これから新しいサイトを作ろうと思っているみなさん、ドメインを取得するときに、ドメインやドメイン名で迷っちゃったりしませんか!?
そんなあなたに、ドメインとSEOの効果について解説していっちゃいます!
これから独自ドメインでサイトやブログ運営頑張っちゃうぞ!という方必見ですよ!
というわけでさっそくですが、「.com」と「.net」でどっちの方がSEO上良いのかという問題に対する答えです。
結論から言うと、どっちを選んでもSEOの効果は変わりません。
コレに関しては、すでにGoogleがウェブマスター向けの公式ブログでその見解を発表しています。
>>トップレベルドメインに対するGoogleでの取り扱いについて
つまりドメインを取得する際に、「.com」だろうが「.net」だろうが「.info」だろうが「.tokyo」なんであろうとその評価には影響しないというわけです。
新しくサイトを作る際に、検索エンジンからの集客を狙ってSEOを気にする方は多いと思いますが、自分が好きなドメインをつけてなんら問題はありません。
「.com」だろうが「.net」だろうがSEOには関係ないから好きなドメインを選べばよい。と言いました。
がしかし、ちょっとだけ注意が必要です。
「.com」前に独自のドメイン名をつける際、サイト内容とあまりにも関係ないドメイン名をつけるのはおすすめしません。
人はあるキーワードを検索した時に、検索結果にはタイトルとドメイン名が表示されます。
そんな時、たとえばサッカーに関するサイトなのに、baseballなどといったドメイン名をつけてしまうと、サッカー関連のキーワードで上位表示されたとしても、ドメイン名が「baseball」となっていることに気が付いたユーザーは、サッカーではなく野球のことが書いてあると思いこんでそのサイトを訪れないかもしれません。
すると検索結果には出ているのに、クリックされにくいサイトになってしまい、結果としてGoogleに評価を下げられてしまう恐れがあります。
もちろんこれは確定的な要素とは言えませんが、個人的にはその可能性はものすごく高いと思っています。
サイトの内容とドメイン名はなるべく共通にした方が安心でしょう。
ドメイン名には注意が必要かもだけど、その後ろ(トップレベルドメイン)は大丈夫かと思いきやこれも同様に注意が必要。
つまり「.com」だろうが「.net」だろうがSEO効果は変わらないとはいったものの、最近増えているドメイン次第では同じことになります。
たとえば「.fashion」というドメインがありますが、http://〇〇.fashion」というサイトに歯磨きに関する情報が書いてあるとは思われにくいでしょう。
これもドメイン名と同じようにサイトの内容に即したものにするべきです。
ちなみに、「.xxx」といったアダルトサイト専門ドメインもあるので、アダルトサイトではないのであれば選ばないように注意しましょう。
そういった意味では「.com」は非常に無難で安心感のあるドメインとも言えます。
結論はすでに述べてしまいましたので、ここからはそもそもドメインってなんなのかという部分について少し掘り下げておきます。
SEOの観点からドメインを決める方にとってはそこまで関係のないことかもしれませんが、一応知っておいても良いと思います。
ドメインにはいくつかの種類があるのですが、その紹介の前に弊社ホームページのドメインをご覧ください。
https://plan-ltd.co.jp
このようなドメインは以下のように分けることができます。
まず、一番後ろの「jp」これをトップレベルドメインといいます。
続いて後ろから二番目の「co」これを第二レベルドメインといいます。
そして「plan-ltd」の部分が第三レベルドメインとなります。
もう一つ、「http://」の後に、「www」というのを見たことがあると思いますが、こちらは第四レベルドメインと呼ばれているものですが、実際にはホスト名と呼ばれます。
では、トップレベルドメインの種類について紹介していきます。
最初に紹介したGoogleの公式ブログのタイトルにも登場する言葉です。
いわゆる「.com」などの一般的で誰にでも取得が可能なドメインです。
ウェブサイトを立ち上げるほとんどの方がこのジェネリックトップレベルドメインからドメインを選ぶと言っても過言ではないでしょう。
一応ドメインごとに用途、意味があるのでいくつか紹介しておきます。
ドメイン | 意味と利用制限 |
com | 商業用で誰でも利用可能 |
net | ネットワークの意味で誰でも利用可能 |
org | 組織を意味する「organization」の意味で誰でも利用可能 |
info | 情報を意味する「infomation」からきたもので誰でも利用可能 |
biz | 「bisiness」を意味するが制限なしで利用可能 |
こちらは国別に割り当てられたドメインです。つまり「.jp」は日本のドメイン、「.us」ならアメリカ、「.uk」ならイギリス、といった意味になります。
ただし、現在の検索エンジンはユーザーの位置情報から検索結果を出しているので、SEOの観点からなにか問題が起こるということはありません。
たとえばSAKIDORIさんなんかは「.co」ドメインとなっており、これは本来コロンビアの国別トップレベルドメインです。
でも、検索結果ではかなり上位表示されていて、とーっても強いサイトですね。
弊社のホームページである「.co.jp」がこれにあたります。
「.jp」の前の部分によってそのドメインがどこに属しているのかを表します。
ちなみに、一つの組織で一つのドメインという決まりがあります。
弊社もそうでしたが、取得の際には履歴事項全部証明書などの証明書類などが必要になります。
ドメイン | 意味と利用制限 |
co.jp | 日本国内で登記している会社 |
or.jp | 財団法人、社団法人、医療法人、監査法人、宗教法人、特定非営利活動法人、特殊法人などの法人組織 |
ne.jp | 日本国内のネットワークサービス提供者 |
ac.jp | 高等教育、学校法人など |
ad.jp | JPNIC会員となっている組織 |
ed.jp | 初等中等教育機関 |
go.jp | 日本政府機関、各省庁所管の研究所、特殊法人、独立行政法人 |
gr.jp | 個人法人によって構成される任意団体 |
lg.jp | 地方公共団体など |
サイトを運営していて、ドメインを変えたくなったら変更することはもちろん可能です。
しかしその際には、サイトの評価がしっかりと引き継がれるような手順を踏まなければSEOに悪影響を与えてしまいます。
ドメインが培ってきたドメインパワーを、新しく取得したドメインへ引き継がなくては、たとえ検索エンジンで上位表示されていたとしても、順位が下がってしまう恐れがあります。
せっかく育てたサイトのドメインを新しくした結果、検索結果に全く表示されなくなったではシャレになりません。
リダイレクトなどある程度知識が必要な作業となるのでしっかりと準備をした上でドメインの変更をしましょう。
ちなみに弊社運営サイトの一つで、過去のかなり大規模なドメイン変更を行いましたが、無事評価は引き継がれました。
ドメイン、またはドメイン名はGoogleの検索結果に影響は及ぼさない。
ただし、ドメイン、ドメイン名とサイトの内容は同一である方が望ましい。
ドメインを変更する時にはSEOに悪影響を与えないよう、しっかりとドメインパワーを引き継ぐための手順を踏もう。
以上です。