突然ですが、ミカンの剥き方で「和歌山剥き」って知ってますか?
ミカンを食べる時に簡単に且つスピーディに剥くことができる剥き方です。
しかも、和歌山剥きって果肉についている白い皮も結構取れるとあって、巷では「和歌山剥き」最高!みたいな風潮さえあります。
でもちょっと待ってください。
その白い皮は体に良い栄養がたっぷり詰まってるのに勿体無くない!?
皆さんはミカンってどうやって剥いてますか?
僕ミカンの剥き方が下手くそすぎるのが悩みです。僕普通に剥いて、
こうなっちゃうんですよ。結構時間かかるし、皮は小さくバラバラになるし少しイライラするんですよね(笑)
僕が下手くそなだけなのでしょうか?
って事で簡単にかつ素早く綺麗にミカンを剥く方法がないのかって思って調べて出てきたのが「和歌山剥き」。
みかんの産地として名を馳せる和歌山の民達がほとんどこの食べ方をしているそうだ。
和歌山剥きをすることで、簡単且つスピーディに、皮が散らからず、手も汚れず、全部ではないが果肉についている白い皮も取ることが出来るらしい。
なんならこれ僕が知らなかっただけでもうみんなやっているのだろうか。
みかん剥きの素人であるアキラも実際に和歌山剥きに挑戦してみました。
なんか文言が変な感じになってしまいましたが、本当にミカンのお尻(ヘタじゃない方)に指を入れてください。
それなりに奥まで入れると次の工程がうまくいきます。
次に指を入れた部分を支点にしてお尻を二つに割ります。
この時に完全に割らずにヘタの部分はくっつけたままにしてください。
今度はミカンを4等分に割ります。
この時も完全に割り切らないようにするのがポイントです。
4等分が下手くそすぎるとか言わないでください。素直に傷つきます。
ヘタの部分を押さえながら、ヘタの方から剥いていきます。
白い皮はヘタから繋がっているので、ヘタ側から剥く事で繊維に逆らうことなくペリペリと白い皮を残さずに剥くことができちゃう訳です。
すると簡単に剥けちゃいました。時間にしてなんとたったの30秒くらい。
確かに簡単でスピーディに剥くことができました。
この方法だと確かに1枚だけの綺麗な皮が残る。
しかも、この剥き方をするだけで果肉についている白い皮が少しでも多く取れることが分かりました。
今和歌山剥きをすることでミカンに付いている白い皮を少しでも多く取れると言いましたが、僕は昔おじいちゃんとおばあちゃんから剥いた時に付いてる白い皮は栄養満点だから取らない方が良いと聞かされてきました。
実はこの白い皮はアルベドと言います。アルベドは果肉に栄養を送る役割があるので栄養がぎっしり詰まっているそうです。
和歌山剥きをするとアルベドが結構取れてしまうので勿体無いって思ってしまいました。
そんな僕にもったいないと思わせたアルベドですが、ぎっしり詰まっている栄養の中で代表的なのはビタミンPとペクチン。
こいつらがまたすごいんです。
初めて聞いたわ!って人もいると思いますがビタミンPってのはビタミン的な物質でビタミンではないんです。
こういうのをビタミン様物質って言うんですがミカンに多く含まれているのはヘスペリジンというもの。
このヘスペリジンがめちゃくちゃ有能すぎる。
なんかすごくないですか?
僕は専門家でもなんでもないのでどういう理屈でヘスペリジンがこれら多くの事柄に効果を発揮するのかは全くわからないけれど、アルベドは摂取した方がいいというのは確か。
ヘスペリジンってめちゃくちゃ出来る子。
そしてもう一つがペクチンと呼ばれるもの。
ペクチンもまた嬉しい栄養物質の1つでコレステロールを下げる・血糖値を下げる・整腸作用効果があるそうです。
なんだよこの子も出来るじゃないの。
つまり生活習慣病の予防やおなかの中を綺麗にしてくれるおかげで便秘の改善にもなるということですね。
あのーだからつまり、みかんに付いている白い皮アルベドは食べたほうがいいんです!!
ここまで読んでもらうと、白い皮は出来るだけ食べた方が良いというのは分かっていただけるとは多いますが、僕はある結論に至りました。
それが、スピードを取るか栄養を取るか、です(笑)
和歌山剥きは確かに素早く剥けるし簡単ですが白い皮が取れてしまう。
白い皮をわざわざ残して食べようとすると時間が掛かってしまうが食べれば栄養満点。
早食い対決じゃないんだから別に急いで食べる必要はないんだし、ゆっくり栄養満点のみかんを食べればいいのではないかなって僕は思いますけどね。
どうせならミカンを焼いて皮ごと全部食べちゃえばいいんですよ。
ミカンを焼く?なんのこっちゃ?って人は下の記事を読んでぜひ試してみてくださいね。
でも栄養満点だからって言って、みかんの食べ過ぎには要注意ですよ!