お買い物大好き!お金使うの大好き!毎月の給料のほとんどをスニーカーに費やしている僕は、きっと服屋さんからすればいいカモだと思うんです。すぐ買っちゃいますから。
そんな僕でも、ちょっとだけ気になることがあります。それが「店員さんにこれを言われちゃうと、急に買う気が失せてしまうセリフ」です。あんなに買う気満々だったのに、店員さんがそれを言っちゃったせいで、もう買うのやめようかな・・・って思ってしまう、そんな魔法の言葉があるんです。
きっと多くの人に共感してもらえるはず。いや、共感してもらえなかったら、ただ僕が性格悪いだけのやつみたいになってしまう!なので、できるだけ共感してください。お願いします。
今日は休日!ウキウキ気分でお買い物!店の外からなんとなく奥の方に置いてある服を覗き込んだだけなのに・・・
シュバババっ!(店員の駆け寄る音)
あ!よかったらサイズ出しますのでお声掛けくださーい。 |
おいコラ店員さんよ!
いや確かに、マニュアルに「入店30秒以内に声掛けを行わないと店舗滞在時間が下がる」みたいなことを言われてるだろうし、声掛けしなければしないで店長とかがブチギレたりするだろうから、それは仕方ないと思うよ?
でもさ、
この店、
下着屋さんじゃん?俺がブラとか着けるとでも思ったの?
っと、ここまでひどい事案はありませんけど、どこのお店に行っても「何をお探しですか?」「サイズ出しますよ?」「試着できますよ?」というラップバトルのラスト1バースくらいの畳み掛け。
こちとら買うつもりで大量に財布に現金ほりこんで来とんねん!!黙っとりゃ有り金全部使って買い物するのに、お前が隣でワチャワチャいうから、買う気が削がれてもーたやないかい!!もういい!別の店に行く!ってなったりすることもしばしばです。
まあ、僕の性格があまり自慢できるものではないのが原因なのですが、そんな中でも特に!どんなにテンション高く買い物に行ったとしても、この一言を言われただけで完全に購入欲が消滅するザラキ級の呪文があります。
あ!それ今、すっごい流行ってるんですよ! |
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!
もうこれ本当にやめてほしい。
みんなとは違う個性的な私最高!って思ってモヒカンとかにしてる僕。そうやって奇を衒いながら、他人と違うことして逆張り人生を歩むことで、天才肌のアーティスティックな僕を過剰に演出しているってのに、店員さんから「すごい流行ってる」なんて聞いちゃったら、それがどんなにカッコよくてオシャレなデザインで価格も手頃だとしても。
あ、けっこうで〜す。 |
ってなっちゃうに決まってるじゃん。
買えないじゃん。
みんなと同じ服なんて買えないじゃん!流行ってる服を着てるミーハーさんだと思われちゃうじゃん。店員さんだってきっとこう思うんじゃない?
あのモヒカン、尖った髪型してるくせに「それ流行ってる」って言ったらすぐ買ってったよwww超ミーハーじゃん、クッソワロタリアスwww |
ああああああああああ!消えたい!今すぐ消滅したい!
お風呂に入れたバブの最後みたいに、割れそうで割れないペラペラな状態になってちょっとした衝撃で崩壊して水に溶けて消滅したい!!
それいいですよね!今ちょうど、僕も着てるんです! |
ダメダメだめだめ!
ほんと、全国の店員さんに言いたいけど、こんなに僕がカッコイイと思って手に取った服で、値段も手頃だし全色買っちゃおうかな?なんて思ってるのに、お前が「それ今着てます!イイですよね!」とか見せられちゃったらさ。
お前と一緒なのだけはイヤじゃん?
もうその、首元のステッチがちょっとほつれてるのとか、タグガンを変な位置に打っちゃったせいで抜けなくなってるのとか、ワキガの人が試着したせいでちょっと臭いけど現品限りなのとか、そういうのはもう目をつむるけど・・・・。
お前と一緒の服だけは本当に嫌 |
なんです。
ごめんなさい。
でも、あなたがその服を好きな気持ちを僕が止める権利はないので、ぜひその上にパーカーを羽織って、首が絞まるんじゃないかってくらい上までチャックをあげてください。大至急お願いします。
もうほんと、なんでこれ言っちゃうんですかね?
もうカゴに入れてレジに持ってこうとしてたタイミングで、遠くから駆け足で颯爽と現れて、「お荷物運びましょうか」って言って来るのかと思ったら。
あ!それイイですよね!私も同じやつ持ってます〜! |
とか言っちゃうわけ??
えええええええ・・・・・自慢?自慢なの?なになに怖い怖い怖い怖い。
どうしたの急に?え?俺と共感しようとしたの?その服の良さを?嘘でしょ、ちょっとよく考えてみてよ!
