スケートボーダーならずとも、部屋の壁にスケボーの板(デッキ)を飾りたいと思う人は多いと思います。
しかし、賃貸マンションなどに住んでいる場合、壁に穴を開けてしまうと退去時に敷金を引かれてしまったりするため、家にスケボーの板があるのに飾れなくて困ってる人も多いのでは?
ところが!いい方法があったのです!
それが「壁美人」と呼ばれるアイテムを使った方法!今回はそんな壁美人を使ったスケボーの板のディスプレイ方法についてご紹介します。
壁美人を使い、部屋の壁を大きく傷つけることなくスケボーの板をいい感じにディスプレイする方法としては、以下の2種類の方法があります。
①の方法は材料費が少なくてすむため、たくさんの板を飾る時に便利な方法です。しかし、おもて面に結束バンドが見えてしまうため、なんとなく格好良さは②の方法に劣ると思います。
②の方法は、①の時は結束バンドで取り付けた部分を、専用のネジによって取り付けるため、おもて面の仕上がりがかっこ良くなるだけでなく、側面から見たときの完成度も高くなります。
資金面に余裕があれば②の方法がおすすめです。
そもそも、壁紙にどれくらいの傷をつけると敷金が引かれてしまうのでしょうか?
大東建託によると「ポスターを貼った程度の画鋲穴」であれば通常使用の範囲内であり敷金を没収することは無いそうだが、壁掛け時計を止めるために釘を打ったり、いたずらに何箇所も画鋲をブスブスさしたりすると、敷金から引かれてしまうとのこと。
じゃあ、ホッチキスの針のような画鋲より細い穴なら、賃貸物件でも安心して壁に刺せるって事だね!
って事で開発されたのがこの壁美人。「使用する壁が石膏ボード」であることが条件ですが、なんとホッチキスだけでテレビのような重量のあるものを壁に固定できて、震度6の地震実験にも合格するという、とてつもない発明です。
まずは初心者向けに、低価格で簡単に取り付けられるスケボーの板の飾り方をご紹介します。
取り付けたときの見た目は、上の写真のような感じになりますが、必要なものが壁美人と結束バンドだけなので、スケボーの板を1つ飾るのに400円程度しか材料費がかからないという大きなメリットがあります。
最もシンプルかつ低価格で行える、スケボーの板を飾る方法は、以下の2つの道具を用意すれば可能です。
壁美人から販売されている推奨ホッチキスや、ホッチキスの角度を一定に保つガイドがあると便利ですが、なくても取り付け可能です。
現在の価格はコチラ |
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今回は、3枚のスケボーの板を横に並べて取り付けたいと思いますので、金具の位置が水平になるようにマスキングテープを使って壁に水平な直線を作りました。
地面と水平に貼り付けたマスキングテープをガイドラインにして、壁美人を取り付けます。
壁美人の構造は、フック型の金具の上に、透明なプラスチックのシートを被せて、その上からホッチキスで固定するというシンプルな仕組みになっています。
専用のガイドを取り付けたホッチキスを使って、壁美人を固定していきます。
専用のガイドは無くても大丈夫ですが、ガイド無しで壁美人を取り付ける場合も写真のようなホッチキスの角度で針を打ち込むようにしてください。じゃないと、針が曲がっちゃってしっかり差し込めません。
たったこれだけで、6kgの重量に耐えれるってんだから、すごいですね!
結束バンド(インシュロック)を準備します。
スケボーの板についている、トラックを取り付ける穴にこの結束バンドを通してループを作り、そのループを先ほど壁に取り付けた壁美人に引っ掛けるという作戦です。
スケボーの表(デッキテープを貼る側)から結束バンドを通しましょう。
じゃないと、スケボーを飾った時に結束バンドの頭の部分が外側にきてしまうため、見た目がイマイチな感じになってしまいます。
こんな感じで通して、輪っかを作ります。
壁美人に結束バンドで作った輪っかを引っ掛けたら完成です。
横から見るとこんな感じになっています。
想像以上にいい感じだと思いませんか?
