みなさん、ハンドサインってよく使っていますか?
普段あまり使ってないって人も意外と結構使ってるかもしれません。
ハンドサインは相手に自分の意図を伝える時に使えるので便利っちゃ便利です。
でも、国によってはハンドサインの意味が違うって事知ってました?
って事で、国によって使ったらダメな日本人がよく使うハンドサインの意味について書いていきます。
僕がハンドサインの意味が国によって違うと知ったのは日本からアメリカに渡航して2ヶ月と経たない頃でした。
今でもはっきりと覚えているのですが、初めて他の国の人と深い話をしたのがハンドサインについて。
アメリカの大学へ進学して最初の1年は異文化コミュニケーションという留学生対象のクラスがありました。
まぁ英語が得意じゃない者同士ワイワイ明るいクラスだったので、普段からプライベートでパーティをしたり楽しいクラスメートでした。
パーティの途中でイギリス人の友達が言いました。
なんで日本人は手の甲を裏に向けてピースをするんだい? |
あぁなんか日本の女子はよく裏ピースをしてるね。意味はあんまないと思うけど、可愛いとかそんな感じじゃない? |
そうなんだ。あれはイギリスではあんまり良しとされていないハンドサインなんだよ。 |
そうなの?文化の違いってこと? |
まぁそうじゃない?ブラジルは? |
親指と人差し指で輪を作るとあかんで。 |
え!それ日本ではOKサインだよ! |
そうなん?他にも色々あるで?あんなghbfdj… |
のようにパーティなのにも関わらず話している話題からしてまさに異文化コミュニケーションクラス(笑)
その話題の中で出てきた日本以外の国でやると悪い意味になってしまうハンドサインは、以下の通り。
写真を撮る時に日本人がよく撮るポーズと言ったら人差し指と中指をVの形にしたピースサインですよね。
正直「写真を撮る=ピースをする」ってだけで特に意味なんて考えてないのではないでしょうか?
欧米では勝利のサインとして有名です。「V=ビクトリー」だからですね。
それか、ピースというだけあって平和を祈る的なサインでもあります。
なのでこのピースサインはすごくポジティブなハンドサインでしかないのです、ギリシャ以外は。
ギリシャでは、「くたばれ!」って意味になるそうです。犯罪者に向かって物を投げる時に2本指だったかららしいですよ。
中指を立ててるのと一緒ですので、ギリシャに行った時やギリシャ人の友達の前では絶対に使わないようにしましょう。
日本の女子が大好きな裏ピース。
なんで裏ピースが流行り出したのかは知りませんが、僕が国によるハンドサインの意味の違いに興味を持ったきっかけにもなったのが裏ピースです。
日本であれば何の意味も持たないただの可愛こぶりなハンドサインですが、海外では違います。
イギリス、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランドでは、裏ピースは中指を立てているのと同じ意味になってしまいます。
イギリス人でもピースはするみたいなんですけど、裏にすると激オコみたいです(笑)
相手に手の平を向けて「ちょっと待って!」っていう時に使うハンドサイン。
まぁこのハンドサインってとっさに出ちゃいますよね。
でもこのハンドサインもやったらダメな国があるんです。それが、ギリシャ。
ギリシャでは顔に泥を塗るという意味があるそうです。
簡単にいうと、「お前はバカか」って意味です。
手錠で繋がれた犯罪者にウンチを手の平で塗ってたことが由来なんだとか。
ギリシャって犯罪者絡みでタブーになってるサインが多いね。
次にローラもよくやるOKサイン。
親指と人差し指で輪を作ったハンドサインですが、日本人は結構使いますよね。
手を逆にしてお金を表すサインになったりもしています。
ところが、このOKサインは、フランス、トルコ、ブラジル、ベネズエラで使うのはやめたほうが良さそうです。
フランスでは、指の形をみて「お前の価値はゼロ」つまり、「無価値で役立たず」って意味になるそうです。
そして、南米ではこのOKサインが「お尻の穴」を意味します。
その為、OKサインが性的に相手を侮辱するハンドサインに変わってしまうんです。
多分、何気なくやってしまうハンドサインだと思うので気をつけましょう。
ガッツ石松が試合に勝利した時に両手を挙げたことから名前がついたガッツポーズ。
この拳を突き上げるこの仕草は闘志、興奮、そして喜びを表しますよね。
でもこのハンドサイン、パキスタンでは中指を立てているのと同じです。
そして、片方の拳を突き上げてもう片方の手で腕を叩く動作ありますよね。
なんかカッチカチやぞ!!みたいなやつですね。
その動作、フランスやブラジルでは「くたばれ」という意味になります。
興奮している時に男性はよく拳を突き上げがちなので、いつの間にか喧嘩売りまくってたみたいにならないように・・・
Facebookのいいね!ボタンにも採用されている親指を立てたハンドサイン、サムズアップ。
ヒッチハイクのときだったり、小指を女性とした時の親指は男性で使ったりしますよね。
僕の中では、このハンドサインはGood!とか、それこそOK!って感じで使っていますが、このサインも使ってはダメな国があります。
それが、アフガニスタン、イランなどの中東諸国、そしてイタリアとギリシャの一部です。
こっちはいいね!って思って立てた親指が、「くたばれ!」とか、性的に揶揄する意味のハンドサインに変わってしまいます。
急に相手が怒り出した時は、いいね!サインをしていなかったか、もう一度考えてみてください。
A:「今日は早めに帰るわ〜」
B:「あ、コレ?コレ?」
とかいう感じによく日本人の会話でも使われる彼女や恋人を表す小指を立てたハンドサイン。
このハンドサイン、中国で使ったら「無能者、役立たず!」の意味になります。
シンガポールやインドネシアでも「最低」という意味になるそうです。
中国人はたくさん日本に来てますし、特にビジネスで接する機会がある人は気をつけて使いたいものですね。
ちょっとこっちおいで!っていう時、日本ではこっちこっち!というように、手の平を下に向けて指を上下して仰ぎますよね。
でも、このハンドサインはアメリカでは日本と真逆の意味で、「あっちに行け」という意味になってしまいます。
こっち来て欲しいのにどんどん離れていった、なんてことになってしまう訳です。
これは、侮辱とかそういう感じのハンドサインではないですが、「あっちに行け!」って言われたら不快にはなりますよね。
アメリカでは、手の平を逆にして仰ぐことで「こっちに来い」って意味になりますが、逆に日本だと「かかって来いよ」みたいに挑発的に感じますよね(笑)