2018年現在、ファッションに敏感な人ならみんな知ってる大流行中の「ダッドシューズ(ダッドスニーカー)」ですが、まだ知らないって人でもこの言葉くらいは聞いたことがあるのでは?
ダッドシューズ(dadshoes)というのは、休日に父親(おじさん)が履くようなスニーカーや、それらをおしゃれに履きこなすファッションのトレンドです。
一般的には。ワイズが広く、ボリューム感のあるぽってりとした白ベースのスニーカーを指す場合が多いのですが、この流れは、近年加熱気味のレアスニーカー消費に対するアンチテーゼでもあるとも言われています。
そんな、レトロでボリューム感のあるランニングシューズを履きこなす文化「ダッドシューズ(dadshoes)」には、特に注目されているモデルがありますので、どのスニーカーを買おうかと迷っている人はぜひ参考にしてください。
早速おすすめのモデルから順にダッドシューズをご紹介していきます!
ダッドシューズの大本命モデルとも言えるこのスニーカー。火付け役、とまでは言いませんけど、ダッドシューズと呼ばれるようなボリューミーでレトロなスニーカーが注目されたタイミングで颯爽と現れ、一気にムーブメントを作り上げた立役者であることは間違いありません。
スニーカーフリークのKING-MASA氏ですら、普段はハイブランドのスニーカーを買わないのに、これは購入して自撮りして自慢げにインスタにアップするほどゾッコンの様子。
とりあえず「今はこれ履いておけばとりあえずオシャレ」って感じのモデルです。
バレンシアガのトリプルSと双璧をなす人気のダッドシューズといえば、アディダスとラフシモンズがコラボしたオズウィーゴと呼ばれるスニーカー、およびそのシリーズです。
スポーティーなレイヤー構造のアッパーと、シリコン製のバブルを採用した近未来的デザインはトリプルSには無い魅力。どちらかというと無骨でありながらもクリーンな印象であり、ストリート感のあるカラーブロックデザインも、オズウィーゴが注目される理由と言えるでしょう。
アディダスのイージーシリーズによってナイキが焦ってる、なんて噂も立つほど、ここ最近のスニーカーシーンを牽引している「アディダス・イージーシリーズ」ですが、そんな注目のブランドからも「ダッドシューズ」と呼ぶにふさわしいデザインのスニーカーが登場しています。
ラッパーであり、おしゃれアイコンとして世界中に知られる「カニエ・ウエスト」とアディダスがコラボしているこのシリーズ。レトロな色を複雑に組み合わせ、現在のトレンドであるボリューム感のあるソールに、アディダスらしいスポーティーなアッパーをセットしたこのモデル。
バレンシアガのトリプルS、ラフシモンズのオズウィーゴ、そしてイージー700という3つは、ダッドスニーカー大本命の3種類と言って過言ではありません。まさに、現在のスニーカーシーンを代表する3種類です。
ダッドスニーカーブームによって、ナイキやアディダスといったスニーカーを中心とするブランド以外にも、バレンシアガやグッチといったハイブランドの注目度が急上昇しているのも最近のスニーカーシーンの面白いところと言えるでしょう。
特に2017~18にかけては、ブランドのアイデンティティとも言えるロゴマークを大々的に使用したTシャツなどが売れに売れ、ハイブランドとストリートブランドをミックスして着こなすのがトレンドでしたから、それと合わさってハイブランドのスニーカーも売れまくっています。
特にグッチは、いかにもダッドスニーカーなホワイトベースのスニーカーをリリースするだけでなく、グッチのロゴマークをこれ見よがしに配置したモデルもリリースしており、トレンドに敏感な人たちから注目されています。
販売前から話題騒然となったルイヴィトンのアーチライトスニーカー。現在話題となっているバレンシアガのトリプルSや、adidasのイージーランナー700など、先陣を切ったダッドシューズ達のディテールを捉えつつ、ダッドシューズのもつ特徴を過度に際立たせてデフォルメしたような見た目が個性的。
名前の通り「アーチ」部分がデザインの主役となっており、どこか女性的で洗練された印象を持たせており、今までの「野暮ったいダッドシューズ」とは一味違った部分が魅力と言えるでしょう。
