みんな大好き食べ放題チェーンの「スタミナ太郎」といえば、食べ放題のメニューを組み合わせて作る「つくっちゃおメニュー」です。そんな、つくっちゃおメニューにある、お寿司を使ったお茶漬け「さけ茶漬け」が美味しそうだと、インターネット上でちょっと話題になってますね。
これ、色々なお寿司で試してみたい!って思ったのは僕だけじゃないはず!でも、意外とスタミナ太郎のお寿司メニューって少ないんですよね・・・。よし!スーパーで寿司を買ってきて、全部お茶漬けにして味見してみよう!
「寿司への冒涜だ!」という意見は受け付けておりませんのでご了承ください。
画像引用元:http://edo-ichi.jp/stamina/
手順はとっても簡単。
スタミナ太郎のホームページにもあるように、お皿にお寿司を2貫入れて、わさびやネギなどの薬味をトッピングし、うどんスープ(ヒガシマルのとかで良さそう?)をかければ完成である。
この中で、お茶漬けにしてみて味が気になるのは、「いくら・マグロ・えび・サーモン・ビンチョウマグロ・イカ・玉子」くらいでしょうか・・・。えびもできれば、ボイルだけじゃなくて生エビにも挑戦してみたい・・・。
というわけで、仕方なくスーパーでお寿司を買ってきました。
昼前のスーパーのお寿司争奪戦を潜り抜けて、何個かパックお寿司を入手してきました。というわけで、今回お茶漬けになっていただくお寿司はこちらのラインナップです。
今回は寿司ネタと合わせて、薬味用のネギと本わさび、そしてヒガシマルのうどんスープを用意しました。
とりあえず、スタミナ太郎一押しのサーモンを使ったお寿司茶漬けに挑戦したいと思います。
これは確かに!うまいぞ!
ネギとワサビとだし汁によって、ひつまぶしのラストみたいな味わいとなったお茶漬けに、半ナマの脂の乗ったサーモンが絶品である。お代わり必須の美味しさだが、今回はまだまだたくさん食べなければいけないので、後ろ髪を引かれる思いだが次のネタに進もうと思う。
お次は寿司ネタの定番であるマグロ。
正直、少々赤み特有の生臭さが目立つ味でしたが、ワサビの風味で中和されて美味しく食べられました。ですが、これならマグロの漬けとかの方が合うのかな?という感じです。サーモンを超える美味しさではありませんでした。
サーモンに勝るとも劣らない味わいだったブリの寿司茶漬け。
ブリしゃぶしゃぶってのがあるくらいですから、出汁による加熱と相性が良いのは知っていましたが、これほどまでとは!ブリの特徴的な香りと、淡白でありながらも脂の旨味をたっぷりと感じられる絶品のお茶漬けです。
これは、リピ確実!!
僕が寿司ネタで一番好きな「つぶ貝」ですが、お茶漬けにして大丈夫でしょうか?生臭さが際立ってしまうのかと心配ですが・・・ええい!ままよ!!
あれ?なんだ・・・めっちゃ華やかな香り・・・。
つぶ貝の身も、あの暴力的なまでのコリコリ感が薄まって、グニグニとした優しい食感に変化し、うどんスープの出汁の風味と相まって、なんというか・・・二日酔いの朝に食べたい味!?全然生臭くなくてびっくりしました。
マグロに似たコスパ優秀な寿司ネタとして愛されるビンチョウマグロことビンナガ。
マグロの寿司茶漬けがちょっとイマイチな結果だったので不安視していましたが、これめちゃくちゃ美味しいですよ。マグロより淡白な風味が幸いして、マグロの持つインパクトと白身魚のような優しさが絶妙なバランス。
わさびよりも生姜でお茶漬けにした方が美味しかったかも・・・。勿体無かった!
だし汁の塩味、エビの甘み、酢飯の酸味、ネギの辛味、全てがバランスよく交わってファンタスティックなハーモニーを奏でてます。想像通りの味でしたが、想像よりも美味しかった!!
ただ、ワサビがちょっと、エビの旨味を消してしまってる感じがして勿体無かったです。
正直、出汁をかける瞬間・・・「いくらとか、加熱したら超絶生臭くて食べられないんじゃないか?」って思ってました。そんな5秒前の自分を助走を付けて殴りたい!!
これ、半端なく美味しいです!っていうか軍艦なのも相まって、出汁と海苔の風味と酢飯といくらの濃厚な味が絶品!鮭は偉大ですね!これなら、サーモンの握りといくらの握りを半々にして、親子茶漬け的に食べても良いかと・・・。
控えめに言って美味!!
さて、いくらに続いて期待の高まる軍艦ネタですが・・・正直ネギトロは「マグロよりは美味しいかな?」と言った感じでした。
トロの旨味をたっぷりと含んだ脂がお湯に溶け出し、大脳新皮質を壊滅させるダメージを与えてくれるのは魅力なのですが、赤み特有の生臭さや酸味が現実に戻してくれてしまうのです。トベないんですよね、ネギトロでは!!
もう少し出汁に醤油っ気があれば、より美味しくいただけたかも?
イカ、加熱するとめちゃくちゃ甘くなりますね!酢飯の酸味との相性が良く、あっさりとした味も出汁や薬味とよく合って、大変美味しい寿司茶漬けだと思います。
しかし、加熱することによって、イカの身の下触りが(隠し包丁のせいもあって)ザラザラした感じになるのは難点です。また、食感もブリブリとしたものに変化してしまうため、あのネットリとした食感ではない完全な別物になってしまうのが難点です。
もう少し、イカの握り感が残ってれば、理想的な寿司茶漬けだったと思うのですが・・・。
さて、ここで箸休め。寿司ネタの定番「玉子」いってみましょう。
もうすでに加熱してある寿司ネタだし、出汁と玉子だから安心!って思ってましたけど、酢飯がめちゃくちゃ邪魔してきますね!なんか、全然美味しくないっていうか・・・・・なんか、失敗作?っていうのが正解かと・・・。
ネギもワサビも相性が悪くて、うん!玉子は絶対に握り寿司として食べた方が良い!
