日常には多くの数え役満が潜んでいます。匿名掲示板に巣食う「童貞チビデブメガネハゲ無職」も数え役満です。
そういえば、最近僕はやけに長い名前のスニーカーを購入しました。ナイキが2翻、ジョーダンが2翻、ん?これだけでもう満貫!?子なら8,000点!親なら12,000点だぞ!リーチして裏ドラが乗ったら跳満だってありえる・・・おそるべしスニーカー!!
というわけで、今回はスニーカーフリークな僕が「数え役満のスニーカー」を探してみました。
そもそも最初から役満なスニーカーも存在しているため、数え役満となるスニーカーを探すのは一苦労でしたが、探しているうちに「これは・・・鳴いたら1翻下がるな・・・」なんて呟きながら遊んでいたら、今やほとんどのスニーカーが麻雀の点数で換算できるようになりました。
あなたの家には、数え役満のスニーカーってありますか?
全国のスニーカーフリークな皆様。本日はスニーカーの話でありつつも、麻雀の話でもあります。
って言うか、今の時代どれくらいの若者が麻雀のルールを知っているのでしょうか?いきなり「数え役満」とか言われても意味わかんないですよね。
麻雀の点数というのは「アガリ」の時の「役」によって決まります。
「役」は沢山あって全部説明するのは難しいのですが、作ることが大変な「役」ほど点数が高く、最も低いもので「1翻」、手の内が全部同じ種類の牌で構成されていたりすれば「6翻」と言った具合に点数が上がっていくわけです。
そしてアガった時に、それらの「役」を合計して「13翻」になれば「数え役満」となるわけです。
数え役満の強さを例えるのであれば、悟空とベジータがやっとの思いでクウラを倒したのに、画面いっぱいのメタルクウラが出てきた時くらいの絶望を相手に与えることができます。
麻雀の経験者であれば、日常生活の中で麻雀の点数を例えに出すことがあると思います。
例えば、容姿のせいモテない人のことを「チビ(2翻)・デブ(4翻)・ハゲ(2翻)」で倍満!なんてイジったりするわけです。※清一色(6翻)二盃口(3翻)で倍満(親なら24,000点)という説もあり。
そんな中、とある記事を見つけました。
これは・・・面白い!
この記事を読んでいて思ったわけです。そいえば、スニーカー大好きな僕は、スニーカーの名前を見て勝手に麻雀の点数に換算してるな・・・って。
ところで、世界で最も売れているスニーカーって知ってます?
一応、ギネスブック上では「adidasのStan Smith」とされています。adidasって時点で2翻付きますし、Stan Smithほどの名作であれば3翻(鳴くと2翻)つきますので満貫は硬い、まさに王道の手、いやいや王道のスニーカーでしょう。
New BalanceとかASICS(onitsuka)とかは1翻ですね。Skechersとか、Sperry Topsiderとかは、役にならないのでリーチしないとアガれません。
こんな感じで、ブランドの知名度・モデル名の知名度・テクノロジーの先進性・シグニチャー主の知名度・コラボ先の人気度・人気の色・OGか否か・などなどを基準に、スニーカーの名前を麻雀の点数に換算していきたいと思います。
今回参考にした本は以下の4冊。
この中から、特に「名前の長い」モデルをピックアップし、それぞれの役を計算して、スニーカーの中に数え役満が存在するのかを調査していきたいと思います。
ちなみに、Supreme、Off-White、YEEZY、こいつらは国士無双や大三元みたいなものなので、この時点で役満です。
あくまで今回は「数え役満」を探すのが目的ですので要注意。「これ、数え役満ですよね?」みたいなのがあれば教えてください。
合計で13翻、早速出ました数え役満です。しかし、このスニーカーはAJ3という特定のスニーカーのデザインにインスピレーションを受けて開発されているため、鳴くと1翻下がって3倍満になってしまうため要注意です。
今やハイテクバッシュの基本スペックとも言えるズームエアユニットは2翻、ヴェイパーという言葉はここ最近のナイキがハイスペックなスニーカーにつけがちなので1翻しか付きません。
RFは世界最強のテニスプレーヤー「ロジャー・フェデラー」ですから、文句なしの3翻。
このモデル、ホワイトレッドの通常カラーだとatmosという役がつかないため2翻下りでこちらも3倍満、鳴いたら10翻で倍満まで下がってしまう可能性があります。
できる限り門前でいきたいですね。
今をときめくカニエ・ウエストのYEEZYシリーズに続き人気を博しているスニーカーといえばNMDです。しかし残念ながら11翻なので3倍満、リーチしてドラが乗れば数え役満もありますが、いざとなったら逃げられるようにダマテン狙いで行くのがベターです。
adidas Originalsは別にadidasに付加価値がついたブランドではないので2翻ですが、ファレル・ウィリアムズというビッグネームは3翻です。
