給料日前だけど酒が飲みたい!でも財布の中にはなけなしの1000円だけ!コンビニでビールを買ってくるか?いや、でもできればお店に入って料理と一緒に飲みたいぜ!
というわけで、勇太とアキラの2人は、1000円で泥酔できるフロンティアを目指し、夜な夜な徘徊するのであった。
第4回、千円でベロベロに泥酔できる店を探す企画、略してせんべろ企画。飲食笑商何屋ねこ膳で1人千円、どこまで飲んで楽しめるのかを実験してみたいと思います。
意外と、PLOG読者様より「せんべろの企画が大好きです!」というお便りをもらうことが多いこの企画。
しかし、千円で泥酔するということは次の日確実に二日酔いになる上に、なかなか千円で泥酔させてくれそうな店がないということで、なかなか更新できないのが現状です。
千円で泥酔できる店のタレコミ情報や、一緒にせんべろしてくれる一般人の方募集中です。
さて、そんなこんなで、「せんべろ企画」から少し離れていたのですが、弊社のサッカー選手「アキラ」が、面白いお店の情報を持ってきてくれました。
というわけで、今日はそこへ行ってみたいとおもいます。
いざゆかん!
新たな「せんべろフロンティアに!」
現在の事務所から徒歩5分で到着。
下手したら、もっとも近い居酒屋が、もっとも安い居酒屋だったのかもしれません。今の事務所になってからもう3年近く経ちますが、全然知りませんでした。
新宿の人情食堂「飲食笑商何屋ねこ膳」
年中無休の24時間営業という異常なこのお店。
アルバイトしているスタッフのほとんどが、俳優や声優、お笑い芸人といった芸事のタマゴ達で構成されており、本業では食べていけない若者に、短い時間でも稼ぐチャンスを与えようとしたのがきっかけだそうで、店主のかっこよさを感じます。
さあ、今日は千円でベロベロに泥酔できるのだろうか?ワクワクしてきますね・・・いざ入店してみましょう!!
残念ながら満席で入店できませんでした。
ネットメディアやテレビ番組などでも紹介されているようで、このお店を知らなかった僕たちはもはや情弱だった様子。
普通なら他の店に行くところですが、今回僕たちは独自リサーチのためにきているので、何時間でも待ちますよ!っていう意気込みです。
外のメニュー表を確認しながら作戦を練るアキラ。
「定食もめっちゃ安いですね・・・」
って、今日の作戦を練ってるんじゃないのかよ。
傘立て的なものに取り付けられた、タランチュラのヌイグルミにマジビビリするアキラ。
待つこと20分。
ついに入店です。
活気溢れるいい居酒屋!
お酒も料理も低価格な、呑んだくれサラリーマンの秘密基地!って感じの居酒屋を想像していましたが、意外とカップルも多く、若い女性客もちらほら。
さてさて、いつもの「せんべろ企画」っぽく、入念なメニューリサーチを開始します。
最初のチョイスミスが後で響いてくるのは毎度のこと。一滴でも多くのアルコールと、それをサポートする美味しいおつまみの選択が迫られます。
アキラの一発目の注文は
合計650円のセット。
見えますか?まるで「お冷」みたいになみなみ注がれたホッピーの中身が!
僕も黒ホッピーにしようと思ったのですが、二人で同じものを注文していては、リサーチしにきたのではなく、本気で飲みにきたみたいになってしまうので、あえて焼酎のロックをチョイスしました。
合計480円のセットです。
勇太、まだワンコインまで到達してません。
さあ、ホッピーに外を注いで・・・
いざ乾杯!
こんなに大量のキャベツ、一人で食べきれるのか?と不安になってしまうくらいだが、ゴマだれの味が絶品でツマミとしてのスペックが高い。
もりもり食べられる、これは大正解なんじゃないか!?ヘルシーだし。
勇太も普段飲まない焼酎のロックをグイグイ進める。
たった380円のお酒でいい感じに酔っ払えるんだから、焼酎のロックが飲める人はこのスタイルもおすすめである。
途中、ポテサラの底に敷かれたキャベツをツマミに進化させるという敏腕っぷりを発揮。
カウンターには調味用にすりごまが置いてあって、これが「あらゆるものをツマミ化」できる神仕様。
まず、このお店「飲食笑商何屋ねこ膳」の何がすごいかって、ホッピーの中身の量である。
最初はマジで
「お冷なんて頼んだっけ?」
と思わされるような、ジョッキに7割くらい焼酎が入って出てくるのだ。これで中が200円というのは異常に安い。本当に酔っ払うだけが目的なら、中だけ頼んでもいいくらいだ。
しかし、あまりに焼酎が濃すぎるため、一口飲んで「クゥゥゥ!」と言っては、ちょっとだけホッピーの外を足すというスタイルが永遠と続くのである。
ここでアキラが一言。
これ、ナカおかわりする頃には、酩酊モードに突入してますよ僕。 |
しかしここで大誤算。
なんとアキラはいつのまにか通常のホッピー(400円)ではなく、ハイクラスなキンミヤホッピー(500円)を頼んでしまっていたのである。
勇太さん、ちょっと聞いてくださいよ。 僕ね、「ホッピーセットお願いします」って頼んだんですよ。そしたら店員さんが「ナカはキンミヤですか?」って聞くもんだから、なんか流れで「あ。はい!」って答えちゃったんです。 でもコレ、みてくださいよ。 キンミヤだと100円プラスなんです。 これ大誤算ですよ。今僕のこり350円あると思ってたのに、残り250円しかないじゃないですか!ホッピーのナカをおかわりしたとしたら200円必要なんで、もう50円しかないですよ。 大誤算だ! |
どうやらアキラは店員さんの神がかり的な誘導トークによって、いつの間にか高額な方の焼酎をチョイスしてしまっていた様子。
店員さんグッジョブ!
