先日、150kmの距離を野宿しながら8泊9日かけて歩くという徒歩の旅を、ツイキャスで外配信しながら歩ききりました。
ツイキャスもニコ生も比較的初心者の僕が、今回の配信旅で気が付いた「徒歩の旅を外配信するなら覚えておいた方がいいぞ!」というポイントについて、主に持っていった装備や、必要を感じた道具などの角度から紹介しましょう。
旅が始まってしまえば、荷物を減らすことも増やす事も困難となります。今後、長期間に渡って徒歩や自転車などで旅をする配信を、ツイキャスやニコ生で行う予定の配信者さんのお役に立てれば幸いです。
僕が外配信を行ったのは、千葉県の銚子市にある犬吠埼灯台から、弊社の事務所がある東京都の新宿まで、約110kmの道のりを3泊4日程度で歩くという旅です。
で、スタートしてみたら様々なトラブルが発生しました。
などなど。
これらの問題によって、旅の距離が110kmから150kmに変更せざる得なくなったり、3泊4日程度の予定だったのが結局8泊9日になってしまったりと、無事配信しながらゴールできたから良かったものの、とにかく大変な旅になってしまったのです。
そんな僕が、今回の旅で経験し、次回の徒歩旅配信をするときに役立てようと思った知識を、ここに記したいと思いますので、今後徒歩配信の予定がある配信者さんは、是非参考にしていただければと思います。
今回の徒歩旅に持っていった装備は以下の通り。
合計でおよそ12kg程度の重量です。
重量に関しては次回徒歩旅を行うなら、何としても10kg以下まで軽量化したいと思っています。
比較的、研ぎ澄まされた装備をチョイスできていたようで「持っていかなければ良かった」と思う装備はほとんどありませんでしたし、ほぼ全ての装備を1回以上使用しました。
ただ「もっとこうすれば良かった」という装備はあったので、その辺りを踏まえて、実際に持っていた装備の商品名や、次回徒歩旅を行うならどんな装備に変更するかという点を紹介します。
配信機材として持って行ったのは以下の装備です。
作戦としてはこんな感じ。
ポケットWi-FiをタイプCケーブルでモバイルバッテリーに繋いだ状態でリュックのフロントポケットに入れておく。
超広角レンズをつけた配信用のiPhoneを、自撮り棒に固定して、リュックサイドポケットに入れたモバイルバッテリーから1mのライトニングケーブルで繋ぎ、常時充電状態にする。イヤホンは延長ケーブルを使って接続。
移動中は自撮り棒だが、自撮り棒に取り付けられる別売りの三脚を用意しておいたので、野宿の時や休憩の時などは三脚モードで撮影する。
雨の日は、撮影用のスマホにジップロックを被せて、リュックにもレインカバーを被せて、イヤホンの延長部分は丸めて結束バンドで止めてレインウェアの内側で防御する、という感じです。
旅の途中で自撮り棒が壊れた以外は概ね問題ありませんでした。撮影機材に関しては、次回もおそらく同じセッティングで旅配信を行うと思います。
ただ、イヤホンはもっと違うものを選択すると思います。
今回の旅では、iPhoneの純正イヤホンを持っていきましたが、旅の最中に耳から外れてしまうことが多く、割と不便でした。
徒歩旅配信に向いているイヤホンの条件としては以下のような感じです。
これは、次回の徒歩旅配信までに準備したいところです。
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今回の旅に使う装備が全部入れられるリュックとなると、60L~75Lは必要になるわけですが、有名なブランドのリュックだと5万円近くしてしまうため、ケチって「Amazon basics」から4500円で売られているリュックを購入しました。
容量的には一切問題ありませんでしたし、レインカバーも搭載されているので、多少面倒ではありますが雨の日も台風の日も問題なく使用できました。
しかし、リュック自体がまあまあ重いのと、ストラップが緩み易いためフィット感がイマイチで疲れ易いという点が、歩行速度を落とす大きな問題点となりました。
次回、徒歩旅を行うなら、以下の条件でリュックを探したいと思います。
特に、雨の中で歩きながら配信する以上、防水性はあるに越したことはありません。リュックは徒歩旅配信をする上でも、靴の次に重要な装備であることを忘れてはいけません。
