一口にアフィリエイトって言っても、様々なジャンルがあるため全てに当てはまる事ではないかもしれません。弊社ウェブメディアでは多くの場合アマゾンアソシエイトを利用しており、具体的な商品を題材にした記事を多く執筆しております。
このような形態のアフィリエイトサイトを運営していると「商品名やメーカー名」を見出しや記事の内部で執筆するケースは多いと思います。
仕事柄、様々な商品のモデル名やメーカーの名前を記憶してしまってるわけですが、弊社以外の「モノ」を紹介しているウェブメディアさんの記事を読んでいると、なんじゃコレ!?っていうような商品名で紹介している事を意外と多く見かけます。
ちょっとこの辺りについて、アフィリエイトサイトを上位表示させるために大切な事と混ぜながら話をしてみたいと思います。
一般的にSEOと聞くと「内部の構造」とか「被リンク」とか「キーワード出現率」みたいな話を思い浮かべると思います。でも、僕が最も大切にしているSEOは、そういった小手先の事ではなく、丁寧な仕事を心がける事です。
例えば、誤字脱字。まあこれに関しては、どれだけチェックしてもやらかす場合はあるので仕方ありません(この記事にもあるかも?)。でも、最低1回はじっくりと執筆したページを読み直すという事はルール化して行っています。
それこそ、句読点の使い方であったり、アイキャッチ画像の選定であったり、テーブルを使用して表を作成した時に不要なコードが入っていないか、画像のサイズが1pxでも間違っていないかなど、仕事のディテールにこだわるというのはとても大切なSEOなのです。
何がどうSEOなのかと思う方もいるかもしれませんが、単純に「サイトにアクセスした検索者に不快感を与える可能性がある」からです。
Googleは今、サイトの表示速度、モバイルユーザビリティ、質の低いコンテンツ、こういった事に目を光らせてますよね?これって要するに「サイトにアクセスした検索者が不快感を覚える」からなのです。
という事は、僕が今説明した事がどれだけ大切な事なのか理解していただけますよね?
あなたが何かに迷った時、どんな人に相談したいですか?
例えば、「どんなPCを買ったらいいのかな?」と思った時は「PCに詳しい人」に相談したいですよね?「自分に似合うスニーカーが欲しい」と思った時は「スニーカーに詳しい人」に相談したいとは思いませんか?
PCであれば、家電量販店に勤務していた人などがその対象になると思います。スニーカーであれば、ABCマートの店員さん?はたまたセレクトショップの店員さんでもいいかもしれません。
じゃあ、あなたが「この夏、最も自分に似合うスニーカーを見つけよう!」と思って、おしゃれなセレクトショップに足を運んで相談したとしましょう。
あなた「ハイカットで、赤系のスニーカーが好きなんですけど、どれが似合いますかね?」
店員「それなら、マイキのエアジョーマン1がいいと思いますよ!」
あなた「え?マイキ?エアジョーマン?エアジョーダンじゃなくて?」
店員「あれ?これエアジョーマンじゃないんですか?」
AJ1ミッドカットだろ!とかいうマニアは無視するとして、はまあちょっとギャグっぽくなってしまいましたが、商品の名前やブランドの名前を間違えて覚えている店員さんに対して「この人に相談してよかった!」とは思いませんよね?
