さを感じる細い一本線と、都会的なロゴタイプが組み合わさり、大人な雰囲気が漂っておりとっても素敵です。
おっと間違えました。アースミュージック&エコロジーは女子のナチュラルな可愛さを惹きだしてくれるカジュアルレディースブランドでしたね。
これとよく似たデザインなのが池袋のサンシャイン水族館です。
2011年にリニューアルされたこのロゴマークのような、複数のアイコンを使用して特定の形を表現するという技法は、ロゴデザイン業界では一般的な技法です。
地球という惑星、そしてそこに住むイキモノの多様性が表現されており、サンシャイン水族館の顔とも言えるアザラシが鎮座しており、非常にうまくサンシャイン水族館が表されていると思います。
ちょっと振り返ってみても、水族館はこんなにも素敵なロゴマークがたくさん見つかるわけですから、この場を借りて全国の水族館および、水族館の広報担当もしくは売店の戦略参謀殿にお伝えしたい。
水族館のロゴTを作ってください。
マグロの展示が有名だからってマグロのTシャツとか、シーラカンスが有名だからってシーラカンスとか、そういうTシャツはネタに良いですが実際問題着れないんですよ。僕は魚も好きですけど、魚以上に水族館が好きなんです。
毎日水族館と一緒に過ごしたいんです僕は!だから!何卒何卒!
というわけで、個人的に「 ロゴTシャツを作って欲しい」と思う水族館を探してみました。僕が探しきれてない素敵なロゴマークをお持ちの水族館や、実はもうロゴTシャツがあるんですよ!みたいな情報をお持ちの方がいましたら、ぜひ教えてください。
超絶シンプルに、圧倒的スケールのジンベイザメの大水槽を連想させる優れたロゴデザイン。悠々と泳ぐジンベイザメがありありとイメージできます。
「水と共につながるいのち」を抽象的にデザイン。中央には大人と手を繋いだ子供を連想させるようなモチーフが使用され、驚きや楽しさを表現しているのだと思います。美しいと思います。
イルカが目玉の青森県営浅虫水族館。ロゴマークもシンプルにイルカをモチーフとし、波を立てて泳ぐ姿がデザインされています。浅虫水族館のフォントとの相性もよく美しいデザインだと思います。
我らが名古屋港水族館(筆者は名古屋生まれ)。名古屋の”n”をモチーフに、アンビグラムのフィギュアグラウンド手法を使ってnの中に魚のシルエットを落とし込んでいます。僕の大好物です。
水族館ファンから「ゆるさ全国一位」と言われる竹島水族館は、ロゴマークもキュートでゆる系なデザインです。管内の展示物の面白さ(ユーモア)にも定評がある水族館ですが、デザインも可愛さに特化しており魅力的です。
個人的に、とても優秀なロゴマークだと思う加茂水族館のクラゲロゴ。山形水族館の頃から使われていたクラゲマークを微調整したデザインですが本当に美しい。2014年から新シンボルが使われていますが、そちらはイラストっぽくて個人的にはイマイチです。
広島にあるマリホ水族館といえば、入り口にある大きなクジラの模型。このロゴマークは、そんなクジラをイメージしたものでしょうか?非常に洗練されたロゴデザインだと思います。
波のような曲線と、オレンジ色の丸。これは、なんでしょう?広島といえば、天然記念物で絶滅危惧1類の淡水魚(イワナの一種)であるゴギの卵とかかな?と思いますが、これは考えぎでしょね。
1つの模様に複数の意味を持たせる非常に高度なロゴマーク。「人」という文字と「水の流れ」をモチーフに、仙台の「仙」を象形文字のように崩してあります。山と川の連動性も感じられますね。ロゴマークとロゴタイプの相性もよく、色使いも素敵です。
シンプルにかっこいいですね。しかし、そんなエイ推しな水族館でしたっけ?マンタとかも居なかった気がしますが(居たらごめんなさい)。まあでも、とってもスタイリッシュです!
クジラで有名な下関。となるとロゴマークの主役はクジラの尾びれ。それをシンプルにデザインしただけと侮るなかれ、実は海響館の「響」の文字に「sea」というアルファベットが隠れています。大変優秀なロゴタイプですね。
宮島といえば「もみじまんじゅう」ってなわけで、可愛いスナメリがもみじの髪飾り(髪なんてないけど)をつけています。どこかハワイアンな印象を受けるデザインで、色使いともに非常に美しいと思います。
何もいない水槽「沈黙の海」を展示するアーティスティックな感性で人気の水族館。おそらく、2匹のジンベエザメと桜島の溶岩をイメージしたロゴのデザインだと思います。シンプルですが、連動性のある美しい配置と曲線が綺麗で素敵です。
最近流行りの「洗練されたデザイン」とは違う、レトロな質感で僕の心を鷲掴みにしているのが須磨海浜水族園のロゴーマーク。後ろのピラミッドのようなものは・・・淡路島?※建物を正面から見たシルエットでした
謎感がたまらないのとじま水族館のロゴマーク。魚であることは容易に理解できますが、これはマンボウでしょうか?のとじま水族館には確かマンボウが居たと思いますが・・・ああ!説明してほしい!!でも好きっ!!
長崎は佐世保の水族館である海キララ。海の中の海藻や泡(クラゲ?)を連想させるデザインの中に赤い玉が1つ。階層に包まれて健やかに育つ卵かもしれませんし、九十九島の名産アコヤ貝の真珠かもしれません。
連想性の高さとシンプルさが素晴らしいデザインです。
「俺のデザインセンスいいでしょ?」みたいな色気を一切感じられない直球勝負のロゴマーク。このロゴマークでイルカが居なかったら訴えられるくらいストレートなデザインがレトロで素敵です。
生きた化石のシーラカンスと、化石のアンモナイト(本当はオウムガイだと思う)。そしてロゴタイプには、ホウボウでしょうか?「水」を魚のイラストで表現して居ます。深海魚好きの聖地とも言える水族館。ロゴのデザイン自体は洗練されているといえませんが、ロゴに価値を持たせるのは使用者ですから、素晴らしいと思います。
水族館かと言われるとなんともいえませんが、水族館といって過言ではないでしょう。「n」の文字に水の動きをミックスしたこのロゴマーク。建物のようにも見えますし、像のようにも見えます。動物園や美術館も併設ですから、像なのかもしれません。
かなりイラストよりのロゴマークですが、躍動感たっぷりのサケを前面に押し出した潔いデザインがグッときます。昭和感の漂うレトロなデザインですが、線の引き方は今風で、その辺のミックス具合も心を掴まれます。
子供向けのおもちゃを連想させるポップさにステータスを全振りしたデザイン「GAO」の文字を魚に見立て、バランスの良さとか洗練具合とかを排除した「ゴチャ感」が最高です。
最後にもう一度だけ、大切なことなので赤太文字で言いたいと思います。
全国の水族館さん。
お願いですからロゴTシャツを作ってください!
※ナリモン水族館のロゴマークを掲載しておりましたが、諸事情により削除させていただきました。アニメの二次創作として作られたこのロゴマークは、海流や、ギンガメアジやバラクーダの群れが作る渦を連想させる、非常に「水族館らしさ」を持ったロゴマークであり素晴らしいと思います。気になる方は、リンクより作者様のサイトで掲載されている画像が確認できますので、ぜひ確認してみてください。