徒歩で旅をするとなると、せいぜい1日で歩けるのは20km〜30kmとなるため、場所によってはその行動範囲内にネットカフェやビジネスホテルなどの「夜を越せる場所」がない場合もあります。
なので、寝袋とマットは持っていくのがベターでしょう。
もちろん、念密に計画を練って徒歩旅配信をするのであれば大丈夫かもしれませんが、僕は今回台風に見舞われて宿泊地までたどり着けず野宿せざる得ない経験もしたので、持っていくべきだと思います。
持って行った寝袋は、モンベルの「バロウバッグ #3」です。
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寝袋自体は問題ありませんでした。僕はアレルギーがあるためダウンではなく化学繊維のタイプを使用しています。ダウンの方が軽量なので、お金に余裕があるならダウンを選びましょう。
今回旅をしたのは6月でした。バロウバッグの#3は秋冬向けの物ですが、台風が来て非常に寒い日もあったので、ベストな選択だったと思います。
寝袋を圧縮するコンプレッションバッグなども売られてますが、それ自体も追加の重量になるため、リュックに入るのであれば不要だと思います。
持って行ったマットは、モンベルの「U.L. コンフォートシステム キャンプパッド38 150」です。
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マットを持って行ったのは大正解でした。旅のほとんどを野宿することになり、中にはベンチすら内容な場所でテントも張らずに野宿する事にもなったため、マットがあって本当に助かりました。
しかし、今回は普段から僕が使用している秋冬用のキャンプのために購入した、空気の層で断熱するマットを持って行ったのですが、これはイマイチでした。
イマイチだった理由は以下の通りです。
このマットは総重量が911gなのですが、折りたたみ式のフォームマットなら同じサイズで297gです。
別にゴツゴツの地面で寝るわけでも、冷え切った地面の上で寝るわけでもないので、徒歩旅を行うなら一般的な銀マットか、折りたたみ式のフォームマットの方が正解です。
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絶対に必要です。
いざという時アウターにもなるので、レインウェアを持っていけば上着を1枚減らすことも出来ます。
今回僕はCanadian Eastというブランドのレインウェアを持って行きました。好日山荘などのアウトレットで安く手に入ったりするブランドのやつです。
別にレインウェアは、雨さえ防ぐことができればどんなものでも良いのですが、「歩いて旅をする」となると気になるのが重量です。
なので、できれば登山用品などを取り扱っているお店で売られている物や、登山系のブランドからリリースされている物を選ぶと良いでしょう。軽さは常に正義です。
今回の旅のために用意した衣類は以下の通りです。
パーカー以外を全て2枚ずつ用意して、そのうちの1セットは着て出発。パーカーと残りの1セットは衣類用の圧縮袋(モンベルのバキュームパック)に入れて持ち運びました。
何日か雨が続いた時もありましたが、全く問題ありませんでした。
最悪の場合、衣類は途中で購入してしまえば大丈夫なので、出発時の装備としては最小限の状態にしておくのがおすすめです。
1つ失敗だったと思ったのはスウェットパンツの厚さです。割と生地が厚いものを持って行ってしまったので、公園などで洗濯した時に乾きにくく、少し湿ったままパッキングしなければいけない時もあって雑巾臭くなってしまいました。
冬場であれば保温性も重要なので難しいですが、春夏秋に旅配信を行う場合は「乾きやすい物」を選ぶことは、結構重要と言えるでしょう。
ハーフパンツにスパッツみたいなセットが良いかもしれません。
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普段、家族でのキャンプでも使用しているJETBOIL SUMOと、コンパニオンボウルと、230gのガスカートリッジを持って行きました。
途中でソーセージを茹でたり、カップラーメンを食べたりと、それなりに活躍してくれましたし、野宿配信もしていたので料理枠的な場面も撮れて楽しかったと思うのですが、ぶっちゃけ「なくても良かったな」って思います。
