ワッツアップ!!レペゼン尾張愛知は名古屋市エリア052、金のシャチホコが見下ろす町からやってきたぜ!お前らのおでんは今もまだ黒く輝いているか!?
名古屋に生まれ名古屋を愛する者たちよ!高校生時代に三河に住んでるやつらにイジメられてたからな、あえて今回は三河の奴らは置いて行く、特に刈谷!お前だけは許さない。じゃんだらりんとか言ってろ。
さてさて今回は「おでん」の話題。
名古屋の看板背負って東京のベンチャー企業で働く俺だが、東京生まれ東京育ちキャバそうな女は大体友達の社長に、「俺たちのおでん」を振舞ったら、こんなディスが帰ってきたぜ。
”これは「おでん」ではない。”
はっはっは(暗黒微笑)
何を言っているんだこの社長は。全くこれだから学のない奴は困るぜ。全く、御里が知れるとはよく言ったもんだが、こいつら東京民国の連中は、「おでんになる前の出汁煮」を食って満足してやがるときたもんだ。
というわけで、今日は名古屋を地元にもち、今は夢を追って名古屋を出て頑張っている奴らに今一度問おうと思う。君の心の中の「おでん」は、まだ黒く輝いているだろうか?
こんなジョークがある。
ビール大会の後、ビール会社の社長が連れだってバーに行った。
コロナの社長が席について言った。「俺は世界最高のコロナビールを頼むとしよう」バーテンダーは棚の奥からボトルを出してきた。
バドワイザーの社長も「俺は真に世界最高のビールを頼もう。”キング・オブ・ビア”バドワイザーだ」と、バーテンダーに頼んだ。
クアーズの社長は「俺ならロッキーマウンテンの湧水でつくられた、あのクアーズを飲むね」と頼んだ。
ギネスの社長が最後に言った。「コーラをくれ」
他の社長が、なぜギネスを頼まないのか不思議そうに尋ねると、彼は答えた。「君達がビールを頼んでないのに、わたし一人で飲むわけにはいかんよ」
そう。関東煮こそ「おでん」ではない。まだ「おでんになる前の調理中のもの」なのである。調理中のものをつまみ食いするとか、なんて意地汚いんだ。
江戸っ子はせっかちというが、まさにこの関東煮にも民度がよく現れている。
昔、まだ弊社「株式会社PLAN」が、「株式会社PLAN」という名前を持つ以前。現社長と僕は二人で小さな事務所の中、寝食を共にしながらヒップホップドリームを掴もうと必死に頑張っていた。
そんな時、「おでんが食いたい」という社長のために、僕は丹精込めて作ってやったんだよ。本気の、本当に美味しい、まさにこれこそがおでんだという「THE ODEN」を。
そしたら
「うまいけどおでんじゃない」
っていうんだよファック!
何がダシ煮込み持ってきて、よくもまあヌケヌケと「私がおでんです」って顔してやがるな関東煮よ。あんなのまだ「おでんになる前の食い物」じゃねーかよ。
想像してみろよ。小学校、部活帰りでぺこぺこの状態、今日の夜ご飯が何かとワクワクしながら家に帰って、満を辞して出てきたのが「関東煮&ご飯」だった時の絶望を。
どれをおかずにしたらいいんだよ!?だし汁で煮たダイコンでコメが進むかってんだ。こんなの湯豆腐でご飯食えっていうくらい難易度高い行為じゃねーかよ。こんな薄味でよく「おかずでござい!」って顔してんなコンチクショー。
こんなの成長期の奴に食わせる飯じゃねーだろが。
それと、地元名古屋を離れて、東京という花の都のコンクリートジャングルに生きるブラザー達。だがお前達の中にも、「おでん=関東煮」とかいう裏切り者がいるんじゃないか?
先輩に「おでん食いに行くぞ」って言われて、当たり前のように関東煮が出てきて「やっぱおでん最高っすね!」とか合わせちゃっているワックな連中に俺は言いたい。
コンビニでおでんを取り扱いし始めた1980年代半ば頃。立ち寄ったコンビニで「え?おでん?これが?え?透明なんだけど・・・え?まだ、完成してないのかな?」ってなった頃の気持ちを思い出せ!!
食べなれない「関東煮」の味に、これが都会の味か!って背伸びしてんじゃねーよタコ!
あとな、お高く止まった東京人たちよ。いや、今回は東京だけに止まらないかも知れない。
ゴボ天ってわかるか?ゴボ天。そうだよゴボウ天だよ。名古屋のおでんには欠かすことのできない必須の具材なんだが、今住んでいる新宿らへんのスーパーには売ってないんだよこのゴボ天が。
そんでな?店員に聞いたわけ。
「あの〜、ゴボ天ってありますか?」って。
そしたらさ、連れてかれたわけよ。
お惣菜コーナーの天ぷらエリアに
クソッタレてめえ。誰がおでんにサクサクの天ぷら入れるんだよコンチクショウめテヤンディ。コボ天って言ったら、ごぼうの天ぷらじゃなくてゴボウのさつま揚げだわ!どたーけ!
