昨今、ファッションアイテムとして確固たる地位を築いたスニーカーですが、多くの人が履いているとなると気になるのが「他の人とかぶりたくない!」という問題です。
そこで登場したのが、最近各社スニーカーブランドが力を入れている「カスタムオーダーサービス」です。
ブランドの顔とも言える有名なスニーカーの素材や配色を自由に選択出来るだけでなく、自分の名前や好きな文字を入れるなんてこともできちゃうこのサービスは、みなさんがご存知の以下のブランドで展開しています。
好きなデザインのスニーカーに出会えないなら、自分で作ってしまえばいいじゃない!ってことで、各ブランドでオーダーメイドが可能な、オリジナルスニーカーが作れるカスタムサービスを一覧にしてご紹介します。
スニーカーブランドの絶対王者「NIKE(ナイキ)」が展開するスニーカーカスタムサービスが「NIKEiD(ナイキ アイディー)」です。
歴史的名作と言えるエアフォース1やエアマックスシリーズなどのスニーカーをベースに、配色や素材などデザインを自由にカスタマイズ出来る他、自分の名前や好きな文字を配置してオリジナルスニーカーを生み出すことが可能です。
カスタム出来るベースのスニーカーは結構頻繁に入れ替わります。エアジョーダンシリーズや、コルテッツなどもラインナップに加わる事があるので、頻繁にチェックしておくのがおすすめです。
オンラインでもカスタム&オーダーが可能ですが、NIKEiD STUDIOが併設されている店舗では、実際にサンプルの素材やベースとなるスニーカーを触りながらオリジナルのカスタムスニーカーを作り上げる事が可能です。
注文から4〜6週間程度で配達されます。
NIKEiDを利用して作成したスニーカーのレビューも書いてますので、NIKEiDを使ってみよう!って方は参考にしていただければと思います。
多くの人が待ち望んだ「CONVERSE(コンバース)」のスニーカーがカスタムできるサービスが「White atelier BY CONVERSE(ホワイト アトリエ バイ コンバース)」です。
「誰もが1足は持っている定番スニーカー」なんて言われるほど多くの人に愛される、バスケットボールシューズの元祖「オールスター(チャックテイラー)」をカスタムし、自分だけの一足を作り上げられる注目のサービスです。
アッパーやタンの色を変更できるのはもちろん、文字や数字を入れられる他、総柄のデザインプリントなどにも対応しており、左右で別々のデザインのオリジナルスニーカーを作れるのもこのカスタムサービスの魅力です。
また、期間限定で有名アーティストが作成したデザインパターンを利用する事もできるため、アンテナ感度を高めに設定しておく必要がありそうです。
現時点ではオンライン不対応であり、実際の店舗でしか行えませんが、最短1時間程度でオリジナルのスニーカーを手に入れる事が出来ます。
>>White atelier BY CONVERSEの店舗一覧
みんなご存知、三本ラインのブランドこと「adidas(アディダス)」が展開しているスニーカーのカスタムサービスが「mi adidas(マイ アディダス)」です。
スーパースターやスタンスミスといった歴史的名作スニーカーを自分好みのオリジナル仕様にカスタマイズできるだけでなく、時期によってはアディダスのシャワーサンダルなどもカスタマイズ出来ます。
アッパー部分のカラーが変更できるのはもちろんですが、中には蛇革やエイ革などのエキゾチックレザー素材に変更できるスニーカーがあったり、アウトソールの厚さが変更できるスニーカーもあるなど、他のブランドのカスタムサービスとは一線を画するバリエーションが魅力です。
オンラインでもオーダー可能ですが、アディダスの直営店ではショップスタッフが足のサイズを専用の測定器で計測し、左右の足にそれぞれジャストフィットするスニーカーを提案してくれるというサービスも実施されています。
原宿のキャットストリートにあるフラッグシップストア東京店にはmi adidas専用スペースがあるため、素材や生地の感じを確かめたり、スニーカーのサンプルを確認する事もできます。
注文したオリジナルのカスタムスニーカーが納品されるのはオーダーから4週間程度です。
ポンプシリーズのハイテクスニーカーで一斉を風靡した「Reebok(リーボック)」のオンラインショップ限定で利用できるスニーカーのカスタムサービスが「Your Reebok(ユア リーボック)」です。
原宿のキャットストリートにあるリーボック クラシックストア原宿店にはYour Reebok専用スペースがあるため、素材や生地の感じを確かめたり、スニーカーのサンプルを確認する事もできます。
他ブランドのスニーカーカスタムサービスよりも、比較的細かくパーツ分けされている点が個人的に高評価です。そのため「組み合わせは1万通り」という謳い文句に恥じない、オリジナリティの高いカスタムスニーカーが作れます。
歴史的名作スニーカーであるインスタポンプフューリーやクラシックレザーを自分好みにカスタムできる他、タイミングによっては新作スニーカーもカスタムベースに採用されるので注目です。
作成したスニーカーはオーダーから約4週間で配達されます。
現在、日本で大人気のスニーカーブランドとなった「New Balance(ニューバランス)」のスニーカーカスタムサービスが「NB1(エヌビーワン)」です。以前は海外のみの展開だったので、待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか?
