今日はデートだ!お気に入りのスニーカーを履いていこう!からのドシャ降り雨。こんなことになるなら雨対策しておけば良かった、と思っても後の祭り。アフターカーニバルである。
そうならないために、スニーカーマニアの勇太が教える、スニーカーの雨対策を伝授しよう!もちろん、濡れてしまったスニーカーの手入れ方法についても言及するので、もうすでにスニーカーが雨でグチャグチャだよ!と言う困ったちゃんも参考にしてくれたら嬉しい。
基本的にスニーカーは雨に弱い。ゴアテックスや撥水素材をしようしたお気に入りのスニーカーを1足持っておいて、雨の日はそのスニーカーか、もう履き潰しにかかってるスニーカーを履くのがベターである。
しかし、唐突に雨がくる場合もある。通り雨ならまだしも、唐突に来て日本列島に居座るやつもいる。あのクソ雨に出くわすと、今日は晴れるって聞いてたから白いスニーカーで来ちまったよ!となるわけだ。そういう時の対策方法は2つある。
これだ。
1つずつ詳しく解説していこう!
もはや、スニーカーマニアにとって基本である。履く予定のあるスニーカーは新品の段階で防水スプレーを2重に吹いておく。これは雨対策と言う点でもそうだが、防水スプレーをすることによって埃が付きにくいなど利点だらけなのだ。
しかし、ここで注意しておきたいのが「防水スプレーの種類によって、得意な素材や、使えない素材がある」と言う点である。
個人的に、防水スプレーでおすすめなのは以下の3種類。この3つさえ持っておけば大半のスニーカーは網羅できる。とりあえず商品説明の前に、この3つの防水スプレーが対応している素材を一覧にしておこう!
アメダス | コロニル 1909 |
ネバーウェット ネオ |
|
革 | ○ | ○ | ○ |
スエード | ○ | ○ | ○ |
ポリエステル | ○ | × | ○ |
ゴアテックス | ○ | × | × |
キャンバス | ○ | × | ○ |
エナメル | × | × | ○ |
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家に1つも防水スプレーが無い!って方は、まず最初に買うべきなのがこれ。エナメル以外のスニーカーに使えるのはもちろん、レインコートやリュックなどにも使えるので、スニーカーの雨対策だけでなく、日用品の雨対策にも便利。
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シダーウッドオイルが配合されているので、本革やスエードのスニーカーにおすすめ。ナイキのAJプレミアムやピナクル、ニューバランス系のスニーカーはもちろん、カンガルーレザーを使っているアディダスなどにも向く。
フッ素炭化樹脂が皮革繊維に浸透するため防水効果を発揮してくれる。仕事用の革靴にも使えるので持っておくのがおすすめ。
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防水スプレーが難しいエナメル(そもそも撥水してくれるから不要では?と言う意見もある)。スニーカーの一部分がエナメルなら気にしないが、全面エナメルのモデルだと、やはりエナメルに使える防水スプレーを吹いておきたい。
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個人的に、お気に入りのスニーカーがあるなら絶対に持っておきたい雨対策グッズがコレ!ドライステッパー(DRY STEPPERS)。簡単に言ってしまうとスニーカー用のレインウェアなのだが、クリア素材なのでスニーカーのデザインも見えるし、非常に優秀なのである。
持ち運びもコンパクトだし、ドライステッパー自体についている靴底のグリップも十分なのだが、サイズ選びが難しいってのが難点で有る。例えば、26cmのスニーカーでも、バッシュ系とランシュー系だと、ドライステッパーのサイズ同じでは入らないのである。
サイズ感や選び方についてはこちらの記事で別途解説しているので、ドライステッパーが気になる方はぜひチェックしてもらいたい。
どんなに雨対策していても、対応できない時は来る。例えば、飲みすぎて歩いていたら池に落ちたとか、公園でのんびりしてたらガキ共の水鉄砲戦争に巻き込まれたとか、サスケに出たけど1stステージで落ちたとか。
とにかく「目の前にはビショ濡れのスニーカーがある」と言う状態になってしまった場合、我々が取れる策は1つである。
ということ。
しかしこれも、上手にやらなければスニーカーを闇雲に痛めつけるだけの結果となってしまい、スニーカーが乾くころには表面がパキパキでヒビだらけ!なんてことになりかねない。なので、できる限り最善を尽くしたいところだ、その方法を伝授する!
ただし、覚えておいて欲しいのだが、スニーカーは基本的に水が大敵だ。加水分解という恐ろしい流行り病もある。つまり、濡れてしまったスニーカーはもう戻らないのである。だが最善を尽くそう。
まずは基本となるのがこれ!汚れ落としである。早く乾燥させたいという気持ちはわからなくも無いが、埃や泥汚れがそのまま乾いてしまうと、それがスニーカーのシミになってしまうのである。
なので、どうせスニーカーが濡れてしまっているなら、しっかり洗ってしまうくらいの覚悟で望むのがおすすめだ!ちなみに、軽く濡れただけのスニーカーなら、この3手順だけでも対応可能である。
手順としてはこんな感じ。
さて、1つずつ見ていこう。
まずは、濡れたスニーカーについている事の多い砂埃や泥汚れを落としたい。こいつらはシミの原因になるだけ出なく、後ほどタオルで拭いた際に傷になることが多い厄介なヤロー達だ。
ブラシの毛が硬すぎると、それもまたスニーカーに傷をつけることになってしまうので、できれば馬毛のようなブラシがオススメ。彼女や奥さんがいる場合は、こっそり化粧台や化粧ポーチからMACのブラシを拝借してもOK!