アッパーやヒールタブには、ルイヴィトンの代名詞とも言えるモノグラム柄が使用されており、ヒール部分のミッドソールにもロゴが配置されるなど、ブランディング部分も緻密に計算されています。
日本では、どうしてもバレンシアガのトリプルS、ラフシモンズのオズウィーゴ、そしてイージー700の3種類ばかりがダッドシューズとして注目されがちですが、海外ではこの3種類の中にステラマッカートニーのエクリプスが食い込んで人気な印象です。
ナイキのヴェイパーフライのような厚底でつま先上がりのランシュー感のあるデザインに、モード感のある日本ベルクロと大きく張り出したミッドーソール。シューレーズタイプのモデルも、程よいアウトドア感があり、確かにダッドシューズな見た目ですが、さすがはステラマッカートニー、フェミニンな雰囲気をどことなく漂わす見た目に仕上げています。
ダッドシューズブームにナイキは何をリリースするのか?と思ってましたが、特にナイキはダッドシューズっぽいデザインのスニーカーをリリースするような動きはありません。
しかし、往年の名作と言えるエアモナークがダッドシューズとして人気が再燃しており、ナイキからスポンサードを受けるスポーツ選手や、ナイキ好きを公言しているモデルたちがこぞって履いており、じわじわと日本でも注目どが上がってきています。
現在流行中の「いかにもダッドシューズ」というスニーカーに比べると、ソールのボリューム感や全体的なデザインはシュッとした感じですが、サイドのスウッシュやシューレースホールのデザインなど、随所に「ダッド」な感じが滲み出ており、初めてダッドシューズにトライする人にもおすすめしたいデザインが魅力的です。
このモデルもまた、日本ではあまり注目されていない感じがしますが、アメリカではスニーカーの転売で稼いでいるようなスニーカーに敏感な人たちに愛用者の多いダッドスニーカーがこの「スタミナ」です。
ゴツ目なミッドソールと、無骨なシューレースホールに、おしゃれさが感じられないSのロゴマークなど、いかにもダッドシューズというパーツが盛りだくさんなのですが、全体に統一感があって意外と履きこなしやすいという点が注目されている感じです。
カリフォルニアでは、とってもベーシックなスニーカーブランドとして親しまれていますからね。その辺りも、日本との大きな違いかもしれません。今のうちに手を出しておけば、流行の最先端になれるかも?
ダッドスニーカーブームが着た瞬間に、ニューバランスなら豊富にダッドなデザインのスニーカーがあるんじゃない?って思った人は、ニューバランスが好きなのか嫌いなのかなんとも言えない立ち位置の人だと思います。
でも、その通り!ニューバランスって、ハイエンドモデルですら、かなりダッドな雰囲気のスニーカーが多いですからね。まさにダッドシューズの名門と言えるかもしれません。
そんなニューバランスの中でも「624」は別格です。世界的にも、ダッドシューズとして愛用しているファッショニスタの多いこのモデルは、無骨なNのロゴマークと、かなりゴツめのソールに、複雑なのにシンプルっぽく見える不思議なアッパーを兼ね備えた名作です。
さすがはニューバランスと言わざる得ない最高のはき心地も人気のポイントです。
バレンシアガのトリプルSのパクリ・・・・・なんて話題をかっさらったZARAのマルチパーツスニーカーも、ダッドシューズを語る上では欠かすことのできない人気のモデルと言えます。
ダッドシューズの流行を牽引しているバレンシアガのトリプルSが10万年前後で取引されている中、このそっくりなZARAのマルチパーツスニーカーは約5000円、いやセール価格で2000円前後という異常な値段が話題です。
手っ取り早くダッドスニーカーデビューするなら、このスニーカーで決まりですね!
このモデルは、まだリリース前ですが、今後ダッドスニーカーブームの中に投入されて、結構話題になっていくのではないかと思われるモデルです。
ダッドスニーカーらしいボリューミーなソールと、今までのダッドスニーカーにはなかったシャープなデザインのアッパーがポイントであり、軽快な色使いと手頃な価格帯で、ファッションに敏感な若い人たちから支持されそうなモデルです。
新しいもの好きな人は、ぜひこのモデルのリリース状況を追いかけて欲しいと思います。