最近サッカーでサイドのポジションを任されている半田(@handa_plan)です。少しでも活躍できるよう、心肺機能高め、長友選手ばりの運動量を手に入れたいとつくづく感じています。
そこで効果絶大とのうわさを聞いたのが「タバタ式トレーニング」です。チャレンジにあたって、やり方、効果、注意点などをまとめていきます。
タバタ式トレーニングをすごく簡単に説明してしまうと、たった4分間のインターバルトレーニングで、1時間運動した時と同じ負荷を得ることができるというトレーニング方法です。
当初はトップアスリート向けのトレーニングとして考案され、非常に負荷が強いことから、アスリート以外の方では特にモチベーションが高い人にしか受け入れられないと考えられていましたが、テレビなどで紹介されたことをきっかけに、一般の女性にも人気が出始めているそうです。
持久力をつけたい方、マラソンなどでタイムを伸ばしたい方、僕のようにサッカーでスプリントを何度も出来るような体を作りたい方などには非常に効果の期待できるトレーニングと言えます。
タバタ式トレーニングとは、立命館大学スポーツ健康科学部教授(同学部長)である、田畑泉教授によって1996年にその効果が科学的証明され、その後トレーニングプログラムとして確立された高強度インターバルトレーニング(HIIT:High Intensity Interval Training)です。
その始まりは、1990年当時にスピードスケートのナショナルチームを率いていた入沢孝一氏が練習に取り入れたインターバルトレーニングでした。
スピードスケートの選手として非常に有名な清水宏保選手も取り入れたトレーニングであり、一般の方向けに考案されたトレーニングではないものの、その効果は非常に高いものでした。
しかし、なぜ効果が出るのかについては解明されていなかったため、同チームで体力コーチをしていた田畑教授が、それを証明するために研究をスタートさせ、論文として発表したものを元にトレーニングメソッドとして誕生したのがタバタ式トレーニングです。
もともとは日本人の手によって誕生したタバタ式トレーニングですが、当初国内での認知度は低く、その名が世界に広まったのは海外で高く評価されたことがきっかけとなっています。
2013年にイギリスで発売されたトレーニングDVDは、販売数が発売から数か月で1万枚を超えるヒットとなり、ヨーロッパを中心にその名が広がります。
それが逆輸入という形で日本で知られるようになり、現在では国内のアスリートからも支持されるトレーニングプログラムとなっています。
一般的に「タバタ・プロトコル」という名前で呼ばれることも多いタバタ式トレーニングですが、この呼び名の違いについて、田端教授はタバタ式トレーニングという方が正しいと考えておられるようです。
前述のとおり、当初欧米を中心に評価されたタバタ式トレーニングですが、日本で注目をされるようになる前からも、あるフィットネスクラブでは「タバタプロトコル」という名前でプログラムを提供していたようです。
このように、タバタ・プロトコルは田畑教授が言い出した言葉ではないため、実際にはタバタ・プロトコルを用いたトレーニングというのが正しいのではないでしょうか。
タバタ式トレーニングの基本的なやり方、ルールはいたってシンプルです。
高強度の運動を20秒間行い、その後10秒間休み。これを1セットとして連続して合計8セット行います。全部でたったの4分間です。
ちなみに高強度の運動とは、50秒間行うことで疲労困憊の状態になる程度の運動とされています。では具体的に、高強度の運動とはどんなメニューをこなせばよいのでしょうか。
タバタ式トレーニングで行うメニューは、基本的になんでも良いとされています。20秒運動、10秒休憩を8セットという部分が重要であり、その運動内容に特に決まりはありません。
たとえば、エアロバイクを全力でこいだり、単純にランニングに取り入れるのもおすすめです。
筋力トレーニングの要素を取り入れるのであれば、なるべく大きな筋肉を使ったトレーニングを取り入れましょう。
これは、大きな筋肉群を使ったトレーニングをすることによって、最大摂取酸素量を増やすことが出来るからです。
最大摂取酸素量とは、一分間に取り込むことができる酸素の摂取量のこと(後ほど解説します)で、これを増やすことを目的としたタバタ式トレーニングの効果を最大限に引き上げることになります。
というわけで、そんな大きな筋肉を使用したタバタ式トレーニング向けのトレーニングメニューをいくつか紹介していきます。