なぜなら「国道沿いを歩くからコンビニが近い」という点です。
山の中や、コンビニまで直進30km!みたいなど田舎を歩くのであれば必要かもしれませんが、比較的文明の色が濃い場所を歩いて旅するなら、こんな重たいバーナーやクッカーなんて重りでしかありません。
しかし、長距離を徒歩移動していれば、都会を歩くときや田舎を歩くときなど、様々な場面があるでしょう。
そうなると、お湯で食べられるカップラーメンやインスタント食品というのは、軽くて持ち運びも容易なためとても便利な食料となります。なので、持って行くなら、最小限のバーナーとクッカーが良いでしょう。
ガスが切れたら次にアウトドア用品店とめぐり逢うまでの我慢!と割り切って、100gのガスカートリッジに、コンパクトサイズのクッカーと、軽量なバーナーという選択肢が理想です。
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アウトドアにあまり興味の無い方だとご存知ないかもしれませんが、ウォーターキャリーというのは要するに「折り畳んで持ち歩けるコンパクトな水筒」だと思っていただいて問題ありません。
僕は、モンベルの「フレックスウォーターパック(2L)」を持って行きました。
通常は、水場の遠いキャンプ場などで水をストックしておくために使う道具なのですが、道中のコンビニで購入したペットボトルの水をこれに移し変えることで、空になってからゴミを持ち続ける必要がないという素晴らしい便利グッズです。
もちろん、道の駅で野宿するときなど、トイレの水道から水を確保して、寝床にした場所へ持ってくる時などにも非常に便利です。
ゴミなんてその辺に捨てれば?って思う人も居るかもしれませんが、配信中にそんなことしたら炎上間違いなしですよ?
とにかく「ゴミになるものをリュックに入れない」というのは、徒歩旅配信において結構重要な事となるので、持っておきたい装備です。
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歩きながら配信するとなると、基本的に片手は自撮り棒を握ってなければならないため、飲み物の蓋を開けるのが困難になりそうだな・・・と思って、自転車で使用するタイプのボトルを持って行ったのですが、これが大正解でした。
僕が選んだのは、浄水器で有名なブリタのfill&goというボトルなのですが、これがまた本当に大正解で、次に徒歩旅配信を行うとしても必ず持って行くと思います。
まず、蓋の開閉が口で咥えて引っ張るだけなので、リュックのドリンクポケットから取り出して片手のままで飲むことが出来ます。これはまあ、普通の自転車用ボトルでも同じです。
それに加えてブリタのfill&goは、飲み口の部分に浄水用のフィルターカートリッジが取り付けられているため、公園の水道から出した水や、道の駅のトイレの水道から出した水などに抵抗がある人でも気兼ねなく飲める点が素晴らしい。
近くにコンビニなどがなくても、簡単に飲み水を確保できるので、おすすめです。
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これも「なんとなく」持って行ったというか、僕は岩登りが好きなクライマーなんで、カラビナとは切っても切れない関係であり、普段からリュックになんとなく取り付けてあったんです。
今回の旅も、なんとなく取り付けたまま出発してしまったのですが、これがまた本当に便利だったので、旅配信する人は最低でも1個、カラビナをリュックに取り付けて行くのをおすすめします。
例えば、野宿中に出たゴミですが、最近はゴミ箱の無い公園も増えてます。ってことは、道中のコンビニに辿り着くまでゴミを持って行く必要が出るわけですが、カラビナにぶら下げれば手で持つ必要がありません。
それと、雨の日のドリンクですが、普段はリュックのサイドポケットに入れて居るドリンクも、雨が降ってきてリュックにレインカバーを装着したら取り出すのが一苦労になりますよね?こういう時はドリンクボトルをカラビナで腰回りに固定すれば問題解決です。
