世界でサッカーのトップリーグはどこかと言われたら欧州5大リーグを挙げる人が殆どだと思います。
ですが、近年アメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)のレベルが上がって来ていることを知っていますか?
欧州のトップリーグで活躍していた選手達がキャリアの終盤になって活動の場をアメリカに移すのがトレンドになりつつあります。
あの元イングランド代表のウェイン・ルーニーまでアメリカに参戦するかもしれないという噂まで出てきました。
今までは「サッカー不毛の地」とまで言われていたアメリカですが、実はすでにスーパースター達がこぞってプレーしてるんです。
ということで、現在MLSでプレーしている欧州を盛り上げたスーパースターを簡単に紹介します。
MSL(メジャーリーグサッカー)は、日本のJリーグの開幕から遅れること3年となる1996年に開幕した新しいリーグでアメリカ合衆国とカナダのプロサッカーリーグです。
リーグ構成としては、アメリカ合衆国のクラブが20チーム、カナダのクラブが3チームの計23クラブで構成されています。
J1は18チームなので5チーム多いくらいの規模です。
アメリカといえば、北米4大リーグとも言われるNFL(アメリカンフットボール)・NBA(バスケットボール)・MLB(野球)・NHL(アイスホッケー)がありますが、開幕から20年経って最近ではMLSの人気がNHL(アイスホッケー)を凌ぎ始めているといわれています。
そのため、 NHLに代わって4大スポーツの仲間入りを果たすかもしれないという人気急上昇中のリーグでもあるんです!
とはいっても、欧州に比べると予算面で大きな差があったのですが、チーム独自の予算で選手を最大3人まで獲得できる「特別指定制度」によって海外のスター選手を獲得することも可能になりました。
この制度を生かすチームが増えてきて、もう現役は引退してしまいましたが、欧州の第一線で活躍してきたデヴィッド・ベッカム、ティエリ・アンリ、スティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、カカ、ドログバ、などそうそうたるスター選手達がMLSに参戦し、キャリアの終盤になって活動の場をアメリカに移していました。
そして、その流れは今も変わっておらずあのウェイン・ルーニーまでMLSへの移籍を模索していると言われているくらいです。
近い将来、Jリーグよりも先にMLSがトップリーグの仲間入りをする日が近づいてきているような気がしてなりませんね。
欧州トップクラブや代表チームで中心となってチームを牽引していた選手たちですが、どうしても年齢とともにパフォーマンスの低下は免れません。
また、パフォーマンスの問題だけでなく、MLSに「興味」があって行く選手も多いのは事実です。
日本語よりも英語の方がコミュニケーションは取りやすいってのもあるのかもしれませんが(笑)
その最初の一歩を踏み出したのが先ほども言ったベッカムだったりアンリだったりした訳ですが、今もなおスーパースター達がアメリカでキャリアを続けています。
ということで、MLSでプレーする有名スター選手を何人か紹介します。
MLSに移籍した選手の中で、ここ最近一番話題になったスター選手がズラタン・イブラヒモビッチです。
スウェーデン代表の最多得点記録保持者でもある彼は、高い身長と強靭なフィジカルだけでなく足元のテクニックにも優れた非の打ち所がないアタッカー。
アクロバティックなプレーも得意で、幼少期にテコンドーを習っていた経験がある事から空中に上がった高いボールでもコントロールすることができるので相手にとっては脅威でしかありません。
欧州では、イタリアの名門ユベントス・インテル・ミランでのプレー経験を持ち、スペインのバルセロナ、そしてフランスのパリ・サンジェルマン、イングランドのマンチェスターUでのプレー経験があります。
スーパースターだなと思わせてくれたのが、MLSでのデビュー戦(ロサンゼルスダービー)でした。
3-2で負けている状況で投入されたイブラヒモビッチは、20分間で2ゴールをあげて逆転勝利に貢献しました。
これはさすがにサブイボ!!
本名:ズラタン・イブラヒモビッチ
国籍:スウェーデン
生年月日:1981年10月3日
年齢:36
身長/体重:195cm/95kg
ポジション:FW
所属チーム:LAギャラクシー
背番号:9
利き足:右足
着用スパイク:NIKE マーキュリアルヴェイパー XI
ドイツ代表の元キャプテンでもあり、ドイツ代表での出場数は歴代4位の121試合に出場。
欧州選手権(EURO)には4度、W杯には3度出場した経験があって、2014年のW杯優勝メンバー。
最も長く所属したバイエルンミュンヘンで8度のリーグ優勝、7回のカップ優勝、クラブワールドカップ、UEFAチャンピオンズリーグの制覇に貢献したミッドフィルダーです。
もう引退しても悔いないですよね?(笑)
タイトルの数を見るだけで偉大な選手であることが分かるかと思いますが、彼の武器は中盤での運動量と精度の高いキック。
彼に少しでもスペースを与えると強烈なミドルシュートが飛んでくるので相手チームにとって脅威です。
また、試合をコントロールすることができるような頭がいい選手なので、絶妙なポジショニングと試合を読む力は抜群。
監督からも「中盤の頭脳」とまで言われるほどです。
僕も言われてみたいw
現在は、MLSでシカゴファイヤーに所属し、デビュー戦で見事初ゴールを決めています。
デビュー戦で決めるとこがまじでスター。
本名:バスティアン・シュバインシュタイガー
国籍:ドイツ
生年月日:1984年8月1日
年齢:33
身長/体重:183cm/79kg
ポジション:MF