無酸素よりも有酸素よりのトレーニングとして有名なパーピージャンプ。生理学者であったロイヤル・H・バーピー博士によって考案されたメニューです。
立ち上がった状態から地面に手をつき、その体制から足を蹴って伸ばし、また元にもどして立ち上がりジャンプするというものです。足を伸ばす際に腕立て伏せを加えるのも良いでしょう。
こちらも下半身のトレーニングとしてエクササイズにも取り入れられ大変有名なメニュー。ジャンピングスクワットです。
通常のスクワット運動にジャンプを取り入れるだけと簡単です。両足は肩幅、胸を張って背筋は伸ばし、しゃがんだ際の太ももは地面と平行を意識しましょう。
こちらは下半身のトレーニングでありながらも、バランスをとることも必要となるため体幹にも効果的なジャンピングランジです。
まずは、片方の足を前に出します。この時出した足の膝が90度曲がるようにしましょう。さらに後方の足の膝が地面に着く程度まで腰をおとします。
そこから両足で真上にジャンプをして、空中で前後の足を入れ替えそのまま着地して最初の体制に戻ります。これを繰り返し行います。
いたって簡単でありながらとてもキツイメニュー。その場でもも上げをなるべくスピーディーに行います。言いかえればその場で全力ダッシュです。
膝を高くあげることをしっかりと意識するとより効果的です。その場で出来るので、お部屋の中でもできるのですが、下の階の人に怒られないように気をつけてください。
ここまではタバタ式トレーニングを室内など狭いスペースで行うことを前提にした場合のメニューを紹介してきましたが、外で行うランニングも非常に効果的です。
外でランニングをする際に、全力に近いランニングを20秒間、10秒間は歩く、もしくはその場で止まるを8セット行います。
おそらく、タバタ式トレーニングという言葉にたどりついた人は、肉体改造をしたかったり、ダイエットをしたかったり、心肺機能を向上させたかったりと、それぞれ目的があるかと思いますが、具体的にはどんな効果があるのでしょうか。
これについては、その研究結果が1996年に発表されていて、タバタ式トレーニングを週3回、6週間実施することによって、有酸素性エネルギーが10%、無酸素性のエネルギーが30%改善するそうです。
ではまず、なぜたった4分間の運動であるタバタ式トレーニングがこれほどまでに効果があるのでしょうか。
タバタ式トレーニングがなぜ効果的なのかを知る上で、まず押さえておかなくてはならないの二つのワード、それが「最大摂取酸素量」と「最大酸素借」です。
かなり噛み砕いて解説してみましたが、わけがわからなければ飛ばしてください。笑
まずは「最大摂取酸素量」です。人間は運動をするためのエネルギーを生み出すために主に三つのルートがありますが、その中でも好気性代謝系と呼ばれ、酸素を必要とする運動がいわゆる有酸素運動です。
このようなエネルギーの生成経路において必要な酸素を、1分間で最大どれくらい摂取することができるかどうか、それが「最大摂取酸素量」です。
簡単に言えば、有酸素性の運動における能力の指標であり、この値がその人の全身持久力を決めることになります。例えばマラソン選手の最大摂取酸素量は一般的な人と比べておよそ2倍と言われています。
続いて「酸素借」です。人間には運動時に必ずしも酸素を必要としないエネルギーの生成ルートがあります。これがいわゆる無酸素運動と呼ばれるものです。
短時間で急激に強い力が必要な場合は、筋肉に貯めておいたグリコーゲンなどがエネルギー源として利用されますが、この時に酸素は必要とされません。
人間が運動を開始する際、有酸素性のエネルギーが供給できる状態になるまで時間がかかるのですが、この間に必要なエネルギーは無酸素性のエネルギーによって補完されます。この足りない部分は、必要な酸素を借りてくるという意味で「酸素借」と呼ばれています。
酸素借というだけあってこれは返済しなくてはなりません。高強度の運動が終わった後に息がハァハァなる。あれはその運動に必要だった酸素を返済している状態ということになるわけです。
この酸素借がどの程度使えるかによって無酸素性のエネルギー、すなわち短時間で急激なエネルギーを使えるのかが決まります。
この無酸素性エネルギーを使用した運動がどの程度できるかの指標が、「最大酸素借」ということになるわけです。
タバタ式トレーニングの最大の特徴は、この二つのエネルギーを両方とも強化することが出来るという点です。
それがなぜかという答えが、タバタ式トレーニングがインターバルトレーニングであるという部分にあります。