こんな感じに、非常に汎用性が高く応用が効くので、持って行くことをお勧めします。洗濯物を干したりするときにも、役立ってくれましたし。
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無くてもいいけど、あったほうが良いと思います。僕は、今後も徒歩旅配信を行うなら持って行きます。
実際は、比較的都会な地域を歩いて旅するなら、日が落ちてからの方が日光で体力を消費しなくてすむため効率的と言えるのですが、ツイキャスやニコ生で配信するとなったら、真っ暗の中配信しても面白く無いため、昼間に歩く事になると思います。
今回僕は、千葉県の銚子市から東京の新宿へ、つまり日が昇る東から、日が沈む西へ向かって毎日毎日歩くわけです。となると必然的に、太陽に向かって歩く時間が長くなりますから、サングラスは持って行って良かったなと思いました。
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夜歩くなら足元を照らすヘッドランプが必要だな、野宿する可能性があるなら明かりを確保するためにランタンが必要だな、って思って持って行きましたが、実際はそんな事ありませんでした。
今回僕は、モンベルのパワー ヘッドランプとランタンシェード、それとコンパクトランタンを持って行きました。
安全の為にもヘッドランプは持って行くべきでしょう。ヘッドランプに取り付けて使うランタンシェードは重量7g程度ですし、ヘッドランプを収納するのにも使えるので、持っておいて損なしです。
問題は、コンパクトランタンですね。重量は電池を入れて約210gですから、さほど重くはありません。しかし、削れるなら削りたい重量だと思います。
コンパクトランタンがあって良かったな!って思ったのは、夜の野宿配信の時だけです。しかし、芝生や木々が近い場所では、ちょっと口を開けて話せないくらい虫が集まってきてしまうので、場所によっては使わなかった事も多いです。
また、野宿の夜というのは、ぶっちゃけ疲れてますから、そこまで長く配信する余裕がありません。となると・・・ヘッドランプだけで良い気がします。
僕は次回、ヘッドランプだけで行くと思います。
今回の旅で持って行って良かったな!次回も持って行こう!と思った衛生用品やエイド用品をここにまとめておきます。
色々持って行きましたが、荷物を軽くする為に道中のゴミ箱へ捨てたものもあります(例えば洗剤とか)その中でも、特に「こいつら無しでの旅は考えられない!」ってのを厳選するとこんな感じです。
マスクと耳栓は野宿の時に必須です。口に虫が入るのも嫌ですし、喉が乾燥するのも防げます。耳栓があれば、車の音や人の話し声なども気になりません(リスクはありますけど)。
トイレットペーパーは、野糞しなければいけない場面だったり、クッカーを洗うときや、傷口に触れるときなど、とにかく色々な場面で活用できます。濡らさないようにジップロックに入れておきましょう。
野宿となると基本的には風呂に入れません。体がベタベタしてると寝にくいのでデオドラントペーパーは必須です。道中のコンビニで買ってもいいですね。
絆創膏とテーピングは、靴擦れの対処や対策で使えるだけでなく、ちょっとした怪我にも対応できるので持って行きましょう。
ハサミがあるとテーピングを切るのに使えるだけでなく、水ぶくれを割るのに使ったり、伸びすぎた爪をカットしたり、料理に活用したりと万能です。
ジップロックは、配信に使うカメラを雨から守ったり、持って行く装備の小分けに使ったり、靴下の上からジップロックを被せて靴を履けば雨対策にもなったり、時にゴミ袋になったりと大活躍です。
たくさん持って行って大丈夫です。
今回僕は、家にあった唯一の防水透湿素材の靴であるコロンビアのクイックミッド2オムニテックを履いて旅に出発しました。靴下は一般的なコットンソックスです。
これは「最悪な選択」なので、要注意です。
靴の選び方と靴下の選び方を紹介しますので、今後、徒歩旅配信に挑戦する配信者さんは、以下の事を絶対に守って、靴と靴下を選択してください。
僕が今回の旅に使用した靴は、はっきり言って全然ダメでした。高尾山を登ったりキャンプに使用したりという場面では最高の靴だったのですが、重い荷物を持って長距離を歩くという事には適していません。