てかアキラ、そんなレベルの集中力だと、キャバクラ行った時に死ぬぞ?
1回目の注文を終えた時に「ここって税込なのか?税抜きなのか?」という問題が挙がった。
そう、過去のせんべろ企画では、税抜き表示のメニューによって大惨事となってしまったからである。僕たちは1000円しか使えない、そう1円でもオーバーしたらアウトなのである!!
今回も同様に、現在勇太の残金は520円なので、次の注文は400円のホッピーセットと120円以内のツマミで感動のフィニッシュを狙うわけだ。
しかし仮に税抜き表示だったとしたら?
現在の注文額は518円となり、432円のホッピーセットを頼んでしまうと合計950円・・・つまり店内最安の50円のツマミですら消費税によって注文できなくなってしまうのである。
ざわ・・・ざわ・・・。
しかしここで圧倒的朗報!
メニューに「税込料金」と書いてあるではないか!!素晴らしきかな「飲食笑商何屋ねこ膳」。勇太の勝利(泥酔)が確定した瞬間でもあるのだ!
さて、そうと決まったら残りの焼酎をグイッと飲み干して2回目の注文に行こうではないか!
税込表記だという早馬からの情報により戦況が著しく好転した僕は、意気揚々とホッピーセットを注文するのであった!
勇太2回目の注文。
合計500円でフィニッシュ!
徐々に、飲食笑商何屋ねこ膳のもつ圧倒的な焼酎濃度のホッピーに順応していくアキラ。ここでホッピーのナカ(通常版)を声高らかにに注文し、最終アタックに向けてさらに酩酊度を上げていく。
しかし、最初の誤算によりツマミが「たくあん」という心許なさ、黒ホッピーの飲みやすさを信じるしかない!
最初の誤算が大きく影響したが、ここでアキラもフィニッシュ!
1回目の注文時に、店員さんの誘導尋問によってハイエンドなキンミヤ焼酎を頼んでしまい、最終的にタクアンしかツマミの選択肢がないという大誤算を招いたアキラだが。
ここで圧倒的僥倖。
隣の席から漂う香りによって、持ち込み不可の店内に唯一持ち込める最強のツマミ「タバコ」の存在を思い出したのだ。範馬勇次郎級の強さのツマミである。
喫煙者はせんべろに強いのかもしれない!
そして僕の目の前には、焼酎が多すぎてホッピーが全然注げないために、まるで麦茶のような淡い色となってしまった黒ホッピーが鎮座している。
黒霧島ロックの後の、アルコール濃度高めなホッピー・・・。
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ナカが濃すぎて、外をおかわりしたくなるようなホッピーだが、徐々に体が高度順応してくるのは不思議である。
飲んではホッピーを入れ、飲んではホッピーを入れをしていたら、いつの間にか今度はホッピーの方が濃くなってくる・・・。
不思議だ!
あのミスがなければキムチが食べれたのにな〜。(なんならアキラは、入店した瞬間からキムチキムチ言ってたので、今日は完全にキムチをツマミにする気だったのだろう。)
赤だしも飲みたかったけど、味噌汁って飲んじゃうと酔いが冷めちゃうんだよな〜なんて言いながら、おかわりしたホッピーを美味しくいただく。
ほうれん草のおひたしに、ゴマをふりかけて軽くラー油をかけたのが、控えめに言って美味しすぎた。これは下手したら、ボーナス直後の懐具合でも頼んでしまいそうなレベルである。
そんなこんなで、二人とも(なんとか)ホッピーを飲みきったのである。
俺ら今座ってるからシラフっぽいけど、これ立ち上がったら結構下半身に来てるやつじゃないか? |
さて、緊張のお会計である。
やれることは全てやった・・・誰よりも努力して来た・・・もうあとは、結果を待つだけである・・・。
二人で1980円!!
完璧である。
っていうか、読者の皆様はお気づきだろうか?
そう、このレジの写真から、なぜかスクエアモードで撮影されているのである!!スマホを横向きに構えているのに、なぜかスクエアな写真!!
そしてスクエアに気が付いていない僕!この記事を執筆する今の今まで気が付いていなかった!PLOGに使用する写真に異常にまでこだわっているこの僕が、スクエアで撮影していることに気が付いていないのである。
それだけでも、この「飲食笑商何屋ねこ膳」で飲んだ僕たちが、完全に「せんべろ」に成功しているということをご理解いただけたと思う!
というわけで、スクエアな状態のままで、会計時の領収書をご覧いただこう。
こうして僕たちはまた1つ、金欠な給料日前でもしっかりと泥酔させてもらえる理想的なフロンティアを発見したのでした。
みなさん、このお店に行くときに1000円以上持って行くと、家に帰れないくらい泥酔する可能性がありますからね!注意してください。
僕からの報告は以上です。
翌日、アキラからラインが入ってました。
勇太さん、無事ですか?僕はもう完全に二日酔いだったんですけど・・・。 しかも聞いてくださいよ、昨日って12時くらいには解散しましたよね?なんか色々あって家についたの3時なんですよ。多分気持ちよくなっちゃって寄り道したんだと思います。 で、今朝スマホの写真を、この記事のために確認したら、なんかセブンイレブンのコーヒーマシンの中身の写真とか、ぜんぜん知らないマンションの玄関とか、明かりのついている知らない人の家の写真とかが入ってたんです。(※写真付き) でもごめんなさい、こういう写真はあるのに、飲食笑商何屋ねこ膳の写真は1杯目の注文の写真しかないんです。 多分、一杯目のホッピーを飲み終わる頃には、完全に出来上がってたんだと思います。また、せんべろしに行きましょうね! 昨日はご馳走様でした! |
アキラ・・・死ぬなよ?