まず最大摂取酸素量を増加させるためには、トレーニングの強度を高く保つことが重要な要素の一つとなるのですが、インターバルを置くことによってそれが可能となります。
スタート当初は酸素借の方が多いものの、繰り返すことによって酸素摂取量は増えていき、最終的には最大酸素摂取量とほぼ同じ酸素を摂取することで有酸素性エネルギーに強い刺激を与えます。
また酸素借についても、インターバルによる回数を重ねるごとに減っていき、最終的にはエネルギーの供給限界に達するため、無酸素性のエネルギーに対しても強い刺激を与えることになっています。
すなわちタバタ式トレーニングは、有酸素性と無酸素性、両方のエネルギー機能に対して最大限の負荷をかけることによって、二つの要素を効率的に増加させることが可能なトレーニングであるということが言えるのです。
タバタ式トレーニングについて調べていると、やはりダイエット効果に期待して取り組んでいる方も多いようです。
実際に冒頭でも紹介した通り、当初はアスリート向けのトレーニングとして研究されていたものが、一般の運動愛好家や女性にまで広まりつつあり、その要因として「ダイエット」というワードが影響を与えたことは想像に難しくありません。
というわけで、タバタ式トレーニングをすることでダイエットに効果はあるのかということについて少し掘り下げてみたいと思います。
まず率直に述べると、タバタ式トレーニングの効果を科学的に証明した田畑教授は、タバタ式トレーニングが脂肪燃焼を狙ったトレーニングではないものとしています。
非常に短い時間の中で強度の高い運動を行うことは必ずしも脂肪燃焼につながる運動とは言えません。
つまり、タバタ式トレーニングによってその人の体力や基礎代謝などが向上することはあっても、必ず痩せるといったものではないこと。痩せるためのトレーニングプロトコルではないということです。
「タバタ式トレーニング ダイエット」と検索すると、たった4分で何キロ痩せたといったものや、ダイエット効果があると解説しているサイトもあるようですが、そこに科学的な根拠はないようです。
ではタバタ式トレーニングをいくらやっても痩せないのかというと、個人的な意見ではありますが、必ずしもそんなことはないと言えるでしょう。
そもそもタバタ式トレーニングは有酸素性のエネルギーに対して大きな刺激を与えます。これは当然痩せることに効果的と言われる有酸素運動である以上無意味ではないと言えるのではないでしょうか。
また消費カロリーに関しても、ジョギングなどと比べると運動時はタバタ式トレーニングの方が少ないものの、その後の消費カロリーに関してはタバタ式トレーニングの方が大きいという結果も出ています。
つまり脂肪を燃やす系の運動と、タバタ式トレーニングを織り交ぜて行うことはダイエットにも効果が期待で出来るということになるのではないでしょか。
しかし…本当にごめんなさい。僕は太っていないので分かりません。これはうちの安部ちゃんのダイエット企画で検証してもらいましょう。笑
普段筋肉トレーニングをしている方の中で、筋肥大、すなわちガチムチマッチョになりたいと考えている方も多いでしょう。そんな方に、時短効果も高いタバタ式トレーニングは効果があるのでしょうか。
これは結論から言えば、そんなに向いていないと言えるでしょう。というのも、高強度のインターバルトレーニングは筋肥大とは相性が良くないと言われているためです。
有酸素運動をやっていると筋肥大は起きないとされているため、筋肥大が最大の目的であるという方は、タバタ式トレーニングよりもウエイトトレーニングを積極的に行うべきです。
痩せながら(ダイエットをしながら)筋肥大もしたいと考えているようであれば、まずはどちらかを優先します。どちらも同時にというのはほぼ不可能です。
筋トレ+タバタ式トレーニングは、いわゆる細マッチョと呼ばれる体を目指す方におすすめのトレーニング方法と言えるでしょう。
タバタ式トレーニングをどのような目的で取り入れているかによりますが、どの程度続けることでその効果を実感できるのでしょうか。
やはりもっとも参考になるのは、タバタ式トレーニングの効果が研究によって証明された「週3回を6週間で有酸素性エネルギーが10%、無酸素性のエネルギーが30%改善」という結果でしょう。
少なくとも6週間続けることである程度の効果を実感できるのではないでしょうか。どうなれば効果を実感できるかには個人差がありますが、とにかく続けることが大切と言えるでしょう。
