皆さんは自分が卒業文集で何を書いたか覚えていますか?
楽しかった事、印象に残った事、学んだ事、いろんな思い出を綴る事ができる、いわゆる記念品のようなもの。
先日、私用で地元鹿児島に帰省し、実家で何気なくアルバムを開いたのですが、この頃から今のアキラと変わってないなと感じる事ができました。
という事で今回は、アキラが小学六年の時に書いた卒業文集を恥ずかしいけど特別にご紹介します。
「行ってきます。」
と大きな声で僕は家を出た。
僕の心はうきうきしていた。バスに乗って僕は、先のことばかり考えていた。
寝るとき、ご飯の時、こどもの国の時。
何もかもが楽しみで心臓が破れつしそうで、早くその時間が来て欲しいというような感じだった。
バスの中でもしりとりをしたり、歌を歌ったり、とてもいそがしくて笑いが絶えなかった。
そうしているうちに宮崎神宮、宮崎総合博物館に着いた。
みたこともないものがいっぱいあった。僕のあこがれていた恐竜ティラノサウルスの骨もあって気絶しそうだった。
「パシャ」
そのティラノサウルスを一枚。マンモスもとった。
もうこのような骨格を見ることは、二度とないだろうと思ったからだ。
次は平和台公園に行き、長い階段を登り始めた。とてもいい光景だった。
楽しいご飯の時間も終わってこどもの国へ。
ジェットコースターで思いっきりさけんだ。
疲れたけどいい思い出になった。長いはずの時間が短く感じた。
青島神宮に行くと強い波がすごいしぶきを上げていた。鬼の洗たく岩も初めて見たので、すごいと思った。
そして、僕の憧れの読売ジャイアンツの絵馬が書いてあった。
僕は、写真をいっぱいとった。
清原選手はとてもいい人だと思った。
「世界平和。」
まが玉も形良くできていてとても満足できる一個になった。
つるんつるんしていて、自分の宝物になった。
失敗することなく作れたのがとてもうれしかった。
六年で一番の楽しみが終わった。
他の生徒達が、「僕の6年間は〜」とか「一番楽しかった思い出は〜」という風に書き出しているのに対して、僕の書き出しを見て下さいよ。
「行ってきます」
ですよ。
小学生からしたら上等テクニックです・・・今ブログを書いている僕は天職なのかもしれません。
そして、読んでいる皆さんにその時僕が見ていた音や情景が伝わるような文章。
「強い波がすごいしぶきをあげていた」・「パシャ」などカメラの音を書くことでもれなく読者を没頭させます。
さらに、数多く在籍していた巨人の中から、現在「平和じゃないこと」で話題になったあの選手を取り上げてくるセンス。
15年越しのボケをかます笑いへの貪欲さには目を見張るものがあります。
ただそれと同時に僕は良いような悪いような事実に気づいてしまいました。
恐竜とジャイアンツ好きが今と変わっていない。
言いかえれば、この頃から趣味が何も変わってないんですよね(笑)
これからの人生はもっといろんなことに興味持って生きていこうと思いました。
皆さんも久しぶりに昔の卒業アルバムを引っ張り出してみてはどうですか?
面白い発見があるかもしれませんよ。