先ほどのロジャー・フェデラーもそうですが、コラボ先の人物がビッグネームだったらそれだけで3翻つくので、リーチすればすぐ満貫です。裏ドラが乗る可能性もあるので、早い段階で勝負に出るのも悪くないでしょう。
EQTというのはEQUIPMENT(エキップメント)シリーズの事。簡単にいうと、アディダスの中でも最高モデルだけを集めたシリーズに送られる称号ですので、こちらも1翻ですね。
ちなみに、YELLOWというカラーリングにも1翻つきますが、他の色の場合は役が付きません。これ、知らずにダマテンでアガろうとする人がいますけど要注意ですよ。
黄色はファレルの代名詞であるハッピーを連想させる色であり、最も人気な色のため1翻というわけです。
残念ながら12翻で3倍満どまりのこのスニーカー。
僕たちスニーカーフリークに新しい話題を提供してくれるナイキラボは3翻ですが、デザイナーが変わるたびに人気の浮き沈みが激しいので鳴くと1翻下がる点に要注意です。できれば門前でダマテンか、リーチして数え役満を狙いたいところです。
FREEといえば、ナイキがAIRという代名詞的なクッショニングテクノロジーを捨てて「裸足感覚(ベアフットランニング)」という新ジャンルに挑戦した意欲作。しかしトランスフォーム(トレンフォース)はそこまで人気にならなかったので役は付きません。
フライニットは今最もナイキが力を入れているテクノロジーなので3翻つきますね。フライニットはエアジョーダンやエアフォース1などの名作に搭載されると4翻になるので覚えておいて損はありません。
リカルド・ティッシは元ジバンシィのデザイナー。このスニーカーがリリースされた時はナイキラボのデザイナーでもありました。こういったビッグネームは文句なしで3翻です。
カラーはフライニットシリーズ特有のマルチカラー。フライニット系の場合は「単色」だと役が成立しません。マルチカラーやBHMなど、複数の色の糸で織り込まれたような色を狙いましょう。
文句なしの13翻。数え役満です。しかし、復刻版という意味であるRetroですから、鳴くと1翻下がって3倍満になってしまう点は注意しなけれななりません。
また、このシャッターバックボードにはアウェイカラーである事に1翻ついてます。ホームカラーの方だとリーチしなければ数え役満になりません。意外と手牌がグチャグチャしてわかりにくい役なので、見逃してチョンボしないように気をつけましょう。
ちなみにOGというのは、オリジナルのディテールを出来る限り忠実に再現したモデルという意味なので1翻付きます。
また、エアジョーダン1にはハイカット以外にもミッドカットやローカットも存在しています。ハイカットとローカットは1翻付きますが、ミッドカットは役がつかないので注意してください。
ミッドカットは、ベーシックなカラー展開がされていないモデルですからね。仕方ありません。
アシックスという、多少不利なブランドですが11翻という高得点を叩き出したこのスニーカー。3倍満です!ただし、鳴くと倍満になってしまいますので気をつけましょう。
通常のアシックスブランドは、どうしても「子供の運動靴」というイメージが払拭しきれないため1翻ですが、近年ヨーロッパを中心にオニツカタイガーが頑張り、アシックスタイガーもそれに便乗する形でファッション性の高いスニーカーブランドという地位を獲得しているため、門前であれば2翻つきます。
さらにこのスニーカーのすごいところは、コラボレーション先です。日本人の冬の制服と言われるほど人気を博すダウンジャケットのブランド「Moncler(4翻)」と、今をときめくスニーカーブティック「Kith(2翻 )」のトリプルネームです。
モンクレールってだけで満貫ですからね、これをツモってきたら、なんとかアガっておきたいところです。親なら即リーもありかもしれません。
そして、世界中のスニーカーブティックがこぞってコラボレーションしているスニーカー「Gel-lyte III(2翻 )」をベースにしています。リリースされた3色はどれもモンクレールを連想させるトリコロールカラーなので、どの色でも1翻 つきます。
しかし、この手はどうしても手牌がおなじ系統でカチカチになるため、捨て牌でバレやすい性質があります。周囲に狙われると危険なので、門前でリーチはせず、いざとなったら手を崩して降りる覚悟も必要です。
やはりナイキをベースにした手は強いですね。
門前であれば安定の数え役満ですが、意外とここ最近様々なブランドやアーティストがスピリドンをフューチャーしているため、ついつい早い段階で鳴いて3倍満になってしまいがち。
それほどプレ値にならない可能性もあるで、よく吟味する必要があります。
さてさて、このモデル、Roundel London(ラウンデル・ロンドン)というブランドとのコラボ。まだまだエゲツないプレ値になるブランドではないため4翻 ですが、このスニーカーが話題になったこどで、今後はだんだん強い役になっていく可能性もあります。
