株式会社PLANの一大イベントとなった「節分」にて、気合い入れて大豆を買い込んだのですが結局半分しか使わず大量に余っていました。見て見ぬ振りをしていたのですが「会社の経費を無駄遣いしている」といつ指摘されてもおかしくない状態であり、早急に消費する策を講ずる必要性があったのです。
で、思いつきました。
豆なんだからコーヒーにしちゃえば、そのうち消費されるんじゃない?特に広報部のメンバーはみんなコーヒー好きだし。というわけで、節分用に買い込んだ「素煎り大豆」をディープロースト(深煎り)して、コーヒーにしちゃおう!という挑戦です。
今日もいい感じに仕事が進んでるぜ!
ちょっとトイレでも行こうかな・・・。
あ・・・。
あああああー!
もう節分から2ヶ月以上も経過してるのに大量に大豆が余ってる!賞味期限もよくわからないし、次の節分まではまだ300日近くある!!やばい!広報部は会社の経費を無駄遣いするダメ部署だと思われちゃう!!
ふと、横を見てみたらこんなのがありました。
ふむふむ。
ミル・・・とな?
つまりあれか?
この目の前の大豆を真っ黒になるまでローストして、それをこのミルで粉にして、ドリッパーで美味しいコーヒーを作って見なさいと。そう言いたいのですね師匠!わかりました、やってやりますよ!!
取り出しましたはIH対応のフライパンでございます。
そこに、不良在庫の大豆をイン!
強火でグイグイ加熱していきます。
開始から5分経過。
開始から10分経過。
事務所に香ばしい大豆の香りが広がります。
開始から15分経過。
どんどん大豆に焼き色が付いていきます。
開始から30分経過。
大豆の表面に付いている薄皮がパリパリと剥がれて邪魔になって来ましたので、暇つぶしに拾い集めます。
開始から45分経過。
開始から50分経過。
開始から1時間経過。
ついにスマホのカメラが勘違いしてフラッシュを使い始めました。かなり大豆が黒くローストされて来ている証拠です。
開始から1時間10分経過。
開始から1時間20分経過。
開始から1時間30分経過。
見た目はかなりコーヒー豆みたいな感じになって来ています。この辺りでアキラが出社してきたのですが、事務所に入ってくるなり「あ!いい匂いがする!」と言っていたので、香り自体は優秀なようです。
開始から1時間40分経過。
開始から1時間50分経過。
開始から2時間経過。
もうこの辺りでそろそろいいかな?(疲れてきたし)
もちろん、ただフライパンの前で大豆を煎ってるだけとか死ぬほど暇なので、ブルートゥースのヘッドホンをつけながら、録音した大好きなハライチのターンを聞きつつ作業しています。
ローストが完了した大豆がこちらになります。
見た目はもはや、完全にコーヒーって感じですが・・・どうでしょう?
ミルやドリッパーと一緒に写真を撮ると、より一層コーヒーっぽさが増します。
フリー素材のサイトで「コーヒー」って検索するとこんな感じの画像が出てきますよね!
でもこれ、大豆なんですよ!
ミルを使って挽いてみたのですが、油分が多いせいか全然上手く出来ません。
なんか、コーヒー豆と違って「滑っている」ような感じで、普段コーヒーを挽くのに比べると5倍くらい時間がかかりました。
とりあえずこんな感じ。
おしゃれコーヒーに見えますが、「焦がしきな粉」です。間違えないように。
蒸らしとか無視してドバッとお湯をかけます。きな粉ですから。
完全にドリップコーヒーです。
なんか、猛烈にダマになってますし、塊になって浮いちゃってるんですけど・・・。
ふむぅ・・・。
なんか・・・・。
さっきからドリッパーの中の水の量が全然変わらないな・・・。
詰まっとるやんけ!
仕方ない・・・とりあえず放置しよう。
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〜30分後〜
おお!完全にコーヒー(に見える)!
なんとか一杯分のコーヒー(のようなもの)が抽出出来ましたので、インターンに来ていた大学生達も巻き添いにしながらテイスティングタイムに向かおうと思います!
というわけで、泥水大豆コーヒーの味だが・・・。とりあえず、こんな謎液体大豆コーヒーをこの世に生み出した者の責任として、まずは勇太から毒味味見をしてみることになりました。
まあ言っても、焦がしきな粉汁な訳ですからね、大丈夫ですよきっと。
自分で作ったという愛着からか、そこまで悪い飲み物には感じませんが、市販されていたらクレームを入れるぐらいの美味しさです。最初はコーヒーなんですけどね、後から猛烈に大豆が追い上げて来て一気にコーヒーを抜き去ります。しかもそこから30分くらい大豆の余韻が続くのですが、余韻っていうよりは大豆の大騒ぎが続くって感じです。一言でいえば、コーヒーじゃないです。 |
商社時代も大豆を売り捌いてた僕としては、大豆の香ばしさが感じられるのでまずくはないです。ただね、言わせてください、大豆の匂いが当たり前のように存在するだけで、お湯+煎った黒いものを抽出したエキスだけですね。まぁ2杯目行ったら気分は悪くなるでしょうね。 |
口に入れた瞬間は大丈夫だが、直後異様な苦さがくる。口全体にコーヒーのような苦さが広がり、鼻腔内は煎ったことによるほうじ茶のような香ばしさが残るので、脳がなんの飲み物が認識できず、味・風味共に違和感しかない。また飲みたいかと言われれば飲みたくはない |
一口目は美味しくないコーヒーくらいの印象。時間が経つにつれ、コーヒーという飲み物からかけ離れて大豆を使用した「何か」に変貌を遂げる。大豆特有の臭みと後味の悪さは最悪。例え「健康に良い」と言われても飲みたくないレベルの飲料。 |
えっと、マズイです。 |
これは、コーヒーではない。
僕達からは以上です。