今回はシャープペンシルのサイト用に作成したロゴマークについて、どのような意味をもたせて、どのような発想で作成したのかを紹介します。自分の備忘録として、またアイデア出しに苦労している方の参考になったら良いなという気持で、手前味噌ですがロゴデザインについて紹介していきます。
シャープペンシルではなく、メカニカルペンシルという言葉を使用して、ペン以外にも「シャープペン特有の機械的な雰囲気」をうまく盛り込んだロゴマークを目指しました。
およそ2時間程度、ただし全体のバランスを整えるのにひどく時間がかかってしまったので、完成までは3時間くらいかかってしまいました。
>>http://life.pintoru.com/mechanical-pencil/
今回は何と言ってもメカニカルペンシルの頭文字「M」を利用したかったので、意地でもMから離れる気はありませんでした。
空白を利用してシャープペンシルの先端部分を演出し、グレー2色を使うことで、工業的な雰囲気をプラス。角を削ることで旋盤を使って削り出したかのような感じを作り、Mの底辺をとがらせることで、シャープペン特有の「カリカリ」とした筆記感を想起させるように作りました。
概ね理想通り。とくにMの文字の中に落とし込むモチーフを、一般的な筆記用シャープペンシルではなく、製図用シャープペンシル特有のシルエットにしたのが功を奏して、いい感じのデザインに仕上がったと思います。
ロゴを見ただけで「シャーペン?」と感じていただけるようであれば十分合格点です。
文字の空白部分がモチーフのように見えるという技法はとても僕好みで、今回もその方法でシャープペンのモチーフを埋め込めないかと思ったのですが、これがどうしても2色使わないとシャープペンを想起させることもできなければ、Mの文字が崩れすぎて読み取れなくなってしまうという現象が起きました。
しぶしぶ、濃いグレーを利用して2色使うことで全体のバランスを整えることに成功しましたが、個人的には1色のみで作れたら良かったなあと思います。
本末転倒ですが、サイトのURLが「mechanical-pencil」なのでMのモチーフを使いましたが、やっぱり耳馴染みのよいSを使ったほうが、よりシャープペンシル感を引き出せたと思います。が、まあそれはそれ、コレはコレということで。