50メートル5秒8の俊足と溌剌としたプレーで日米野球ファンの心を掴んだムネリンこと川崎宗則ですが、先日に自律神経の病気を告白し野球と距離を置くことになりました。
端正なルックスとは裏腹に、チームのムードメーカーとしてもチームに貢献していたムネリンはアメリカのメジャーリーグに移籍した当時は全く英語を話すことができませんでした。
それでも、アメリカの野球ファンの心を鷲掴みにしていたムネリン。
なんでムネリンは英語をうまく話せないのに人気者になったのか、なのですが、英語を習得する上で1番大事なことを体現していたからだと思います。
ということで、ムネリンこと川崎宗則に学ぶ英語を喋ることを怖がらない姿勢の大事さを書いていきます。
川崎宗則は僕と同じ鹿児島出身のプロ野球選手。
日本にいる時代から応援はしていたのですが、僕がアメリカに行った時期から半年遅れくらいでムネリンがアメリカのメジャーリーグに移籍してきました。
当時はイチローがシアトル・マリナーズで活躍しまくってた時で、ムネリンはイチローの弟子だ!ってアメリカで取り上げられたりもしていたけど、正直に言ってムネリンの英語は酷いなんてものではありませんでした。
もう少し勉強してきてもよかっただろ!って思ったくらいです。
それでもムネリンはチームメートに愛され、地元メディアでは必ず取り上げられ、当時活躍しまくっていたイチローよりもメディア露出が多かったのが印象的でした。
なぜ英語が喋れないのにも関わらず、地元ファンから愛されるのか。
秘密は以下の4つだと思います。
この動画は、ムネリンが試合で活躍した後のヒーローインタビューの動画です。
このインタビューでムネリンが有名になったようなものです。
見てもらうとわかる通り、英語のレベルは散々です(笑)
ノートを見ながら英語を喋っていますが、発音自体もめちゃくちゃです(笑)
でも彼にとってはそんなのどうでもいいんですよね。とりあえず言おうと思っていた英語を声に出して喋る。
伝わらないと相手が?みたいな顔をするので、それで心が折れてしまったりするものですが、もはやその隙すら与えてないくらいです(笑)
そして、英語を喋る環境を自ら作ることも英語の上達には欠かせないこと。
上の動画では、日本語でインタビューされていますが英語で応対しています。
とにかく徹底的に回数をこなすこと。ムネリンが最後に言っている「ここはカナダだから日本語は喋らない!」というのには感動しましたね。
英語を喋れるようになりたいのであれば、積極的に声を出して英語を喋る機会を徹底的に作ること。
喋る環境がないから無理、っていうのはただの甘えです。
そして、この動画の途中にあったムネリンの受け答えには感動しましたね。
インタビュアー:「試合中に何を考えていましたか?」
ムネリン:「Don’t thinking. Just swing, just throw, just catch. don’t think everybody, just feel!!」(考えるな。ただバットを振って、投げて、キャッチする。考えるなみんな、感じるんだ!)
これですよ。
もちろん色々突っ込みたいとこはありますが、簡単な英語で言いたいことを伝えるというお手本のような回答でした。
あなたは英語を喋るときに、言いたいことはあるけど英語でなんて伝えたらいいか分からないって経験はあると思います。
文法なんか気にせず、シンプルな自分がわかる精一杯の単語で、とにかく伝える努力をすることです。
言葉に詰まって、”ah~ ah~”で終わらせないのがムネリンだと思います。
ムネリンは持ち前の明るい性格でインタビュアーまでをも大爆笑にする訳ですが、結局は積極的なコミュニケーションで英語を学んでいます。
そして、チームメートだったりメディアの人たちとコミュニケーションを取っていて頻出するフレーズをどんどん使って覚えていっています。
ある時以降は”bro”(ブロ)という親しみを込めた言い方を使うようになりました。”Don’t think”の動画(2個上の動画)でも最後”I have two books bro”でウィンクしていなくなりますよね(笑)
そして、アメリカンジョークまで言えるくらいに上達しました。チームメートには「試合に出なくてもいいからベンチにいてほしい」と言われるほどです。
上の動画を見てみてください。
「痙攣」っていう単語なんて最初は絶対知らないですよね。僕だってアメリカ行ってからトレーナーの人が使ってて知ったくらいです。
この単語も聞いて使って覚えたのでしょう。
ただ、「猿はバナナを2本食べるから痙攣しない」「俺は3本食べる」のユーモアたっぷりの受け答え(笑)
ジョークを言えるくらいまでになっている訳ですが、シンプルな単語で伝えるという根本は変わっていません。
ムネリンは今英語を喋りたいって思っている人の立派なお手本です。
僕の周りで英語が喋れるようになった人が実践していたことにピッタリと当てはまっているからです。
そして実践しているそれらのことは、英語というものに対してビビってないんですよね。
英語を恐れずに実践していたことというのが以下の4つです。
ムネリンはこれらを堂々と自信を持ってやってますよね。
これから英語を少しでも喋れるようになりたいって思っている人は、とにかくムネリンのように英語を恐れずに話すことです。
中には、ムネリンの面白い英語が聞きたくて、少しからかい気味のメディアもあったりしますが、それでも恥ずかしがらずに一生懸命に英語を伝えています。
英語の発音がいいからと言って喋れるのではないですからね。英語を恐れない姿勢を持って伝わる英語を喋れるようになりましょう。
それでは最後に、メジャーリーグファンを虜にしたムネリンの面白場面をまとめた動画をご紹介します。
めちゃ面白いですよ(笑)