靴は「足に合う・足に合わない」があるので、僕が一概に「このブランドのコレがおすすめ!」と紹介することはできません。必ずお店で試し履きしてください。
しかし、重い荷物を持って長距離を配信しながら歩くための靴に必要な条件は紹介できますので、下記の条件を満たした中から選ぶと良いでしょう。アウトドア洋品店やスポーツ用品店などに足を運んで、下記条件を店員さんに伝えて靴を選び、試し履きするのがおすすめです。
靴自体の軽さは軽ければ軽いほど良いです。
靴の中が蒸れると水ぶくれの原因なります。水ぶくれは足の皮膚が群れて柔らかくなったところに摩擦が発生する事で出来てしまうため、通気性の良さは靴選びでとても重要です。
防水である必要はありません。雨が降ったならジップロックで足を包んでから靴を履けば大丈夫です。
なので、登山用の靴よりもウォーキング用の靴の方が良いでしょう。
普段「この靴クッション性がよくて快適だな」と思って履いている靴でも、旅の装備15kgを背負って履くとクッションが潰れてしまって全然ダメだなんて事もあります。靴を選ぶときはこの辺りも注意しましょう。
僕は今度、荷物を背負った状態で靴を買いに行こうと思っています。
僕が今回の旅に持って言ったコットンの靴下が最悪でした。
途中で靴下を買い換えようかと思ったのですが、スポーツ用品店の営業時間中にお店の前を通過できなかったため諦めましたが、次回の徒歩旅では絶対に以下の条件の靴下を持って行きます。
以上です。
アンクル丈以上の高さにしないと、足首が靴と擦れて靴擦れする可能性があります。
コットン素材は足の汗を吸ってくれるのですが、吐き出す力が弱いため足が靴の中で蒸れやすく、水膨れの原因となってしまいがちです。素材は化学繊維を選びましょう。中でもドラロンなどの通気性に特化した素材は優秀です。
また、一般的な形状の靴下よりも五本指ソックスを選ぶのがおすすめです。長時間歩くと指と指が擦れて皮がめくれる事もありますので、それぞれの指が独立している靴下を選びましょう。
以上で、長距離を歩いて配信しながら旅する時に必要な装備や、今回僕が持って言った装備に関する不満点や反省点についてはおしまいです。
ここからは、旅配信に初めて挑戦する配信者さんに知っておいてほしい「旅配信をして僕が学んだこと」をご紹介します。
ぶっちゃけ、今回の旅で学んだ事が多すぎて、それらを全部書こうとするととんでもない文字数になってしまうため、ここでは「僕が旅立つ前に教えて欲しかった事」を厳選して紹介したいと思います。
それぞれについて詳しく紹介していきます。
今回はUQ WiMAXのW04を持って行って徒歩旅配信をしたわけですが、海辺や山間部を歩いているときに電場障害が発生しやすく、ツイキャスの配信に耐えられる速度が出ない事が多々ありました。
最初は機材トラブルかと思って、マジで焦りました。
WiMAXの対応エリアの問題なのか?と思って、旅を終えてからdocomoとY!mobileの対応エリアを見比べ比較してみたところ、以下のような事がわかりました。
つまり、僕が旅をして電波障害が頻発した千葉県の銚子市近辺や、幕張や稲毛の海辺は、別にWiMAXが悪いわけではなく、ポケットWi-Fiだと配信に耐えられる速度が出ない地域であると言えます。
なので、旅配信をしよう!と考えている配信者さんは、海辺ばかりを歩くルートだとか、山間部を踏破するルートで進んでしまうと、全然配信できない!って事にもなりかねませんので要注意です。
例えば、Bluetoothの無線イヤホン。このての「無線ガジェット」を装備に加えてしまうと、それを充電するためにバッテリーを追加で持って行く必要が出てしまいます。
なので、できる限り有線で使用できるものを使うのがお勧めです。となると、長距離の旅配信に最新式のiPhoneなどは向かないかもしれませんね。
3日連続で野宿する羽目になっても対応できる配信機材を準備しましょう。
自撮り棒の中には、三脚が取り付けられるタイプの物が売られています。
このタイプであれば、歩いているときは三脚を取り付けたまま自撮り棒として配信して、休憩時や野宿時、またはホテルの中などで配信する時には三脚を使用するというスタイルで使えます。
これは、マジで便利です。