ニューバランスの中でも特に人気の高いMade in U.S.A.のコレクション、998と574などの傑作スニーカーを自分好みの色や素材でカスタムする事が出来る他、自分の名前やメッセージも刺繍が可能です。
オンラインでスニーカーがカスタマイズできるのはもちろんですが、NB1が導入されている直営店では、実際に有名人がデザインしたモデルの実物が展示されている他、NB1を利用してオリジナルのスニーカーを作ることも可能です。
カスタムしたスニーカーは4〜7週間程度で手元に届きます。
日本を代表するスニーカーブランド「asics(アシックス)」。
特に最近ではアシックスの前身である「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」が多くの有名人に愛用されたり、「ASICS Tiger(アシックスタイガー)」のGEL-Lyte IIIが世界的に人気となったりファッション性の高さが注目されてきています。
そんなアシックスにも自分好みのスニーカーを作成できるカスタムサービスが存在していますが、話題性の高いモデルがラインナップされていなかったり、WindowsのIEでしか動かないなど問題点が多めです。個人的な感想ですが、GEL-Lyte IIIがカスタマイズできるように、アシックスには頑張っていただきたいところです。
ちなみにアシックスの直営店では「io-SYSTEM」と呼ばれるカスタムサービスが受けられます。専用の3次元足形測定器使用して計測した足に合わせた理想的なシューズ提案やクッショニング素材をカスタマイズ可能であり、スポーツユースに特化したカスタムオーダーができます。
注文したオリジナルのスニーカーは40日程度で届きます。
>>Shoes Order Systemに挑戦する場合はコチラ
アシックスの前身「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」では、NIPPON MADE(ニッポンメイド)と呼ばれるシリーズに限り、NIPPON MADEの専門店であるオニツカタイガー表参道店にてカスタムメイドと呼ばれるカスタムサービスを利用することができます。
歴史的名作スニーカーであるMEXICO 66がカスタムオーダーのベースとして使用できる他、アッパーの素材や色、さらには自分の名前やメッセージなどを刺繍する事も可能です。
作成したカスタムスニーカーは約6〜7週間程度で手元に到着します。
>>NIPPON MADEカスタムオーダーについて詳しくはコチラ
アッパーサイドに施されたフォームストライプが印象的な「PUMA(プーマ)」でも、過去に「PUMA FACTRY(プーマファクトリー)」と呼ばれる、スニーカーのカスタムサービスを展開していました。
プーマストア大阪が2013年11月までサービスを継続していましたが、現在は残念ながら休止中です。
歴史的名作スニーカーであるスエードや、ファーストラウンドなどのモデルを自分好みにカスタマイズできる素晴らしいサービスだったのですが、残念ながら現在は利用できません。復活を心待ちにしております。
スニーカーではないのですが、ABCマートなどでも展開されているため、スニーカーを選ぶ際の選択肢になりやすいレザーブーツのブランド「Timberland(ティンバーランド)」でも、オリジナルの自作ブーツがカスタムできるサービス「Design Your Own(DYO)」が展開されています。
定番中の定番である6インチプレミアムブーツを筆頭に、モカシンなど様々なモデルがカスタム可能であり、アッパーの色を変更できるだけでなく、ステッチの色を変更できたりアウトソールやミッドソールの色を変更できるなど、まさに「自分だけのティンバーブーツ」が作れるサービスです。
オンラインでカスタマイズできるのはもちろんですが、全国のティンバーランド直営店では実際の革の質感や色味などを確認しながらカスタム作業ができます。アウトレットモールの店舗は未対応なので注意しましょう。
作成したオリジナルブーツは、オーダーから約6〜8週間程度で到着します
今やスケートボード用スニーカーという枠を超え、ファッションアイテムとして確固たる地位を築いた「VANS(バンズ)」にも、アメリカ国内のみで対応されているスニーカーのカスタムサービスが存在しています。
人気の高いスリッポンやエラといった定番のモデルを自分好みの色や素材でカスタム出来るこのサービスは、単色はもちろんですが、迷彩柄やヒョウ柄などのパターンだったり、ヴァルカナイズドソールにファイアパターンを入れられたり、他のブランドのカスタムサービスにはない面白さが特徴です。
ちなみに、日本へ配送は行われていないため、カスタムスニーカーを購入するには所謂「転送サービス」を利用する必要がありますが、それほど難しくないため日本国内からも非常に多くのバンズファンが利用しています。
あらかじめ申し上げると「注文することは”ほぼ”不可能」ですが、おまけとして紹介します。
「世界中から注文が殺到しているため、ほとんどの場合オーダーが受理されない」ことでおなじみの、完全オーダーメイドなカスタムスニーカーサービス(というよりカスタムスニーカー職人のスタジオ)が、今回紹介する「Shoe Surgeon(靴の外科医)」です。
シュプリームとルイヴィトンがコラボした服を使って作られたエアジョーダン1、グッチのバッグから作られたアディダスのNMD、パイソンレザーで再構築されたエアフォース1など、まさに「オーダーメイドで作られる自分だけのカスタムスニーカー」です。
しかし、あまりに人気すぎて、噂ですが「面白そうなオーダーじゃないと受理しない」なんて言われています。
スニーカーヘッズなら誰もが憧れるカスタムスタジオ「The Shoe Surgeon」。一度はここでオーダーしたスニーカーに足を通してみたいものです。
ちなみに、日本へ配送は行われていないらしいので、カスタムスニーカーを購入するには所謂「転送サービス」を利用する必要があります。まあ、注文が受理されれば・・・ですけど。