タバタ式トレーニングは非常にシンプルでどんな方でも実践することが可能なメソッドと言えるかもしれません。
しかしやり方を間違えれば、十分に効果を得ることが出来ないだけでなく、怪我にも繋がってしまうことがあるので注意が必要です。
ここでは、そんなタバタ式トレーニングの効果を最大化するために覚えておきたいことについてまとめてみました。実践前に必ず確認しておきましょう。
タバタ式トレーニングの最大の特徴は、有酸素性エネルギーと無酸素性エネルギーの両方を最大限に刺激できるということです。
そのために必要なこと、それは「とにかく全力で行うこと」です。
タバタ式トレーニングは、はっきり言ってめちゃくちゃきついです。こればかりはやっていただければ分かります。
もし仮に「やってはみたけど全然きつくないよ。楽勝でしょ。」とか「昨日は3回もタバタ式トレーニングしちゃったよ」とか言ってヘラヘラしている人がいたら、それはタバタ式トレーニングになっていません。
トップアスリートですら、終わった直後は立ち上がれずにぶっ倒れてしまうほどヘロヘロになるトレーニングなんです。
スピードスケートでオリンピック金メダル、世界選手権でも5回金メダルを獲得した清水宏保選手ですら、固定自転車を使ったタバタ式トレーニングで失神寸前まで追い込んだそうです。
楽勝だとか言っている人は追い込みが足りないんです。しんどくなってからが勝負。誰もが手を抜きたくなるところでもう一歩限界を超える気持ちで臨みましょう。
具体的には最大摂取酸素量の170%となっていますが、最終セットで220から自分の年齢を引いた数値の90%程度の心拍数になる運動を目指しましょう。
全力で取り組むことで初めて最大摂取酸素量が増大し、タバタ式トレーニングの効果を最大化することが可能となります。
タバタ式トレーニングについて調べてみると、多くの場合20秒運動10秒休憩を8セットと紹介されています。しかし、タバタ式トレーニングの方法は必ずしも8回というものに限定されているわけではありません。
正確には7~8回、論文では6~7回で疲労困憊となるような運動強度となっています。つまり重要なのは、いかに追い込めるかということであり、絶対に8回でなくてはいけないというわけではありません。
しっかりと自分を追い込めるのであれば20秒運動10秒休憩を6セットでもいいわけです。
ただし、前項でも書いた通り、全力でやってバテバテにならなくては意味がないので、楽をするためにセット数を減らすことはタバタ式トレーニングの効果を最大化することには繋がりません。
実際にやってみるとあまりにキツイので、途中で「今回は6~7セットでいいや」とか思っちゃいます。しかしはじめに決めたセット回数は絶対にやり切りましょう!
一日に一回やれば十分というタバタ式トレーニングですが、それを週に何回実施するのが効果を最大化することができるのでしょうか。
こちらも回復力などの個人差はあるものの、タバタ式トレーニングの研究によれば、週に2回~3回が良いとされています。
この記事内でも紹介した、有酸素性エネルギーが10%、無酸素性エネルギーが30%改善したというのは、週3回を6週間タバタ式トレーニングを実施した場合の結果となっています。
インターバルトレーニングは実施回数が多すぎても少なすぎても効果が下がるということも言われています。週2回~3回をある程度続けられるように頑張りましょう。
タバタ式トレーニングをする上で「重量の重さ=効果が高い」と思いこんでいる方がいるようですが、これは必ずしもそうではありません。重いウェイトがすなわち運動強度とはならないわけです。
というのも、タバタ式トレーニングはいかにして心拍数を上げ最大摂取酸素量を増やすかというのがポイントとなっているため、むやみに重量を上げることはタバタ式トレーニングの効果を最大化することには繋がりません。
意識すべきは大きな筋肉を使うことです。メニューの途中で腕立てや腹筋を取り入れても効果がないとは言いませんが、なれてくるとむしろ休憩になってしまいます。これはやってみればおわかりいただけるかと思います。
ぼくは、膝付きの腹筋ローラーをメニューに加えてやってみましたが、余裕になってしまい追い込むことができませんでした。それよりも「もも上げ」全力の方がよっぽどキツイです。笑
さて、ここまでのお話でタバタ式トレーニングのやり方などについては理解して頂けたかと思います。しかしやってみると意外とやっかいなのが、20秒10秒を上手に計りにくいんです。
