シグネチャーのバッシュやスパイク、さらにはスニーカーなど様々な場面で使われる、スポーツ選手「個人」を示すロゴマークってかっこいいですよね。
こういったブランドではなく「人物」を示すロゴマークやロゴタイプの事を「パーソナルロゴ(シグネチャーアイコン)」と呼ぶのですが、バスケットボール選手を中心に様々なスポーツ選手のものが、ナイキやアディダスといったスポーツブランドで作られて採用されています。
今回はそんな、様々なスポーツ選手のパーソナルロゴを紹介します。
※ちなみにアイキャッチ画像は僕が個人的に作った自分のパーソナルロゴです。どうですか?ウェブライティング用のシグネチャーキーボードとかリリースすることになったら使おうと思います。
おそらく、世界で最も有名なパーソナルロゴではないでしょうか?一応こロゴマークには「ジャンプマン」という名前がつけられており、エアジョーダン3から使用されるようになりました。
コービーのニックネームである「ブラックマンバ」という毒ヘビをモチーフにしたパーソナルロゴマークです。
ポール・ジョージの頭文字「P」と「G」を使ったロゴマーク。自身を「NBAで最高のゲーマーの一人」と称するほどのゲーマーであり、どことなくゲームテイストを感じるパーソナルロゴになっています。
カイリー・アービングの頭文字「K」と「I」を使ったロゴマーク。シンプルで素直にかっこいいと思います。
「アイバー”さん”」ってのは冗談。アレン・アイバーソンの「I」と、背番号の「3」を組み合わせたパーソナルロゴマーク。
ステフィン・カリーの頭文字「S」と「C」を使って、背番号の「30」とも読める様に配置された秀逸なパーセプチャルシフト系デザインです。
デリック・ローズの「Rose(薔薇)」を象徴的に使用し、頭文字の「D」と「1」をフィギュア・グラウンド的に配置したスタイリッシュかつエレガントなパーソナルロゴ。
中央の「1」を3枚の花びらが取り囲んでいる。中央の「1」はローズの母親、3枚の花びらは彼の兄たち。”家族がみんなでまとまっている状況がデリック・ローズ”との意味を内包しているとのこと。あと、ブルズ時代の背番号は「1」だった。
ケビン・デュラントの頭文字「K」と「d」を使用したロゴマーク。何か意味が含まれていそうだが、わかりません。知ってる方がいたら教えてください。
カーメロ・アンソニーのニックネーム「MERO」を、トライバル模様の様に配置し、「M」のシルエットにしたパーソナルロゴです。不良っぽくてかっこいい。
クリス・ポールの頭文字「C」と「P」を組み合わせ、フィギュア・グラウンド的に背番号の「3」を生み出した秀逸なパーソナルロゴです。無駄がなくておしゃれ。
レブロン・ジェームスの「後期」のパーソナルロゴ。頭文字の「L」と「J」を組み合わせ、中央に「KING」の王冠を配置したシンプルだが威厳や力強さのあるデザインです。
「ペニー」というニックネームで知られるアンファニー・ハーダウェイ。祖母がハーダウェイを「可愛い」という意味の “puitty” (”pretty” の訛り)で呼んだことから始まり、あだ名として残ることになりました。
アメリカでは1セントを「ペニー」と表すことのが多いこともあり、「1CENT」を表すロゴがペニーのパーソナルロゴになりました。
「クリロナナ」で「CR7」ではありません。クリスティアーノ・ロナウドの頭文字「C」と「R」と、背番号の「7」を組み合わせたパーソナルロゴマーク。
2006年のマンチェスター・ユナイテッド時代あたりから使われていました。レアルに移籍した時は背番号9だったので、その時期は「CR9」って書かれていた事もありました。
リオネル・メッシの「M」を印象的に使ったパーソナルロゴです。アディダスだから「3本線」みたいなのも含まれてるかもしれませんね。
ネイマールには「NJR」というパーソナルロゴもありますが、ナイキではこっちの「盾」のシルエットのものが一般的に使われていますね。ネイマールっぽいおしゃれさがあります。
「ロナウ”じゅう”ニョ」ってのは冗談ですが、ロナウジーニョの頭文字である「R」はロナウジーニョ本人のサインから取ったもので、「10」というのはもちろん背番号。
バルセロナ在籍時にリリースされたティエンポのシグネチャーモデルあたりから使用されています。
キックの名手、ベッカムが蹴る時の特徴的なフォーム「左手が上がり、足がしっかりと曲がっている」のをアイコニックに表現したパーソナルロゴです。
ロジャー・フェデラーの頭文字「R」と「F」を使用したロゴマーク。セリフ体のフォントをベースに使っているあたりが、テニス選手っぽくてカッコいいと思います。
ナダルの闘志あふれるプレースタイルを、スペインの国技である「闘牛」に見立ててアイコニックに表現したパーソナルロゴですが・・・ちょっと誰のロゴなのかわかりにくいですね・・・。
ノバク・ジョコビッチの頭文字である「n」と「D」を使ったロゴマーク。
製作したPRpepper社が言うには、「伝統(Tradition)」と「自由(Freedom・Liberty)」の頭文字(筆記体)を連想させるデザインになっているだとか、ジョコビッチの世界ランクを意味しているとか言われていますが・・・こじつけ感があります。
ひらがなの「の」にも見える点が個人的には好き。
アンディー・マレーの頭文字「A」と「M」を使用したロゴマークです。ウィンブルドン選手権で2013年にイギリス人選手77年ぶりの優勝者となった事から、彼は事あるごとに77と言う数字を使用します。
ちなみに、マレーのマネジメント会社の名前は「77 Management Limited」です。
スポーツ選手が使用するパーソナルロゴの元祖は、テニス選手のルネ・ラコステのワニや、ゴルフ選手のアーノルド・パーマーの傘などが有名だと思います。
しかし、現在ではラコステの服を買う場合テニス選手ではなくワニを思い浮かべることが多いと思いますし、アーノルドパーマーの服を買う場合はゴルフ選手よりも傘のワッペンを思い浮かべることが多いと思います。
こういったアイコニックなロゴマークが良しとされた時代は終わりを迎えようとしており、徐々にブランドは企業的なものではなく、プレイヤー個人そのものがブランドとなりつつあると言えるでしょう。
例えば、ロジャーフェデラーのロゴマークを見た時には「ナイキ」ではなく「ロジャー本人」をイメージするでしょうし、ジャンプマンのロゴマークを見た時には「ナイキ」ではなく「ジョーダン本人」をイメージすると思います。
このように、企業としてのブランド価値と、プレイヤー個人としてのブランド価値が切り離されて考えられ、この二つがシナジーを生み出しながら「確固たる地位」を築いていく時代になっているのかな・・・と思います。