そしてナイキの定番ズームエアユニット。これがスニーカーに搭載されれば多くの場合「Air(2翻)」と「Zoom(2翻)」が乗っかりますので、アガリまでがスピーディーになります。
しかし、AirとZoomが揃うと、そこからスピリドン狙いにするか、フライト狙いにするか、ペガサス狙いにするかで迷っているうちに手の内がゴチャゴチャしてくる可能性もあるため、流れをよく読んで対応すべきです。
ベイシング・エイプ(BAPE)が乗っかるだけで、一気に数え役満へと跳ね上がるこのスニーカー。鳴いても数え役満になる手なので、三人打ちで出やすく、手牌にBAPEがきたら、鳴いて鳴いて鳴きまくってゴリ押してみると、以外にツモアガリしたりします。
ちなみに、人気の高いカモ柄ですが、BAPEの武器はぶっちゃけオリジナルのカモ柄くらいしかないため、役としては成立しません。むしろBAPEとコラボした場合はカモ柄が使われていないと1翻つく場合があります。
さて、このスニーカーは、adidas consortium(アディダス コンソーシアム)というアディダスの最上級ラインのスニーカーとしてごく限られた数で生産されるプレミアムなブランドからリリースされているため3翻です。
そしてスーパースターやスタンスミスといったアディダスの伝説的なモデルは3翻であり、ABCマートなどでリリースされるスーパースターではない「80Vや80S」だとさらに1翻付きます。
ちなみに、通常のアディダスが2翻なので、ABCマートモデルでもスーパースターなら門前立直で跳満になります、これもよく使う手なので覚えておきましょう。
安定のナイキベースの手。門前であれば13翻の数え役満です。
ポイントとなるのは、やはりエアジョーダン1でありながらもSBという点ではないでしょうか。
今回の手を見てみるとSBが3翻となっています、しかしこれは結構特殊な役であり、ベースがダンクやブレーザーだった場合、SBは2翻(鳴くと1翻)となってしまいますので要注意。
意外と初心者がチョンボしやすい罠だったりします。
先にSBが入ってきた場合は、よく考えてから行動しないと身動きが取れなくなる可能性があります。
ちなみにQS (クイック・ストライク)は市場の動向を敏感に捉えたモデルという意味で、付加価値のつく名前ではないため役としては成立しません。
スケートボーダーがシグニチャー主だった場合、仮にスーパースターでも2翻、ルーキーなら1翻というのが基本ですが、今回のランス・マウンテンは伝説級の人物なので3翻ですね。
難易度の高いトリックだけではないスケートボードの楽しみ方を提案した彼らしい「デッキテープで削れると色が出てくる」という特別仕様のカラーも1翻付きます。もちろんホワイトモデルも1翻ですからご安心を!
ある意味「日本人が世界に良さを広めたスニーカー」と言っても過言ではない、ニューバランスのMT580がベースのこのスニーカー。しかし、いうほど世界や日本で人気になってない感が否めないため、合計で9翻という残念な結果に。
倍満なんで、親なら24000点という大きな数字なため軽視はできません。
捨て牌から、セレクトショップの店員がしがちな服装を感じ取った場合「あ、あいつ多分ニューバランスだな!」と、思わず「振り込んでもいいや!」って感じでよく考えもせずに自分の手を優先してしまいがちですが、周年記念やシグニチャー主によっては簡単に倍満まできてしまうため、一気に戦局が悪化してしまう場合もあります。
一応、2翻ついている人物について簡単にご紹介。
これは・・・ダブル役満ってやつですね。
ドラゴンボールでいうなら、ナッパの「クン」くらい周囲の人間(読者)を戦々恐々とさせることができます。なっていったって、ダブル役満ですからね・・・ダブル役満・・・。
このスニーカー自体は、そんなにカッコいいと思わないのですが、点数だけカウントしてみるとエゲツない事になります。
そもそもシュプリームってだけで役満ですからね。そこにギャルソンが乗っかって、さらにナイキと・・・こんなのが手牌にきたら顔に出ちゃいそうです。心臓の音が聞こえるでしょうね。
そして、ベースとなったモデルはエアフォース1。フォース2やフォース3だと2翻ですが、フォース1は3翻です。親をキープするためにも、エアフォース1を門前でリーチしてサクッと12000点稼ぐってのは理想的と言えます。
ローカットのエアフォース1は僕が嫌いなので0翻です。ミッドカットとハイカットは1翻付きます。これだけで満貫ですから覚えておきましょう。
ただ1つ注意点としては、手牌にシュプリームがある場合、後半戦になると捨て牌から「誰かがシュプリームを持ってる」っていう空気感が漂い始め、降りる人が続出します。なるべく早い決着を目指しましょう。
僕からは以上です。ぜひ、自宅にあるこだわりの1足を、麻雀の点数に換算してみてはいかがでしょうか?