自撮り棒と三脚を別々で持っていくとなると、重量が増えるということだけでなく、徒歩旅を行うための装備15kgが入ったリュックを降ろしたり背負ったりという作業をするときにかなり不便です。
正直、この量の装備となると、両手を使わないと背負う事も降ろす事も出来ません。なので、リュックの中から三脚を取り出すという作業すらも困難なため、自撮り棒と三脚が一体型になったものを選ぶのがベストなのです。
外配信を行う上での生命線と言えるのがバッテリーの容量です。スマホやポケットWi-Fiのバッテリーが切れてしまえば、配信がそこで終了するだけでなく地図を見る事も出来なくなります。
バッテリーの容量は大きければ大きいほどよい!って思うかもしれませんが、容量の大きなバッテリーはそれだけ重量が嵩むため、大きすぎると持っていけない場合もあります。
今回の旅でわかった事ですが、「配信と地図の確認」だけであれば、充電満タンのスマホに繋げっぱなしで20100mAhのバッテリーなら2.5日〜3日程度持ちます。
もちろん、寝ている時などは電源をオフにしています。
また、巨大なバッテリーを1つ持つよりは、複数に分散させて持つ方がおすすめです。複数に分けておけば、複数人で旅配信をする時などに荷物を分散できますし、故障のリスクを分散させる事もできます。
僕が今回行った徒歩旅では、途中アキレス腱の炎症と台風によって橋の下で2日間過ごす事になったわけですが、この時はyoutubeの動画やラジオに大変助けられました。
背負えるのであれば、バッテリーは多けれりゃ多いほど良いです。
リュックって、高価なものが多いです。
安くても、装備が全部収納できる容量さえあればいいんじゃないの?って思ったので、僕は今回Amazonbasicsから4500円で売られている75Lのリュックを持って行ったのですが、大間違いでした。
フィット感が全然ダメで、すぐ肩が痛くなるしストラップは緩むし・・・。初日の時点で「ダメだ、旅が終わったら買い換えよう」って思ったくらいです。
靴と靴下とリュックは、徒歩で旅をする上で体の一部と行っても良いほどに大切なパーツです。
実際にお店に行って、背負い心地などを試しながら、お金に糸目をつけず「自分にとって最高の物」を見つけて購入するようにしてください。
リュックは、絶対にケチっちゃダメ。
今回の旅、当初の予定では3泊4日程度の行程であり、基本はネットカフェに泊まるけど1日くらい野宿してもいいかな?一応寝袋とマットを持っていくか!っていう気持ちで装備を整えたのですが、スタートしてみたら半分以上を野宿で過ごす事になりました。
雨の中での野宿も2回ありました。
テントを持っていくとなると荷物が多くなって大変ですが、旅の最中で何度も「テントさえあれば!」って思ったので、総距離150km以上のルートを歩くのであればソロ用のテントは持って行くべきです。
テントが持っていけないなら、シュラフカバーを持って行くか、ブルーシートなどを持って行って、雨の中でも夜を越せるような状態にすべきでしょう。
ブルーシートとロープとペグ1本があれば、とりあえず雨をしのげる場所が作れますので、次回は絶対に持っていきます。
重装備を背負って1日歩けば、周囲の人が避けるくらいは汗臭い状態になります。
雨の日に歩けばレインウェアの中で汗臭い衣類が発酵して糠漬けのような状態になります。その状態で寝袋に潜り込んだら、寝袋はさながら糠床と言ったところでしょうか・・・。
そんなのが毎日続けば雑菌だらけになって、汗疹や湿疹になったりしますから、3泊以上の旅をするなら衣類を洗って干せる装備は必須です。
特に今回の旅で思ったのは「雨の日でも屋根があれば衣類を乾かせる状態」ってのが重要だという事です。
燦々と太陽が照りつけていれば、洗ったTシャツをベンチの上とかリュックにぶら下げて歩くだけでも乾いてしまいますが、雨の日ともなるとちゃんと干さないと乾きません。雨の日でも衣類を乾かせれば、たった2セットの衣類でも連日の雨に対応できます。
ロープは洗濯竿になるだけでなく、ブルーシートと合わせれば簡易的なテントになったりもしますから、洗濯バサミと合わせて持って行くのをおすすめします。
僕も次回は絶対に持っていきます。
徒歩旅を配信していて、道中で何度も思った事といえば「水1リットルが1kgって重すぎじゃないか?」という事です。
