手に入れちゃいました「Nike Air Jordan 1 Retro High OG “SHADOW”(ナイキ エアジョーダン1シャドウ)」。
このページではスニーカー大好き勇太が、このモデルの概要を説明すると共に、入手時の興奮冷めやまぬエピソードについてご紹介いたします。
誰もが知っているバスケットボールシューズカテゴリーのスニーカーの1つである、ナイキが誇る不屈の名作「Air Jordanシリーズ(通称AJ)」のファーストモデル「Air Jordan 1」。
1985年に登場したこのモデルは、数多の復刻を繰り返し、今尚多くの人々に愛され続けています。
さて、ここで知っておくべきは、「Air Jordan 1」というモデル名の後に続く3つの単語「Retro・High・OG」。今回紹介するモデルのベースであるスニーカーは、ただのAir Jordan 1ではありません。俗にいう「OG仕様」なのです。スニーカーフリークなら基本かと思いますが、今回手に入れたスニーカーを自慢するために、少しこの辺について紹介しましょう。
そもそも「Air Jordan 1」というのは1985年にリリースされたモデルであり、現在「新品」で手に入るものは全て復刻版です。この復刻版につけられる名前が「Retro」であり、今回紹介するスニーカーが復刻版であることを示しています。
そして「High」というのは、このモデルがハイカットモデルであるということ。意外と知られていませんが、Air Jordan 1にはハイカットモデルの他に、ミッドカットやローカットのモデルも存在しており、俗に「Air Jordan 1」と言われるのはハイカットモデルをさします。
最後に、最もややこしいのが「OG」です。この「OG」というのはオリジナルモデルのディテールを忠実に再現したジョーダンを取り巻く様々なヒストリーに関連したモデルの事を示しています。
もう少し外観的な話をすると、以下の条件に当てはまらない「エアジョーダン1のハイカットモデル」をOG仕様と呼びます。
シュータンやヒールにジャンプマンのロゴマークが配置されているAir Jordan 1でも、カッコいい配色やレア度の高いモデルは存在しますが、やはりそれらは「企画モノ」というイメージです。
OG仕様こそ真のAir Jordan 1と思っているスニーカーフリークは少なくないと思います。
今回手に入れたのは、2018年の4月14日に日本国内でリリースされた復刻モデル。
まだ、Air Jordan 1に「1」というナンバリングがされておらず「Air Jordan」としてオリジナルモデルがリリースされた1985年に、ChicagoやBredと共にリリースされたこの配色。
NBAの公式戦ではありませんが、ジョーダン自身が着用して試合を行なっているという点も、この配色がエアジョーダン好きにとって特別なモデルである理由の1つと言えます。
そんなSHADOWは、1985年のオリジナルモデルから、2009年、2013年、2018年と復刻しており、リリース当時のカラー表記は「SOFT GRAY」でしたが、2009年の復刻時に世界中で親しまれているニックネーム”SHADOW(シャドウ)”がオフィシャルで使用され、シューズボックスのカラー表記が「SHADOW GRAY」に変更されました。
シュータンタグにはRマーク(®)がつけられ、1985年のオリジナルモデルを思わせるディテールですが、ウイングロゴは黒塗りでTMマークがついた2013年のディテールなのが、フェイク品がはびこる今の世を思うと少し悲しい点です。
1985年のオリジナルモデルと同じディテールのシュータンタグ。
ウイングロゴは2013年の復刻時と同じTM付きの黒塗り。
Air Jordan 1のコレクターであれば、おそらく「NIKEが俺を破産させようとしているんじゃないか?」と疑心暗鬼になるくらいのAJ1リリースラッシュが続く2018年。
今回のSHADOW(シャドウ)の復刻は久々の「待ってました!」って感じだったのではないでしょうか?
でも、個人的な意見としては「SHADOW(シャドウ)って、熱狂するほどカッコいい配色のスニーカーだろうか?」というのが本音だったりします。
そんな、SHADOW(シャドウ)が国内でリリースされた2018年の4月14日といえば、ここ最近のスニーカーブームの中でもとりわけ注目度の高い「OFF-WHITE」とのコラボレーションモデルの1つである「OFF-WHITE × NIKE AIR VAPORMAX WHITE」の発売日。
ぶっちゃけ、真っ白なヴェイパーマックスとか冷静になればそこまで欲しいと思わないのですが、ここまで1足もOFF-WHITEモデルを手に入れられてない僕からすれば、「今度こそ手に入れたい・・・」って感じで、藁をも掴むような気持ちで発売日を待っていました。
が、しかし。
アトモスのドレスコードから手持ちのスニーカーが外される・・・。
仕方なく指を咥えて見ていることしかできず、家にいながらにして アトモスのオンライン抽選に挑んだわけで、結果はもちろん落選・・・いや当選!?
あ・・・
当選したのはシャドウの方か・・・
ってな感じでした。
こんな話をすると、「欲しくなかったのか?」と思われそうですが、「スニーカーコレクターとしては欲しいが、シャドーってそんなにカッコいいスニーカーじゃないよね?」っていうのが僕の正直な気持ちなんです。
「かっこいいスニーカーが好き」な僕としては、オフホワイトのついでにオンライン抽選したって感じだったんです。
で、いざ届いて見たらどうですか。
素晴らしく触り心地のよいフルグレインレザーの質感、まるでBredの写真をモノクロで見ているようなブラックとグレーのカラーバランス・・・。
ひとしきり堪能した後に、スニーカー棚にあるBred ToeとGame Royalの間に飾ったら、なんかこう「ディスプレイが引き締まる」というか、ああ、シャドウが手元にきてよかったな・・・って思ってしまったんです。
やっぱり、歴史的名作スニーカーってのは、自分の手元に来た時に先入観みたいなのを全て取っ払ってくれる力があるんだって思いました。
あとは、シャタバです。シャタバが手に入れば、個人的なAJ熱はひと段落かと・・・。