まずは表面の水滴を軽く吸いとるためにも乾いたタオルで優しく拭き取ろう!表面に砂や泥がついているまま拭くとスニーカーに傷がつくので、最新の注意を払って拭こう。いや、拭くと言うよりも押し付けると言う表現の方が適切かもしれない。
もちろんこの時使用するのは、清潔なタオルでなければ甚大な二次災害を発生させることになる。給食の時間にこぼした牛乳を拭いた雑巾などを使用してしまえば、2度と履けないスニーカーになるだろう。
ナイキのスウッシュ周辺や、アディダスの3本ラインの縫い目など、複雑に入り組んだパーツの部分には汚れがたまりやすい。こう言うときは綿棒がおすすめである。
耳かきをする時は、黒い綿棒の方が汚れが取れているのが見えて気持ち良い。しかし、スニーカーについている汚れの大半は黒色なので、白い綿棒の方が効率的な気がする。
大まかにスニーカーの汚れが取れたら、ここからが大本命!スニーカーを乾かすという行程です。ドライヤーなどを使って一気に乾かしてしまいたい気持ちはわかりますが、高すぎる温度はスニーカーの素材を変形させてしまいます。
加水分解も進行しますし、アッパーが変形して型崩れしてしまう可能性もあります。どうしても大至急乾かしたいという止むに止まれぬ理由があるなら、洗濯機の脱水をかけるのが良いでしょう(それでも型崩れは防げませんが)。
もしくはスニーカー用の乾燥機があるコインランドリーを探して見ましょう。意外と近所にあるかもしれません。ちなみにスニーカー用の乾燥機は家庭用のものも販売されてますよ。この辺りの話はまた後ほど。
まずは正しい手順を学ぼう!
こんな感じ。1つ1つ詳しくご紹介。
中敷だけじゃなく、外せるものは全部外すってのがスニーカーを洗ったり乾かしたりする時の基本です。なので最低でも中敷きってだけで、靴紐やバックルなど、外せるパーツがついているスニーカーは全部外しちゃいましょう。意外とこういうパーツの隙間に水が溜まるんです。
中敷を入れたままで乾燥させると、ヤバイくらいの異臭問題が発生します。っていうか場合によってはカビが生えたりします。かもすぞー。
吸水性なら新聞紙一択。なのだが、先日の実験で濡れた新聞紙は色移りすることが判明した。今まで濡れた白いスニーカーに新聞紙を入れて黒くなった経験はないのだが、これを見てしまうと新聞紙は避けたくなる。
結局のところ、吸水性が高くて、スニーカーの型崩れを防いでくれれば何でも良いので、タオルなどを詰め込んでおいても大丈夫!内側のライナーが白じゃないスニーカーなら、新聞紙がやっぱり便利ですね。
スニーカーの中に詰め込んだ新聞紙がフニャフニャしなくなってきたら、スニーカー自体の見た目もかなりいい感じになってきたのではないでしょうか?ここからは自然乾燥です。
スニーカーだけでなく、あらゆるものに言えるのですが「濡れたら乾かす」場合は「風通しの良い日陰(涼しい場所)」が鉄則です。直射日光で乾かすのはスルメくらいのものです。スニーカーをスルメにしたくない場合は、ちゃんとこのルールを守ってくださいね。
というわけで、家の中の直射日光の当たらない場所で、扇風機を当てて乾かしましょう。壁などに立てかけて置くのも忘れずに。新聞紙やタオルを敷いておくとより乾きやすいです。
スニーカーを吊るしたい方もいると思いますが、濡れて柔らかくなったスニーカーに洗濯バサミなどを使うと一生消えない跡が残ります。お嫁に行けなくなっちゃいますね。注意してください。
さてさて、乾燥させた状態で夜が明ければ、ほんのり乾きかけのスニーカーへと変貌しているはず。この辺りから対策しておきたいのがオイニー問題(臭い問題)であります。
スニーカーの臭いは雑菌の繁殖が原因ですから、根本を立つには直射日光にバンバン当てて、紫外線で殺菌!と言いたいところですが、先ほども申した通り直射日光は厳禁なのですよ。スニーカーが痛んじゃいますから。
まあ、見た目よりもニオイじゃい!って人は日光浴してください。
さて、直射日光以外の方法でスニーカーの臭い問題に立ち向かおうという方は、以下の4種類のアイテムがオススメです。
個人的にはグランズレメディが最強だと思います。
今現在、目の前にビショ濡れのスニーカーが寝転がっていて、立ち往生しながらこの記事を読んでいる場合は家にあるもので対応せざるえませんが、グランズレメディは万能なので、アマゾンでポチっておくのがオススメです。
暮らしの味方「重曹」。ほんとコイツは役に立ちまくりですね、特に年末の大掃除時期など。うちの会社の奴らも重曹を見習って欲しいくらいですよ、重曹を煎じて飲ませてやりたい。