普通の人からすれば何言ってんだ?って話かもしれませんが、そう思うくらいに重さというのは徒歩旅において超重要なポイントなのです。
例えば、お酒です。お酒が飲める人なら、野宿となれば寝酒に一杯引っ掛ける事で入眠しやすくなるため、少量のアルコールを持ち歩きたくなると思います。
となれば、缶ビールを持って行くよりも、ウイスキーを持って行った方が軽いのにアルコール度数が高いため優れていると言えます。ウイスキーは多くの場合ビンに入っているので、チタン製や樹脂製のスキットルを持って行くとベストですね。
食材も同様です。カップラーメンやレトルト商品は「満腹感」に対して「運搬時の重量」が低いため、非常に便利な食品と言えます。
野宿をベースに徒歩旅をする場合、いつどこで野宿できる場所に巡り会えるかわかりません。しかも足が疲れていたらそれ以上進むことも戻ることもできませんから、常に夜を越せる分の食料や飲料を持ち歩く必要が出てきます。
なので、「軽いは正義」となるのです。
今回の旅が、僕にとって初めての「配信旅・外配信」となったわけですが、この「片手で飲めるボトル」は装備の中でも非常に研ぎ澄まされた装備だったと思います。
これさえ持っていけば、自撮り棒で片手が塞がっていても手軽に水分補給ができますから。
また、ボトルを持って行くことでコンビニで飲み物を購入し移し替えれば、空になったとしてもゴミを持ち歩く必要が存在しないため、ゴミ箱がなくて困ることがないという点も優れています。
もうこれはつくづく思います。まあ、道中にスーパーがあればジップロックは購入できるので、もし足りなくなれば買い足せばいいんですけど、本当にジップロックは便利でした。
雨が降れば配信機材を守るカバーになりますし、靴下を履いた足にジップロックを被せて靴を履けば雨から足を守ることもできます。
もちろん、衣類や食品や衛生用品を小分けしてパッキングすることもできますし、ゴミ袋にもなります。
今回は自分の排泄物をトイレに運ぶためにも使いました。本当に便利で仕方ないアイテムです。野宿しながら徒歩旅を配信するのであれば、絶対に持っていきたいアイテムです。
要するに「マネークリップを持っておくと便利だぞ」って事です。
僕の場合は、クレジットカード、PASMOなどの交通系カード、領収証をもらうための名刺、1000円札1枚、この4つをポケットの中に入れて、残りは財布に入れてリュックの中に収納しておきました。
これにより、コンビニなどで買い物するときに、いちいちリュックの中から財布を取り出す必要もないし、財布を開けたりする必要もないし、配信を切ってスマホで決済する必要もなくなります。
とにかく、野宿前提の徒歩旅配信をするとなると、リュックを背負ったり降ろしたりという作業がかなり面倒です。12kg〜15kgくらいの重さがあるので不用意に持ち上げると腰を痛めますし、日焼けしてたら皮がズルッと剥けちゃいます。
なので、分けて持っておけば手軽に買い物できて本当に便利なので覚えておきましょう。
さあ、ここまで読んでくれた方はもう、徒歩旅をツイキャスやニコ生で配信するための装備に関しては、未経験者で合っても経験者と同じくらい研ぎ澄まされた装備を用意することができると思います。
あとは、旅するルートを決めて、装備を揃えて、パッキングしたら、出発するだけです!
と、その前に。
せっかく配信しながら旅をするなら、「歩数」と「体重」が計測できた方が、配信が盛り上がると思いますよ?
今回は僕もこれを計測しましたが、毎日「今日は何歩だった?」という質問が来ましたし、「出発前と出発後でどれくらい体重が減った?」という内容も結構盛り上がりました。
なので、この記事で紹介した装備にプラスして万歩計を用意し、出発前には体重計に乗って体重を記録しておくのがお勧めです!
さあ!
いざ旅たちましょう!
ぜひ配信するときは、株式会社PLANのツイッターアカウントに、ダイレクトメッセージで配信URLを送ってくださいね!あなたの冒険がライブ配信で見られる日を楽しみにしています。
アキレス腱の炎症が治るまで橋の下で連泊します!心と体力は万全!あとは、20kmを歩ききれるだけ足が回復してくれれば!!ゴールテープは近い。#モヒカン旅 pic.twitter.com/e50ERzsr0z
— 株式会社PLAN (@plan_jp2015) 2018年6月11日