人と初めて会ったら「初めまして」って言いますよね。
「会えてよかった」という意味を込めて英語では”Nice to meet you.”と言います。
そして、友達に対して「会えてよかった」という場合は”It was glad to see you”となります。
この”meet”と”see”の違い、分かりますか?
という事で、実は間違いやすい「会う」を表す”meet”と”see”の違いと使い方を書いていきます。
「会う」と聞いたら“meet”という単語が浮かんでくる人が多いと思います。
ところが、海外ドラマや映画を見ていると、「会う」を“see”で表現することに気づくと思います。
例えば、「週末におばあちゃんの家に行こうと思うの!」なんて言う時は、”I’m gonna see my grandma in this weekend.”って言います。
ビジネスで取引が成立したシーンなんかでも”was glad to see you today.”って言って握手したりしてます。
“meet”と”see”って何が違うの!?って思いませんか?
ってことで僕が持っている”meet”と”see”のイメージを簡単に説明します。
“meet”は会う人達がある一点に向かって会うイメージです。
会いに行く人と会いに来られる人がいる訳ではなくて、お互い会いに行くって感じです。
なので簡単に言うと、待ち合わせ系は”meet”って感じですね。
映画とかよくありますよね、「バーに7時ね!遅れないでよ!」って時に、”meet me at 7. Don’t be late OK?”みたいなシーン。
つまり、お互いにバーに7時言って会うので、両者がバーという一点に向かっていることが分かります。
“see”は会う人が一方的に会うイメージです。
会いに行く人と会いに来られる人がいる訳です。
この事から先ほど例に出した「週末におばあちゃんの家に行こうと思う」という文章が”meet”ではなく“see”になる理由がなんとなく分かるのではないでしょうか?
例えば会いに行く人が僕だとしたら、僕はおばあちゃんの家に行きますが、おばあちゃんはその家という地点から動かないですよね。
つまり、会う人が一方的に向かって人と会う訳です。
ここまででなんとなく”meet”と”see”の違いが分かっていただけたと思います。
では実際にどのようなシチュエーションで使い分けることができるのかを簡単に紹介していきます。
まずは”meet”の使い方から。
“meet”を使うシチュエーションは、以下の何通りです。
初めて会う場合というのは、そのままの通り「初めまして」という状況の時の事です。
初めましては、”Nice to meet you”と言いますよね。
また、初めて彼女の両親に会う時も”I am going to meet her parents.”という風に”meet“を使います。
「初めて」というのがポイントです。
I’m Tom, Catherine’s father. Nice to meet you.(僕がキャサリンの父のトムだ。初めまして。) |
Nice to meet you too Tom. |
特定の場所で会う場合というのには、基本的に約束がされています。
ということは「初めまして」ではない可能性も十分にありますよね。
例えば、友人に「7時にバーで会おう」と約束していればバーで会うことになるでしょうし、仕事か何かで電話でのやり取りしかしていなかったけど初めて会う可能性だってありますよね。
このように約束をして特定の場所で会う場合には”meet”を使用します。
I’m going to meet Tom at Starbucks tomorrow morning. Do you wanna come with me? (明日の朝トムとスタバで会うつもりだよ。一緒に来る?) |
eh… no I do not like him. Enjoy.(あぁ俺はいいや好きじゃないから。楽しんで。) |
これは少し例外的な状況なのですが、偶然人と会った場合も“meet”が使われ、しかも過去形で使用されることになります。
この場合は初めて会う人でなくても”meet”が使われます。
「買い物に行ったら(偶然)お前のお母さんに会ったよ!」ってなるのが普通ですよね。
「買い物に行くとお母さんと偶然会うよ!」っておかしいですよね(笑)
I met your mother when I went to shopping yesterday.(昨日買い物に行ったらお前のお母さんに会ったよ!) |
そして、”see”の使い方ですが、非常にシンプルです。
初めましてではない場合、つまり2回目以降は”meet”ではなく“see”を使います。
なので、友人と会った後に、会えてよかった!って言いたい時は”It was nice to see you.”と言います。
友人ですので初めて会うわけではないですよね。
それがもし初めて会うのであれば、”meet”を使って”It was nice to meet you”で「(初めて)会えてよかったよ」って意味になります。
そして、双方的なイメージがある”meet”に対して、あなたが一方的に会いに行く場合は”see”を使用します。
このシチュエーションで一番いい例が病院に行くこと。
医者にかかる場合は、あなたが医者の元へ会いに行く形なので”see”を使用します。
What’s up Akira, you look pale.(アキラどうしたの、顔色悪いよ) |
I think I got cold. I’m going to see a doctor tomorrow.(風邪ひいたかもっす。明日医者に診てもらいに行ってきます。) |
ここからは、”meet”と”see”を使った例文を何個か書いていきますので、”meet”と”see”の違いをイメージしながら使い方を理解してみてください。