被リンク、キーワード出現率、サイトの表示速度。上位表示に欠かせないと言われる様々なシグナルも大切かもしれませんが、その発想に至ったスタートラインが「良いサイトを作る為」でなくては意味がありません。
サイトの運営者、アフィリエイター、ライター、特に検索エンジンを集客の中心に据えるメディアを運営している、もしくはそこに参加している人間は、常にこの意識を持つことが大切と言えるでしょう。
「サイトを上位表示させたい」おそらく全ての人がこう思うはず。それと同時に「作業時間が・・・」「作業強度が・・・」とも思うはず。でもこればかりは、どこまで自分を犠牲にできるのかにかかってるのではないでしょうか?
キーワード出現率が5%、文字数は2000文字、被リンクが2本、発リンクが1本、ノーフォローを入れて、サイト表示速度もキャッシュを使って速くする。もちろんモバイルフレンドリー。
たったこれだけで上位表示されるなら、誰だって苦労しません。
大切なのは「良いものを作ること」。それに加えて「良い」って何?って考えること。
多くのアフィリエイターは「上位表示させるための共通の方法」みたいな、つまりは聖杯があるんじゃないか?と思っているかもしれませんが、戦うキーワードによってこの聖杯は変わってきます。
基本的には「こうきたら、こう。こうなったら、こう。」という感じに、キーワードの持つユーザーの顕在的ニーズや潜在的ニーズによって、良いサイトというのは変化します。
例えば「◯◯ 比較」というキーワード。
これはつまり、サイト内で比較できることが最優先。
適当に主要な商品を10商品比較してみたサイトと、この世の全ての商品が比較できるサイト、どっちが上位表示されるだろう?と考えてみれば、自ずと答えは出てくるはず。
でも、ユーザーの潜在ニーズに「使った感想を比較したい」というニーズがあれば、比較する項目が変化してくる。
例えば、「PC 比較」ならスペックを比較するベタな比較ページがあれば十分だが、「化粧水 比較」となると、成分に加えて口コミもかなり重要となってくる。
この考え方を養うためにも「良いサイトってなんじゃ?」という考え方は常に働かせなければいけない。
例えば、「文字数」です。
3000文字かいたし大丈夫だろう!みたいな考え方、これはあなたの問題であって、検索したユーザーが「このページは3000文字も書いてある!うれしいな!」とは思わないわけで、それって意味のないことです。
良いサイトってなんだろう?と考えて、こんなサイトが良いんじゃないか?と閃いたなら、それを作る以外ありません。
このページには、あの事と、この事と、あれも書こう、あの情報も紹介して、あれを表にして、あんな解説をしてあげれば、すっごくいいページになるぞ!と思ったのであれば、それは1万文字だろうと書き切る必要があります。
だって、上位に表示されるページというのは「良いページ」なのだから、その「良い」という事に妥協したようなページが、ユーザーから「良い」って思ってもらえるわけないでしょう?