安心安定のサーモン先輩がやってまいりました。玉子でちょっと僕のお口の中はカオスになってますので、ここで一回安定させてもらいたいところ!!
感想としては、非常に「尊い」と思います。
炙るってだけでニルヴァーナです。輪廻の苦しみから解き放たれて、本来の自分自身に戻れるような・・・。おっと大脳新皮質が破壊されかけてるようですね、危うく戻ってこれなくなるところでした。
とにかくサーモンの脂の旨味と、炙りの香ばしさと、酢飯と薬味が「このために作られた」のかと思うほどにバランスを保ってます。炙りサーモンだけの刺身パックを買って、ドンブリに入れて全部お茶漬けにしたいくらい美味しい!
タコは・・・寿司茶漬けにする価値ないかな・・・って思います。
そもそも、アッツアツの出汁をかけても旨味が滲み出ないため、酢飯が酢飯のままで酸っぱくて、タコも身が硬くなるだけで美味しさは変化しません。それどころか、お茶漬けの「ずずずっといただく」という食べ心地をタコの食感が邪魔してしまって、なんか別物を食べているような感じです。
ただ、味は美味しいです。でも・・・握りで食べた方が美味しいですね!
写真では尻尾がついた状態になってますが、出汁をかける前に尻尾は取った方がいいです。あとで取ろうとすると熱いので。
さてさてお味の方ですが、甘エビ自体のネットリした食感や旨味はそのまま残るため大変美味しく感じます。しかし、時折生エビ特有の苦味が顔を出すのと、甘エビの繊細な旨味が酢飯に負けてしまうことがあるのが難点です。
甘エビの寿司茶漬けよりは、ボイルエビの寿司茶漬けの方が美味しいと思います。
いくら先輩が好成績を残してくれたおかげで、魚卵に絶大な信頼を置いている僕。
トビウオの卵であるトビコの最大の特徴である「プチプチとした食感」はお茶漬けにしても健在!しかし、まとまった数が口の中に入ってこないので、全体的に味がぼやけてしまって、美味しさはというとちょっと平均点に届かずという感じでしょうか。
魚卵特有の苦味が顔を出すときもありますし、食感をプラスするために他の寿司茶漬けに混ぜてみたりするという使い方の方が美味しいかもしれませんね。
お次はホタテの小柱!しかもちょっとトビコが乗ってます。こんなに早く再会できるとは、そうそう!こんな感じで食感をプラスするような使い方がベストだと思うんですよ、寿司茶漬けとしてトビコを食べるなら!
さて、お味の方ですが、ぶっちゃけ生のホタテ小柱よりも、だし汁によって表面が加熱されたホタテ小柱の方が美味しい気がします。ホタテの貝柱特有のネットリとした旨味はそのままに、表面が加熱されて生臭さが減少しており、より優しい味わいになっています。
つぶ貝の時もそうでしたが、貝類の寿司ネタはお茶漬けと相性が良いのかもしれませんね。また食べたいと思える優秀な寿司茶漬けでした。
お次もホタテですが、こちらはボイルしたホタテにツメが塗られたもの。味の予想的には、ツメの影響でかなりひつまぶしの時のお茶漬け状態になるのではないかと思ったのですが・・・
正直、今回のワーストだと思います。
とにかく生臭みが前面に出てしまっていて、口に入れた瞬間に「あ〜、これは・・・失敗だな〜」って思います。ボイルしてあるので大丈夫だと思ったんですけどね、精巣(卵巣)の味がお茶漬けに合わないのかもしれませんね・・・。エグ味も強いですし、出汁に混ざった酢飯の味とも喧嘩してしまいます。
先ほど、胴体部分のイカを寿司茶漬けにして食べた時に「食感が硬くなるし舌触りも悪くなるが味は優秀」と言いました。イカゲソの場合は、出汁をかけても食感も舌触りも悪くならず、味も大変優秀です。
リピート確実の超絶美味です。寿司茶漬けの中では、最も優しい味だと思います。イカの風味だけがコメの方に写り、脂などの旨味が少ないため、出汁の美味しさを直接楽しめます。最もお茶漬けらしいお茶漬けって感じですね。
これは、ぜひ寿司茶漬けに挑戦するなら食べて欲しいネタです。
うーーーーん。ちょっとこれは・・・え〜何だろう。
美味しいっちゃ美味しい気はするけど、あったまっていくキュウリを純粋に味覚だけで判断できてない気がします。なんかこう、生理的にというか・・・美味しくないような気持ちに引っ張られているような・・・。
でも、シャキシャキした歯ごたえは新鮮で、寿司茶漬けコースのシメにはぴったりな気もするし・・・。でも、もう一回食べたいかと言われたら、別にいらないかな?みたいな・・・・・。
熱々の温度に熱した出汁を酢飯にかけると、酢飯の酸味が揮発して、お寿司として食べる時よりも酸っぱくなるんですよね。でも、脂の旨味が強い寿司ネタの場合は、それがサッパリとして美味しいという絶妙なバランスになるんです。
しかし、キュウリに旨味もへったくれもありませんから、なんか強烈に酸っぱく感じるんです。口の中がサッパリするという感想と、酸っぱいと感じる感想が、ほんとせめぎあってて・・・・・。
ぜひ、実際に食べて感想を教えてください(笑)