これはアフィリエイトサイトでも同じ事が言えます。誰が、なんとなくネットで調べて書いたようなショボい記事から商品を買おうと思いますか?あなたがGoogleの検索エンジン製作者なら、エアジョーマンとか言ってるサイトを上位に表示させますか?って話です。
弊社ウェブメディアでは、商品を紹介する場合はアマゾンアソシエイトをメインに使用しています。取り扱う商品が多岐にわたっており、「売りたい商品」ではなく、「本当に求められているであろう商品」をベースに記事を執筆するためです。
もちろん、ライターさんに商品を見つけていただくケースもあります。そうすると、メーカー名もしくはブランド名と、商品のモデル名を見出しに記入していただくのですが、これをとんでもない書き方にする方もいるのです。
例えば、ナイキのエアジョーダンを見出しにするとしたら、理想的な見出し(つまりユーザーが認識しやすい書き方)にすると、以下のようになると思います。
<見出し>ナイキ(NIKE) / エアジョーダン1(Air Jordan 1)
まあ、こんな感じがベストですよね、英語の字面で覚えている人の方が多そうな場合、もしくは読み方を知りたいなんて人にも参考になる良い書き方だと思います。
アフィリエイターならすぐに思い浮かぶかもしれませんが、AmazonではNIKE以外の個人の出店者が商品を展開している事もありますし、商品名として記述されている文章はAmazon内で検索する方向けに最適化していたりしてますよね。
つまり、何が言いたいかというと「Amazonに登録されている名前は正式名称じゃない!」って事なんですよ。てかこんなの説明する必要ある?って思いますけど、あまり有名じゃないブランドや、マイナーな商品(例えば緑茶やテキーラ)とかだと結構あるんです。
以前スニーカーに関する記事を執筆していただいた際、例のごとく「メーカー名(ブランド名) / モデル名(もしくは品番や型番)」で紹介してくださいと依頼したわけですが、こんな感じで書かれていました。
<見出し>世界の靴屋 / ナイキ カッコイイスニーカー!ジョーダンモデル 27.5cm 赤
いや、まあ・・・。言わんとする事はわかるんだが、どこから突っ込んでいいのやら・・・。
さすがに上述したものはヤバすぎですし、これがダメな事くらいこの記事を読んでいるアフィリエイターなら理解できるはず。でも結構わかりにくい場合もあるんです。
例えば「このテキーラを紹介しよう!」って思った場合です。
この画像を見て、あなたなら「メーカー名(ブランド名) / モデル名(もしくは品番や型番)」という枠にどう当てはめますか?
<見出し>リードオフジャパン / KAH(カー) アネェホ 750ml
とか書いちゃうんじゃないですか?
正直、僕はテキーラの事をメッチャ調べたんで、そこらの一般人よりはテキーラについて詳しい人間です。そんな人間が上記した例のように紹介されているページを読んだら「なんだこれ、薄っぺらな知識で適当に紹介しやがって、糞食らえ!」って思います。
リードオフジャパンって、カーの輸入代理店なんですよ。それと、アネェホってのがテキーラの熟成具合を指す種類の名前で、「アネホ」「アネェホ」「アニェホ」と表記ゆれしやすいんです。もちろん750mlってのは不要ですね、だってサイズ違いの商品があれば、よほどの理由がない限り750mlだからオススメなんです!って書く意味がありませんから。
つまり、以下のような書き方が僕の中ではベストなんです。
<見出し>KAH(カー) / Anejo(アネホ)
だれだって、間違った情報や、伝わりにくい書き方をしたいなんて思っていないと思います。でも、こういった細部に手を抜いている記事って良く見かけるんです。
例えば、ニューエラの59FIFTYをニューエラーキャップって書いてみたり。「レノア / レノアハピネス 柔軟剤 クラッシーフローラルの香り」とかって書いてみたり。そこはせめて「P&G / レノアハピネス クラッシーフローラル」か「レノアハピネス / クラッシーフローラル」だろ!って思うんですけどね。
なんていうか、仕事が雑ですよね。今回は「商品を紹介するときの名前」について切り込んでみましたが、これはなにも記事の文章だけじゃありません。サイトの裏側であるHTMLやCSSにも言える事。
もちろん、技術的に出来る出来ないって事があるとは思います。でも記事に関して言えば「ちゃんと調べてたらわかるよね?」って事なんですよ。
この部分が適当なサイトを見てあなたはどう思います?何も感じないならアフィリエイト向いてないかもしれませんね。被リンクとかタイトルの文字数とか気にする前に、自分はそのジャンルに詳しいのか、誰よりも詳しくなれるのか、本当に良いものを作ろうとしているのか、この部分にちゃんと向き合ったほうが良いと思います。
僕からは以上。