この重曹、弱アルカリ性のため、スニーカーの臭いの原因となる酸性の物質を中和してくれるのである。(うわ!お前のスニーカー酸っぱい臭いする!って酸性だから)
小さじ一杯程度、スニーカーにダイレクトで振りかけてもいいですし、なんか抵抗あるって方は、お茶パックやキッチンペーパーに包んでスニーカーの中に入れておけばOKです。
ドリップコーヒーに使ったコーヒーカスも、しっかり乾燥させておけば万能消臭剤に変身します。消臭できる理由は重曹とほぼ同様。コーヒーの香りがするのでいい感じ。
しかしコーヒーカスは重曹と違ってダイレクト振りかけが出来ない(やってもいいけどスニーカーの色が変わる)、キッチンペーパーなどで包んで入れても、スニーカーの水分がコーヒーカスに到達すると茶色い汁が染み出してくるなど弊害も多い。
昔ながらの消臭方法。十円玉を数枚スニーカーに放り込んでおくという技。銅イオンの働きによって消臭できるのだが、ハードな臭いの場合は十円玉で満タンにしたところで、ほぼ効果ない。
ぶっちゃけ、おまじない程度のレベルだ。
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最強の消臭グッズといえばこれ。中に入っている粉を付属のスプーンで擦り切れ一杯、スニーカーの中にパラパラ振り撒くだけで、あら不思議!腐らせたクサヤと形容される僕のスニーカーの臭いも、まるで森林の香りに!
普段僕はボルダリング用のクライミングシューズに使っているのだが、クライミングシューズは基本的に裸足で履くのだ。しかもその状態で登るんだから汗もかく。さらにクライミングシューズはその構造から「洗うことが出来ない」のである。どうだ?想像するだけで臭そうだろう?
ところが、このグランズレメディを使えば、全く臭くないのである。鼻をシューズの中に突っ込んで深呼吸しても大丈夫なのだ。素晴らしい。人類はついにスニーカーの臭いを克服したのだ。
さてさて、雨で濡れてしまったスニーカーを掃除し、乾かし、消臭までの手順を紹介したわけだが、中には今回の方法を聞いてこう思った人も少なくないだろう。
そんな悠長なことやってられっか!
うむ。ごもっともである。
結局、ずぶ濡れになったスニーカーを乾かすには1〜2日必要だ。明日も履くんだよこのスニーカー!って場合は、もっと早く乾かす方法が知りたいだろう。
よかろう。しかし覚えておいて欲しい。スニーカーが早く乾くという事は、少なからずスニーカーに負担がかかるという事である。仕事と同じだ、早くやってほしいという場合、だいたい負担がかかるのだ、管理職の奴らはどうか覚えておいて欲しい。
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上の画像にもあるが、スニーカーの中にぶっ刺して、スイッチをオンするだけで、適度な温風が出ていい感じにスニーカーを乾かしてくれる乾燥機が売られている。スニーカーはしっかり乾かさないと加水分解が進行してしまうので、1つ持っておくのがおすすめである。
しかし、今すぐ乾かしたいのに買えるかよ!って人も多いだろう。昼間ならビックカメラにでも行って買って来い!ってなものだが、濡れて帰ってくるときは大抵が夜だ、なぜだかはわからないが。
そういうときは、近所のコインランドリーに「スニーカー用(靴用)乾燥機」があるか探してみると良い。東京の都心部では、かなり普及しているので意外と見つかると思う。
これは、スニーカー好きから言わせれば最後の手段。型崩れ上等で乾かすことを最優先にした場合の手段である。乾燥自体は熱を加えてしまうため、急いでしまうとスニーカーを破壊しかねない。だとすれば短縮できるのは水を抜くという作業である。
故に、洗濯機の脱水でスニーカーの水気を切ってしまえば、かなり早く乾かせるのだ。
そのままスニーカーを洗濯機に入れるというのに抵抗がある人が多いはず。どっかで犬の糞を踏んでるかもしれない靴を、パンツを洗う洗濯機に入れるのはちょっと・・・って感じだと思う。そういうときは、不要なバスタオルなどにスニーカーを包んで入れよう。
そうするとスニーカー自体が痛めつけられる可能性も幾分解消できる。スニーカーの脱水が終わったら、新聞紙を中に包んで、扇風機の前で乾かせば良い。
とにかくスニーカー好きなら持っておいて欲しい「ドライステッパー」が超優秀なので、これに関しては別のページを設けて性能やサイズ選びを詳しく紹介する!ぜひスニーカーヘッズ達はチェックしてくれぃ!