というわけで、スケボーの板3枚分の壁美人を壁に取り付けます。
壁美人と結束バンドで作る、スケボーの板のディスプレイ、完成です。
ぶっちゃけ、これでも十分いい感じなのですが、ここからはさらに台座や取り付け金具にこだわったスケボーの板の飾り方をご紹介します。
スケボーの板を飾る専用のディスプレイキットを使えば、先ほどは結束バンドがむき出しだった部分にネジが来るため、より「完成度の高いディスプレイ」が可能となります。
細かいところの出来栄えにこだわってスケボーの板を飾りたい場合は、こちらの方法を利用するのがおすすめです。
このように、壁美人のフックに引っ掛けて使用できる、スケボーの板専用のディスプレイキットが販売されております。
ディスプレイキットの中には、木ネジでしか取り付けられない物もありますので、購入前にしっかり確認しましょう。
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今回、僕が購入した製品はこのようなパッケージに入っていました。使用する壁美人やホッチキスの針、そしてスケボーの板を飾るためのディスプレイハンガー本体が同梱されています。
割としっかりした木製のパーツなので、スケボーの板を飾ってなくてもオシャレです。
ディスプレイハンガー本体の裏面4隅に、壁紙を傷付けないための緩衝材となるクッションゴムを貼り付けます。
ディスプレイハンガー本体の裏面はこんな感じになっており、スケボーの板をディスプレイハンガーに取り付けた状態で、裏面の穴に壁美人のフックがかかる事で、壁にスケボーの板が飾れるってな寸法です。
壁に設置した壁美人に、ディスプレイハンガーの本体を引っ掛けましょう。
カシャン!と気持ち良い音がして固定されました。
なんかもう、これだけでも若干オシャレです。
今回は、スケボーの板を3枚取り付けるので、ディスプレイハンガーの本体も3個取り付けます。
ディスプレイキットは1つ3500円〜4000円程度するので、これだけで1万円弱の出費です。まあまあ高いです・・・この金額がナシな人は結束バンドで取り付けるのがおすすめです。
スケボーのトラック固定穴に、上の写真のような順番(ボルト・ワッシャー・デッキ・ワッシャー・ナット)でボルトやワッシャーを取り付けます。
この時にナットを最後まで閉めてしまうとあとで不都合が発生するため、少し余裕を持たせた状態で取り付けておきましょう。
ナットはスケボーの板をディスプレイハンガーの本体に取り付けてから締め込みます。
スケボーの板に通したボルトを、ディスプレイハンガーの本体のネジ穴に固定します。
無理やり締め込む必要はありません。これ以上奥に入らないところまで締めれば大丈夫ですので、無理に締め込みすぎてネジ山を舐めてしまったり壊してしまわないように注意しましょう。
固定できたら、ナットを閉めてスケボーの板を固定します。
ディスプレイハンガー本体とスケボーの板が取り付けられたら、あとは壁に取り付けてある壁美人にハンガー本体を引っ掛けるようにして固定したら完成です。
結束バンドでスケボーの板を取り付けた時と違って、スケボーの板全体が若干壁から離れて浮いているように取り付けられるため、非常にオシャレな感じに仕上がります。
見た目にこだわるなら、専用のディスプレイハンガーを使用するのがおすすめですね。
一般的に、スケボーの板を部屋の壁にディスプレイするとしたら、専用の金具などを木ネジで固定しなければいけないため、かなり大きな穴が壁に穴が開いてしまうため賃貸などでは取り付けが難しいとされています。
しかし、今回紹介した壁美人を利用したディスプレイ方法であれば、画鋲よりも小さな穴が残るだけですみますから、通常使用の範囲内として認識される可能性が高いため、退去時に修復しなくても済むものと考えられます。
最近では、NikeやSupremeなどの人気も高まっており、スケートボーダーならずとも部屋にスケボーの板を飾りたいという人は増えていると思います。
ぜひ、壁美人を活用して、オシャレなお部屋作りに役立ててください。