時計の秒を見ながらでも出来ないことはありませんが、あまりにキツイので秒数のことなんて考える余裕がないんです。誰かが計ってくれれば良いのですが、一人ではそうもいきません。
そこでおすすめなのがタバタタイマーです。これさえあれば一人でもばっちり「ワーク」と「レスト」の秒数を計ってくれるでトレーニングに集中できます。
以下に紹介しておくので是非活用してみてください。
App Store
Runtastic Timer App for Workouts, Tabata, Interval & Fitness Training
Google Play
Tabata Timer – タバタタイマー
タバタで重要な20秒10秒を計れるアプリ、使っていただくと分かるんですが、これなんとも味気ないんですよ。
「後何秒ですよー」とカウントしてくれたり、「はいワークですよー」と教えてくれるのはいいんですが、テンションが上がらないんですよ。
そこでおすすめなのがこちらの動画です。ワーク時間とレスト時間を教えてくれるのに併せて曲のテンションが変わります。イヤホンして音楽爆音でやればテンション上がること間違いなし。
この音楽はタバタ式トレーニングにおすすめのメニューでも紹介したランニングとの相性が特に良いです。
僕もランニングでタバタ式トレーニングを取り入れる際には必ずこの音楽を聞いています。テンションも上がりますし、高強度の運動と休みがはっきりと分かるので非常におすすめです。
もうこれは完全な余談というツッコミが入りそうで怖いんですが、弊社空前の肉体改造ブームが訪れておりまして、サプリ漬けの社員が続発しているという状態であります。
というわけで、どうせタバタ式トレーニングすんなら一緒に使えば効果がかなり期待できるんじゃないのってサプリ、というより弊社でみんなが買ってるサプリも紹介しちゃいます。
この辺は詳しく書こうとするとそれだけでいくつも記事が書けるようなものなので、ここでは簡単にざっくりと説明しちゃいます。
もうこれは説明不要ですかね。要するにタンパク質です。肉体改造目的に筋トレしてる人で飲んでない人はいないんじゃないの?ってくらいのものです。
当然僕も愛飲しております。朝食代わりに摂取してるやつもおります。基本はトレーニング直後ですよね。タバタ式トレーニング後にもしっかり摂取してはいかがでしょうか。
おっと聞きなれない言葉ではありませんか?バリン、ロイシン、イソロイシンと言えば聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
BCAAとはこの三つのアミノ酸の総称で、人間が体内で作ることが出来ない必須アミノ酸と呼ばれていいるものです。
じゃあこれを摂取するとどうなるのという話ですが、簡単に言うと、筋肉のエネルギー源となり、運動中に筋肉の分解が軽減されることで、筋肉に疲労を感じにくくなります。
これにより最後の一歩が出るようになることでより自分を追い込んだトレーニングが可能となることが期待できます。つまりタバタ式トレーニングのような追い込み型のトレーニングにはおすすめと言えるでしょう。
飲むタイミングは運動前や運動直前、運動中となっていますが、タバタ式トレーニングではとても運動中に摂取することは出来ませんので、運動前に飲みましょう。
続いてクレアチンです。これも筋トレをするようになってから初めて知りましたが、要するにアミノ酸の一種であり、特に高強度の運動の際に必要とするエネルギーを供給するので運動時のパフォーマンスが向上することが期待されています。
上記で紹介したプロテインやBCAAとは違い、筋肉を合成する働きはありませんが、クレアチンを摂取することで高強度のトレーニングを持続的に続けることが可能となることから、とにかく追い込むことが大切なタバタ式トレーニングとの相性は非常に良いと言えます。
体内で合成されるクレアチンですが、サプリメントとして取り入れることによって、体内のクレアチンの量を増やすことが出来ると言われています。
クレアチンを毎日定期的に摂取することを続け、クレアチンの貯蔵量を増やし、より高強度のトレーニングに取り組める体作りの一助となるのではないでしょうか。
ここでは簡単に紹介しましたが、よりタバタ式トレーニングの効果を上げたいと考える方であれば、是非一度クレアチンについて調べてみることをおすすめします。
今では一般の方も知るようになったタバタ式トレーニングですが、前述の通り、当初はトップアスリートが取り入れていたトレーニングであり、終了後はしばらく動けなくなるほどハードなトレーニングです。
