手に入れちゃいました「SPX Street Slam Hi “Red Patent”(エス・ピー・エックス ストリートスラム ハイ”レッドパテント”)」。
このページではスニーカー大好き勇太が、このモデルの概要を説明すると共に、入手時の興奮冷めやまぬエピソードについてご紹介いたします。
1980年代にイギリスのロンドンにて設立されたスニーカーブランド「SPX(エス・ピー・エックス)」。名前の由来は「スポーツ・パフォーマンス・エクストリーム(Sports Performance eXtreme)」の頭文字です。
当時、アディダスのスーパースターや、ナイキのエアジョーダンなどを筆頭に、殺人事件にまで発展するようなスニーカーブームが発生し、スニーカーの価格が高騰しました。そこで「イケてるスニーカーを手の届く価格で」というコンセプトを掲げて誕生したのがこのブランドです。
そんなSPXが最初にリリースしたモデル(と言われている)のがストリートスラムというモデルで、当時からハイカットとローカットが選択でき、5色展開だったそうです。
SPXの顔とも言えるストリートスラムのバリエーションは非常に豊富であり、マルチカラーやアニマルパターン、素材もパテントやハラコやヌバックといった様々なものが使われます。さらに、スタッズが使用されたモデルや大量のベルクロが使われたモデルなど非常に多岐に渡ります。
ストリートスラムの特徴といえば、「NIKE AIR TRAINER」を連想させるフロントのベルクロ。それに加えてハイカットモデルにはバスケットボールシューズ特有の足首のベルクロも搭載されます。
80年代のヒップホップスタイルを感じさせる巨大なシューレースデュブレや、ボリューミーなシルエットなど、いわゆる「ケバケバしい」大味なデザインですが、実はシューレースホールやアグレットなどに細かく「SPX」というブランディングが施されているなど、スニーカーヘッズも思わず唸る細かいデザインも魅力です。
そんなストリートスラムハイの中でも、今回入手したレッドパテントモデルは、オリジナルのストリートスラムハイに最も近いディテールのモデルです。(レッドパテントと呼ばれるモデルにも様々なものがあります)
最大の特徴と言えるのが、シュータンやアッパーのサイドに施されたSPXのロゴマークの刺繍です。
ある意味、全体的なカラーバランスを壊してしまっている、イギリス感の漂う赤と青の配色で作られたクレストロゴマークが、どことなくレトロな味わいを醸し出しています。
前々から欲しいと思っていたSPXのストリートスラムハイ。特に赤色のモデルは僕の履きたい欲を強く駆り立てていたのですが、ここ最近SPXっていうブランド自体が息をしていない様子で、日本のスニーカーショップで新品が取り扱われることは非常に稀。
扱われるとしたらKicks LAB. 何だろうけど、全く取り扱われる気配もない。
それもそのはず。そもそもSPXというブランドのスニーカー自体が、日本ではもう10年以上前に流行ったブランドであり、僕自身も当時は全然お金がなくて、なかなか新しいスニーカーを買うってこと自体が難しい時代だったことを覚えています。
で、久しぶりに思い出したかのように「2005年〜2010年」頃の自分のブックマーク(ウェブブラウザのお気に入り)を引きずり出して、晩酌のつまみにしていたら、当時欲しかったのだろうSPXのストリートスラムハイの販売ページが出てきました(もちろん既に完売済み)。
なんか、酔っ払ってた勢いもあって、とにかく今すぐに欲しい!って気持ちになったのです。
でも、新品なんてどこにも売っていない・・・。セカイモンなら新品が手に入りそうですが、送料に3000円以上もかかるのと、商品が到着するまで待ちきれないんじゃないか!っていう気持ちでいても立ってもいられず・・・。
中古でポチッ!
っと購入しちゃったわけです。しかし、届いてみれば思ったよりも状態は良好!
この手の「ド派手系スニーカー」って、結構やんちゃな人たちが愛用しがちなので、靴底ががっつりすり減っていたり、かかとが踏み潰されてパテントがシワクチャだったりという事が多々あります。なので結構心配していたのですが、非常に良い状態だったので嬉しいです。
何となく今後は、新しくリリースされるモデルのスニーカーももちろんですが、お金が無かった当時に欲しかったスニーカーを集める方にも力が入ってしまいそうで怖いです(笑)