まだ、名前も知らない今日会ったばかりの人が急に駆け寄ってきてさ「あ!それ僕も持ってます」とか言われてみ?もうそんなの悪夢だよ、怖すぎる怖すぎる。以前どこかで会いましたか?はい、夢の中で。みたいな状態じゃん!!やめて〜ほんとそれだけはやめて〜。
もう怖すぎて夢に出てきちゃうから〜。
えー色々考えました。そもそも僕は、なぜこの3つを言われると、あんなに買うつもりだった商品を急に買わなくなってしまうのかと。
結局のところ「人と被ってしまうから」だと思ったんですよ。
俗に言う”私の個性”みたいなのを誇示するには、一般人は服とかでアピールするしかないのに、目の前の人がいきなり「それ、私を含む大勢の人が着ています」ってなっちゃったら、買えないよね・・・・・って事です。
ぶっちゃけ、日本限定100足のスニーカーの抽選に当選したとして、その時に一緒に商品を買っていく列に並んでいる人とか、その時にそのモデルのスニーカーを履いている店員さんとかを見ると、若干購入欲が一時的に下がるんですよね。
まあ、こういう時は買うんですけど・・・。
つまり、純粋に「人と被ってしまうから」っていう理由だけではなさそうなんです。ほぼ人と被らない事が約束されていることを理解しているにも関わらず、目の前の店員さんが着用している商品を購入するのにかなり抵抗があるんですよね。
なぜ、店員さんが着用していたり、持っていることを知らされると購入欲が減るのか。アパレル業界にいる友人たちに相談してみたところ、意外と共感が得られたので、もう少し深く考えてみたいと思います。
彼らに「なんでだろう?」と聞いて挙がってきたのは
それぞれについて考察してみます。
最も多かった意見がこれですが、僕自身はこれにあまり共感していません。
ただまあ、言い分としては非常によくわかりますし筋が通ってる気がします。要するに、「え〜こんな人と一緒なの?嫌だな〜」ってことだと思います。
でも、仮に店員さんが友達くらい親密度が高い人だとしても、その人が着ている服を買う気にはなりません。だから、その店員さんの見た目とか親密度とかは、あまり関係ない気がするんですよね。
めちゃくちゃオシャレなイケメンが着てたとしても、「お前と一緒かよ、うわ買うのやめようかな」ってなってしまいます。だから、僕自身はこれはちょっと違うんじゃないかな?って思うんです。
これは僕結構自信あります。
電車の中とかでいきなり目の前の知らない人に「僕もそのTシャツ持ってます!」って言われたらどうですか?吐き気がするくらい怖くないですか?いや、僕ならもう警察に駆け込むかもしれません。命を狙われてるんじゃないかってくらいの恐怖です。
じゃあ、同じ場面で目の前の知らない人に「僕もその靴持ってます!」って言われたらどうですか?確かにこれもかなり怖いですけど、Tシャツの時の恐怖よりは緩和されると思うのです。
Tシャツって、正直この世にある全てのTシャツ網羅することは完全に不可能だと思うんです。でもスニーカーなら、人間1人の力では無理ですが、世界中が協力してそれを行おうとすれば可能な気がします。だから、その中の1つが誰かと同じになってしまうと言うことを許容しやすいのではないか?という事です。
例えばですけど、道ゆく人に「あ!iPhoneXですね!僕も使ってるんです!」って言われたとして、いきなり何?とは思いますが、恐怖はあまり感じません。なぜなら、スマホの選択肢自体がそこまで多いわけではなく、誰かと同じになってしまう可能性が高いからです。
この感覚が、店員さんに対して発生しているのではないか?と言う考察です。
ファッションアイテムの中でも、スニーカーや腕時計など「コレクション性の高いアイテム」が存在します。もちろん、特定のブランドに限定すればTシャツやパーカーといった衣類ですらも、コレクション性が高いアイテムと言えるようになります。
このコレクション性が高ければ高いほどに、それを店員さんが着用していても「あ、もういいです買いません」みたいな気持ちにならないと思うんです。つまり「生活必需品」や「消耗品」としての側面が強いアイテムほど、この感情は芽生えやすいのではないかと言う考察です。
まあ、こんな感じで、つらつらと書いてきましたが、僕が言いたいのは「オンラインショップって偉大!」と言う事です。そして、こっちが話しかけるまで話しかけてこない店員さん最高!って事です。つまり、僕がコミュ障って事ですね。これにて一件落着・・・と言うのは強引な終わらせ方ですが、もしこの件に関して詳しい知識をお持ちの方がいましたら、ぜひお話を聞かせてください。
僕からは以上です。