そんなトレーニングだからこそ、安全に行うために覚えておきたい注意点についてしっかりとおさえておきましょう。
いきなりこんなハードな運動を行えば、当然ですが怪我に繋がります。タバタ式トレーニング前には十分に準備運動をするようにしましょう。
ウォーミングアップを行うことによって筋肉を暖め、動きをスムーズにします。これによって余計な怪我を防ぐことに繋がるでしょう。
また、心拍数をあらかじめ上げておくことで、心臓や血管への負担を少なくすることにもつながります。
とにかくハードなタバタ式トレーニングをする上では非常に重要です。間違ってもウォームアップなしで突然トレーニングを始めないように注意しましょう。
また、運動の内容によっては間接に大きな負荷をかける場合もあるため、間接に違和感を感じる際や痛めているなどの問題がある場合はトレーニングを休むようにしましょう。
タバタ式トレーニングのようなハードなトレーニングをすれば当然汗をかきます。大量の汗をかけば水分が不足することになるでしょう。
そもそも運動時に水分が不足していればパフォーマンスの低下へとつながるどころか、多量の水分が失われ脱水症状となってしまうこともあるでしょう。
トレーニングスタート前にも水分を摂取しておくことを忘れないようにするだけでなく、10秒という短いインターバルの最中にも水分を摂取することをおすすめします。
高血圧の方にとって、運動は血圧を下げるためにも有効であるということが言われていますが、タバタ式トレーニングにおいては注意が必要です。
というのもこのタバタ式トレーニング、ウォーキングやジョギングといった運動よりもはるかに負荷が高いため、血圧もかなり高まります。
特に重度の高血圧の方がタバタ式トレーニングを行えば、急激な血圧上昇によって血管が破裂するようなことがなくはありません。
これからタバタ式トレーニングを取り組もうとしている方で高血圧の方はまず医師に相談しましょう。決して自分は大丈夫という過信は禁物です。
運動後に忘れがち、さぼりがちなのがクールダウンです。やる意味が分からずに何もしない人も多いかもしれません。
もちろん通常の運動時にも必要ですが、とにかくハードなタバタ式トレーニングにおいてクールダウンは必須と言えるでしょう。
ハードなトレーニングによって人体に溜まった疲労物質である乳酸をクールダウンによって適切に代謝させることによって疲労からの回復を早めるだけでなく、柔軟性が低下した運動後の筋肉を保護することで怪我の予防にもつながるでしょう。
また激しいトレーニング後にクールダウンをせず、急激に運動をストップさせることはめまいだけでなく吐き気なども催すこともあるので注意が必要です。しっかりとストレッチなどを行うことで怪我をしないようにしましょう。
というわけでここまで長々と書いてきましたが、そんなタバタ式トレーニングをするとどういうことになるのかということで、狭い事務所で試してみました。
今回は僕と、絶賛ダイエット中の安部ちゃんです。ぼくは普段から運動をしているので余裕くらいに構えていますが、安部ちゃんはヤバいんじゃないですかね。笑
実践するメニューは以下の通りです。
ぼく:バーピージャンプ
安部ちゃん:もも上げ→バーピージャンプ
さぁスタート!
もも上げから始めた安部ちゃんの表情が歪み始めています。笑
この時点では外野から野次られても返事をする余裕があります。ぼくはまだ余裕。
バーピージャンプ中にスリーポイントシュート打ってるみたいとイジられても答えています。
3セット目終了後、もう膝に手をついています。そして一言
安部ちゃん「ちょとこれ。ギブかなーちょっと。。」
明らかにスピードが落ちてきます。というか僕も。。笑
この辺から安部ちゃんがセットを終わるごとにどこかへ出ていこうとします。笑
半分終了後の折り返し5セット目、もう「もも上げ」が「もも上げ」になっていません。
独身の臭い、部室の臭いなどの意見をいただき窓をあけるぼく
ジャンプをせずになぜか拝み始める安部ちゃん
セット終了後に洗面所へ消えていく安部ちゃん
最終セットではついに安部ちゃんが雨乞いを始めます。
ついに終了。うん。ぼくも全然出来てない。こんなんじゃダメですね。
一応動画も
というわけで、僕は今はただ単純にダッシュというメニューに切り替えタバタ式トレーニングしてます。終わった後はマジでぶっ倒れます。
これで僕も長友選手のような無尽蔵な動きが出来るようになるのでしょうか。今から2月の大会が楽しみで仕方ありません。
さぁみなさんもタバタ式トレーニング、いかがでしょうか。