先週末の飲み会で、後輩への説教がだんだん楽しくなってエスカレートし、食べ物を口に入れながら雄弁に演説していたら思いっきり口の中を噛みました。
噛んだところを避けるようにエイヒレを食べていたら、今度は舌の先端を噛んで痛い思いをしました。
記憶を無くすくらい飲んだのですが、痛みを無くすことはなく、頭痛と共に目覚めて口の中を確認したら、明らかに口内炎工事が始まっており、もうすぐ竣工日を迎えそうだという常態でした。
そして2日後。
その姿はまさに、口内炎界の六本木ヒルズ。いや、口内炎界の超天元突破グレンラガンとでも言いましょうか。
人生でここまで大きな口内炎はできたことがなく、唇がタラコのように腫れ上がるほどで、猛烈な激痛によってヨダレは垂れ流し、飯を食おうにも口が閉じれないのでクチャクチャクチャクチャ、同僚のくだらないジョークにも反応するのが億劫なほどでした。
ついでに、舌先にも小さな口内炎が出来てやがるし。
そんなこんなで憂鬱な1日を過ごしたところ、奥様から有力な情報が。
「なんか、職場に口内炎が出来やすい同僚がいるんだけど、その子は口内炎が出来たら歯医者に行ってレーザー治療ってのをしてもらってるらしいよ。そうすると、治るのが凄い早いんだって!」
ふむ・・・レーザー・・・とな?
大好きなアイドルがキスしてくれるとしても断るほどの激痛なのに、でじこの目からビームよろしく口内炎にレーザーなんて当てようものなら失禁してしまうんじゃないか・・・?
と心配になったのですが背に腹は変えられない・・・「治りが早いらしい」と言う言葉に踊らされ、地獄の次に行きたくない場所「歯医者」に行く決心をしたのでした。
どうやら、口内炎に対してレーザー治療を行うことで、一般的に2週間近く痛みが引かない口内炎が、早い人で1日、遅くても数日間で痛みが無くなると言われています。
MJD?(マジで?って意味です)
ライターなんて因果な商売をしている僕ですから、何でもかんでも予め調べてしまうという生きにくい性分をしています。
素直に「レーザー治療は口内炎に効くんだ!」って思い込めばプラセボだってあるでしょうに、どうしても「なんで効果があるんだろう?」と気になってしまって、自分の中で腑に落ちなければ治るものも治らないと言う性格なんですよ。
しかし調べてみると、なるほどそう言う事かと言う説明がちらほら。
要するに、レーザーには止血効果や麻酔効果や殺菌効果があるので、口内炎にレーザー治療を行えばレーザーの鎮痛効果によって麻酔を使うことなく患部の悪い組織を切削したり、細胞組織を活性化することができるため治りが早くなる、と言うわけだそうです。
すごくシンプルに話すと、「レーザーを口内炎に照射することで効率よくかさぶたを作る」って感じだそうです。
なるほど・・・。
とは言うものの、レーザー治療って脱毛とかでよく聞くやつですよね?
VIOラインのレーザー脱毛をした人から「思ったよりチクチクして痛かったけど、脱毛のためだから仕方ない」って聞くくらいは痛みがあるらしいじゃないですか?
そんなの、こんな敏感極まりない口内炎の幹部に照射してしまったら、麻酔なしで親知らずを引っこ抜くくらいの激痛が走るんじゃないですか?
しかし、後述しますが、痛みは全くありません。
そこには、単純な口内炎の痛みがあるだけであり、施術中も口内炎の痛みより大きな痛みは口の中に存在しませんでしたので、痛みに敏感な人でも安心してレーザー治療に出かけられます。
と言うわけで、あまりの痛みに悶絶して目が覚めた僕の横で、奥様がスマホを使って「東京 口内炎 レーザー治療」とGoogle先生に聞いてくれました。
今の時代は便利ですね〜。
予約した歯医者さんですが、スマホのSMSで予約が出来ちゃうんです。あの面倒な電話でのやりとりから解放されるってだけで、多少「歯医者さんに行くか・・・」って気持ちにもなれるってもんです。
さて、口内炎誕生初日の僕の唇ですが・・・こんな感じ。
結構でかくないですか?
会社でこの巨大口内炎の話をしたら「見せて見せて!」って言ってきた癖に「うわキモ!!」って軽く引いてた人がいましたよ。
引くなら見せてとか言うんじゃないよ!軽く凹むわ!