所属チーム:シカゴ・ファイヤー
背番号:31
利き足:右足
着用スパイク:Adidas X15.1 Leather
2006年から2015年までイタリアの名門ユベントスでプレーし、「イタリアの至宝」とまで言われているセバスティアン・ジョビンコ。
僕と同じ身長なのでサッカー選手としてはかなり小柄な方ではありますが、戦術理解度に長けていて、キックの精度においてはイタリアの名手ピルロに匹敵すると言われるほど。
実質、今プレーしているトロントFCでもフリーキックを任されていて決めまくってます(笑)
僕と同じ身長なのですが、相手にぶつかられても当たり負けしないフィジカルとボールを失わないボールコントロールで相手に手を焼かせています。
MLSに移籍した初年度は22得点を決めてリーグMVP、得点王、アシスト王と個人3冠を達成したファンタジスタ。
しかし・・・
なぜかイタリア代表に選ばれない・・・
そりゃW杯出れないわ・・・
本名:セバスティアン・ジョビンコ
国籍:イタリア
生年月日:1987年1月26日
年齢:31
身長/体重:164cm/62kg
ポジション:FW
所属チーム:トロントFC
背番号:10
利き足:右足
着用スパイク:NIKE ティエンポレジェンド VII
元スペイン代表でスペインの最多得点記録保持者でもあるダビド・ビジャ。
2010年の南アフリカW杯優勝メンバーで大会得点王です。
しかもイケメンです。
現在は、ニューヨーク・シティFCでプレーしていますが、欧州ではバレンシア、バルセロナなどのスペインのトップチームで活躍。
少しでもシュートコースがあけばゴール隅に精度の高いシュートを放ち、小刻みなリズムで相手が最も警戒するエリアに侵入するのが上手な選手。
僕が彼に抱く印象はただ一つ。
なぜそこにいるんだ。
実は昨年、35歳にして3年ぶりにスペイン代表に再招集されました。
もしかしたら今年の2018年ロシアW杯のスペイン代表入りも十分にある選手なのでサッカーファンとしては非常に楽しみですね。
本名:ダビド・ビジャ・サンチェス
国籍:スペイン
生年月日:1981年12月3日
年齢:36
身長/体重:175cm/69kg
ポジション:FW
所属チーム:ニューヨーク・シティFC
背番号:7
利き足:右足
着用スパイク:Adidas Nemeziz 17.1
かつては、マンチェスターUやエヴァートンでプレーした経験を持つ元アメリカ代表のティム・ハワード。
エヴァートンでは354試合に出場しエヴァートンの最多出場記録となっています。
ゴールキックで蹴ったボールをそのまま相手ゴールに沈めたリーグ史上4人目のGKとしても有名です。
あくまで個人的な印象ですが、彼の特徴は衰えない反射神経を生かしたビッグセーブ。
それ止めちゃうの?
っていうスーパーセーブが多いのですが、何かとミスも多いイメージ(笑)
でもそれもご愛嬌です。
今となっては39歳になりましたが、今でもチームの最後尾から声を出し続ける頼り甲斐のある選手には変わりないです。
とにかく止めます。
下の動画を見れば僕の言いたいことがわかるはずです(笑)
本名:ティモシー・マシュー・ハワード
国籍:アメリカ
生年月日:1979年3月6日
年齢:39
身長/体重:191cm/88kg
ポジション:GK
所属チーム:コロラドラピッズ
背番号:1
利き足:右足
着用スパイク:NIKE ティエンポレジェンド VII
元イングランド代表で、「世界最高の左サイドバック」とも言われていたのがLAギャラクシーに所属するアシュリー・コール。
サッカーファンであればウイイレでもよく使ってたのではないでしょうか。
欧州ではアーセナル、チェルシー、ローマと名門を渡り歩き、対戦した数多くのビッククラブを苦しめてきました。
彼の特徴は、スピードを生かした突破力と無尽蔵のスタミナです。
そして意外とシュートも上手いんですよね。ブラジルのサイドバックかと思ってしまうほど。
どっちかというと攻撃的なサイドバックだったイメージではありますが、守備でもしつこく、激しく相手ストライカーをマークし嫌がられていました。
あのクリロナでさえも「息をつく暇さえない」と言っていたほどです。
僕もこんな選手になりたかった。
ちなみにまだまだ年齢を感じさせないプレーでチームを引っ張っているのですが、スタミナどうなっちゃってんだよ。
本名:アシュリー・ドノヴァン・コール
国籍:イングランド
生年月日:1980年12月20日
年齢:37
身長/体重:176cm/67kg
ポジション:DF(LSB)
所属チーム:LAギャラクシー
背番号:3
利き足:左足
着用スパイク:NIKE ティエンポレジェンド VII
サイドでのドリブルを武器に名門チェルシーで名を広めた元イングランド代表ジョー・コール。
彼がチェルシーにいた時代からチェルシーという名前をよく聞くようになったと言っても過言ではありません。
背番号10を背負ったジョー・コールは、当時ポジションを争っていたロッベンが怪我をすると替えの効かない選手となり、サイドだけでなくトップ下でもプレー。
彼のテクニックとスピードは相手の守備陣をズタズタにしていました。
また、彼が蹴るボールがハンドになりやすいことから「ハンド取りの名人」とかいうあだ名までありました(笑)
現在は、念願だったというアメリカでプレーしていますが、チームは2部リーグ。
36になりますが、動画を見ていると正直周りとレベルが違います。
1部で欲しいチーム入るはずなのですが・・・
本名:ジョゼフ・ジョン・コール
国籍:イングランド
生年月日:1981年11月8日
年齢:36
身長/体重:176cm/76kg
ポジション:MF/FW
所属チーム:タンパベイ・ローディーズ
背番号:26
利き足:右足
着用スパイク:NIKE ティエンポレジェンド VII