手に入れちゃいました「Supreme x Nike Air More Uptempo “Suptempo”(シュプリーム × ナイキ エア モア アップテンポ “シュプテン”)」。このページではスニーカー大好き勇太が、このモデルの概要を説明すると共に、入手時の興奮冷めやまぬエピソードについてご紹介いたします。
1996年に誕生したこのスニーカー。同年アトランタオリンピックのバスケットボール競技にて、「なんだあのバッシュは!?」と世界を賑わし、アメリカのドリームチームにてスコッティ・ピッペンが履いていました。
通称「モアテン」と呼ばれて親しまれるこのスニーカーは、何と言っても大胆なAIRの文字が目立ちます。モアテンをデザインしたのはウィルソン・スミス氏で、ポップアートやグラフィティからインスピレーションを受け、90年代半ばのNIKEを体現するデザインに仕上げています。
特徴的なのは見た目だけでなく、性能面でもソールユニットに前足部と後足部で異なる空気圧のビジブルエアを搭載するなど、スタープレーヤーの足元を支えるに相応しいモデルになっています。
2017SSモデルとして、シュプリームでは2017年4月29日(土曜日)にリリース、ナイキラボでは2017年5月1日(月曜日)にリリースされたこのモデル。
通常のエアモアアップテンポのアッパーに「AIR」と書かれている文字が「SUP」と「EME」になり、ヒール部分に「R」が入ることで、アッパー全体が「SUPREME」の文字で飾られた特別なコラボスニーカーです。
この文字の枠線がリフレクティブ仕様になっている点も大きな特徴といえます。
カラーバリエーションは全部で3色。シュプリームのボックスロゴを連想させる赤と白のモデル、スタイリッシュなオールブラックアッパーにアウトソールとインソールの赤が映える黒のモデル、ラグジュアリーな印象の強いゴールドのモデルの3種類です。
僕が購入したのは赤白のモデルです。
シューレースも特別仕様になっており、アグレットの部分にシュプリームでおなじみ「WORLD 」と「FAMOUS」の文字が刻まれています。
やはり特別仕様のボックスやペーパーと言うのはテンション上がります。
シュプリームやオフホワイトとのコラボは、オリジナルのシューレースが付属したりするので、この辺りもプレミア度が高くなるポイントだと思います。
特別なインソールは「履く派」の人にとって非常に悩ましい問題。
日本で空前のモアテンブームが巻き起こった2016年。この年の12月ごろから「モアテンがシュプリームとコラボするらしい」と言う噂がまことしやかに囁かれるようになり、世界中でモックアップ画像が作られて情報が錯綜していました。
その頃僕はというと、全く最新のスニーカー情報を追っかけておらず、シュプリームとコラボするなんてことは全く知りませんでした。
僕がスニーカーにハマったのは高校生の頃。今も忘れもしない、初めて自分のお金で買ったエアフォース1のミッドカット(白アッパーに黒スウッシュのベタなやつ)により、スニーカーの魅力に完全に取り憑かれました。
そして、バイト代を自由にできる人生で最もバブリーな高校生時代と、実家に帰省し金が有り余っていた社会人デビュー時代はスニーカー収集に明け暮れていましたが、そこからフリーターとなって株式会社PLANが現在の規模に成長するまでは、お腹が空いたからガムシロップを飲んで寝るみたいな、スニーカーどころではない貧乏時代を過ごしていたのです。
現在僕は、株式会社PLANから、自分と同年代の人よりは圧倒的に多い給料とボーナスをもらってます。何が言いたいかと言うと、2016年の春頃には「スニーカーをプレ値で買える余裕のある生活」になっていたのです。
そんな、財布に大量のお金が入っている2016年、モアテンが20周年記念で復刻され爆発的な流行となりました。
僕も高校生の頃にモアテンを履いていたので欲しいな〜とぼんやり思っており、でもネット抽選では全然当たらず定価では買えない・・・プレ値で買うほどはないかな〜って状態が続いていました。
そんな中、奥さんと行った大阪旅行。ちょうど当日の朝(6月29日)白黒のモアテンがSNKRSでリリースされましたが、あえなく撃沈。
その後、心斎橋にあるシュプリーム中心の古着屋で、モアテンの文字が「SUPREME」になっている衝撃的なスニーカーを見つけました。
欲しそうに眺める僕をみて奥さんが口を開きました。
奥さん「どしたの?勇太君あのスニーカー欲しいの?ボーナス入ったんだしご褒美だと思って買っちゃえば?」
え、いいの?10万円だよ?
まさかスニーカーが10万円で取引されているようなジャンルだと、僕の奥さんはこの時知る由もなかったのですね。と言うわけでお買い上げ!奥さんはドン引きしてました。
これによって、パッキンがガバガバになってしまった僕は、貧乏節約モードから給料全額スニーカーつぎ込みモードに切り替わり、現在のような状態になっております。
ある意味「第二のスニーカー人生が始まったきっかけとなるスニーカー」だったわけです。思い出の一足ですね。