と言うわけで、中野区近辺で口内炎のレーザー治療を行なっている歯科医院「岩田デンタルオフィス」に行ってきました。
なんか、すげー綺麗なとこでした。
歯医者って、なんか院内でクラシックとか流してるイメージでしたが、思いっきりレディ・ガガが「ポポポ、ポーカーフェイス(ママママー)」って歌ってました。
トムジェリとか、ここの院長は分かってる。
でも再生してもらえなかった・・・流石に「トムジェリ再生してください」ってお願いするのは恥ずかしかったし、早く子供来い!って祈ってたんですけどね、開店ダッシュしたんで、僕しか居なかったんです。
で、いざレーザー治療。
レーザー治療した後の写真がコレ。心なしか、患部がスッキリしている感じになりました。
あと、治療も全然痛くない、ほんのり暖かいって感じなだけでした。レーザー治療のメリットって「患部の悪い部分だけ」に照射できることらしくて、それもあって痛みを感じにくいんだとか。
先生に「口内炎が痛くて歯磨きとか拷問レベルで不可能なんですけど」って行ったら、いい感じの道具でブラッシングまでしてくれました。
まじ神、God of Good。
で、お値段2000円ちょっと(具体的な金額は忘れました)。
どうやらこのレーザー治療、症状や治療内容によっては、保険適応外となり全額自己負担で受ける自費(自由)診療になるらしいので、口内炎をレーザー治療したい場合は、受診する歯医者に問い合わせてみるのがおすすめです。
僕が行ってる歯医者に行きたいなら、以下のページからどうぞ。
岩田デンタルオフィスで僕と握手!
http://www.iwata-dental-office.com/
まだ、バリバリ痛いです。
あまりの痛さに「コレ、わざわざ歯医者行ってレーザー治療した意味あったか!?」って思ってしまうほどに痛いです。
って言うか、レーザー治療した初日は、鎮痛効果か知りませんが多少痛みが落ち着いたせいもあって、1日後のぶり返しと言うか、リバウンドというか、寒の戻りみたいなのがもう辛くて・・・。
とにかく、1日では治りませんでした。
寝ながら口内炎を刺激しまくったのか、ちょっと血の塊みたいなのが出てて焦りました。
この日の夜は、友人の誕生日会で、なんと「お寿司」が注文され、醤油の洗礼を受けました。醤油と口内炎の化学反応はまじやばい、二酸化マンガンと過酸化水素水みたいな関係性。
2日後も、結局のところ痛みが引いた実感はありません。
ここで初めて「ちょっと良くなった」感じがします。
なぜかというと、唇にできた口内炎のついでに、舌先にできた口内炎にもレーザー治療をしてもらったのですが、そっちが治ったから!すごいぜ!
しかし、マグカップからコーヒーを飲むのはまじで無理。後、ヨーグルトをスプーンで食べるのも本当に無理。
ところが「焼き鳥」は、この位置にできた口内炎を全く痛めることなく食べられる優秀な食べ物だと判明。
それと、スタバとかについているコーヒーの蓋!出っ張ってる形状のコーヒーの蓋だと口内炎が痛くないことに気がつき、家でもスタバのテイクアウトカップにコーヒーを注いで飲んでました。
だいぶ良くなりました。
っていうか、「熱い系」の食べ物とか、いかにもシミそうな殺意剥き出しの食べ物でなければ、口内炎が痛いという事も劇的に減りました。
でも、まだシミます。
口内炎が痛いので、会社も休みました。
で、この記事を書いている5日後の今日。
なんで記事を書き始めたのかというと「痛みが全く無くなった」からです。急に、超びっくり。
昨日の痛みの感じだと、「こりゃ・・・まだまだ痛い日が続くんじゃない?」って感じだったのですが、目が覚めてびっくり、舌で口内炎を触ってみても全然痛くない!
というわけで、まだ見た目的には口内炎が残っている感じですが、口内炎の表面に薄い皮みたいなのができて、醤油やコーヒーの攻撃から炎症部分をガードしてくれているので、僕的には完治です。
このサイズの口内炎が5日間で治るなら・・・結構効果があったと言えるのではないか?舌先にできた通常サイズの口内炎は2〜3日で治ったし・・・。
というわけで、口内炎が出来たら歯医者さんでレーザー治療をしてもらうと治りが早いらしい!という噂を聞きつけて、実際に治療してみようか迷っている人は、ぜひ参考にしていただければと思います。
ああ、そういえば「口内炎の痛みが治ったら、虫歯になりかけな奥歯を治療しましょうね〜」って先生に言われてたな・・・、もう少し・・・口内炎が長引いてくれてもよかったかも・・・。