この前「徳島県」に言ったんだけど、徳島の連中はやっぱり東京のスカした連中と違ってよくわかってる。ちゃんと、揚げ練り物を「天ぷら」って呼ぶからな。
それとな、俺の作ったおでんを見て「これが噂のどて煮?」って聞いてきた昔の女!お前も許さない!振られた腹いせとかじゃないぞ!
おでんはおでん!
土手煮は土手煮だ!
あーあれでしょ?名古屋のおでんって味噌入れまくった真っ黒の奴でしょ?よくあんな、下痢便みたいな食べ物を美味しい美味しいって食べるよね!名古屋はへんな人が多いわ〜。
っていうパンチラインをかましてきた奴。てめーも地獄へ送ってやる。
あのな、名古屋のおでんはな。
天使の下痢便なんだよ!!
クソッタレ!
てか下痢便ってワードで名古屋のおでんをディスるんだったら、カレーもデミグラスソースも二度と食うなよ!!
あーもう、またか?杉元ぉ、お前・・・おオソマ好きだな〜杉元は本当にオソマが好きだなぁ?オソマ美味しいよオソマ!!
っていうか、なんで「おでんが黒い」ってだけで、そんな否定的になっちゃうわけ?
そもそも、クレジットカードだってブラックはハイステータスの印だろ?それに、この中毒性・・・まさに「ブラックな味」ってのがしっくりくるじゃねーか。名は体を表すっていうけど、まさにこのことだろ?
ブラックパンサー党じゃないけどさ、ブラックisパワー!ブラックisビューティフル!ってもんだろ?ほんと、関東煮とかいう光を通しちゃうような中身スカスカの野郎は黙ってろよ。こっちはあらゆる光を吸収する黒なんだよと。
全ては黒に染まる!黒の衝撃、それはまさにヨウジヤマモト!Y-3も驚きの3本線なのである。
繊細な味のおでんに味噌なんて入れちゃったら、全部味噌の味になっちゃうじゃん。 |
もうね、こういう自称美食家の味音痴、世の中に多すぎですわ。
いいですか、耳をかっぽじってよーーーーく聞いてくださいね?まずそもそも、全ての味噌の味が同じだと思ってしまっている時点で、自分のバカ舌を恥じるべきですよ?
味噌の繊細さが理解できないことを味噌のせいにするとか、愚の骨頂!
それにね、僕は関東煮にどうしても納得出来ない事があるんです。
それはね、「まだ未完成の食べ物」であるという点ですよ。その最たるものが、味噌が入っていないっていう点ですけどね、細部にもその未完成っぷりは現れているんです。
例えばね、コンビニでおでんを買ったら「柚子胡椒」「からし」「味噌」と調味するものがいっぱい渡されますよね?要するにこれは、食べる側に味付けを任せるという責任放棄ですよ。
最高に美味しい食べ物が作れないから、あれこれ味を足さないといけないんです。
ところがどっこい。名古屋のおでんは男気で勝負ですわ。「和がらし一本!」もうこれは、お寿司とわさびのような関係ですよ。日本を代表する食文化に通じところすらありますわ。
そんな攻守ともに最強と言って過言ではない「名古屋のおでん」ですが。これを「おでんじゃない何か」だと言われると大変心外に思います。
だし汁で具材を煮て、甘味噌で味付けをする。そう、最高の状態で目の前に訪れる至福の一皿は、まさに「料理」です。しかし関東煮は、だし汁で煮ている最中のものを提供する「未調理」の品。
それは、コンビニでおでんを買った時に調味料を選択する点からも明らかです。
つまり関東煮は「おでんになる前の物」なのです。いわば、生まれたばかりで自我の芽生える新生児のような、理性的な行動をするのが人間というのであれば、まだ人間になる前の中間地点のような未完成な料理が関東煮なのです。
静岡「俺は黒いからセーフ」
って対岸の火事を見るかのように我関せずな顔してるんじゃないぞ静岡!お前はなんか「静岡おでん」とかいう名前で「おでん」の名を勝ち取り、市民権があるみたいな態度だけどな?ゼッテー許さねーから。
そもそも、静岡おでんが黒いのは、調味料のせいじゃないだろ?白味噌や赤味噌と醤油を混ぜて、何日もダシを継ぎ足しながら煮込み続けると徐々に黒くなっていくとか、ちょっと不衛生さを感じるレベルで怖いわ。
おでんはな、なんでもかんでも黒きゃいいってもんじゃないんだよ。魚粉でむせてろ。
僕の地元の鹿児島おでんは黒いですよ? |
はいはい出ました、またどうせあれでしょ?味噌おでんと名乗るには憚られるような製法なのに、色だけ黒いから助けてもらおうっていう魂胆でしょ?
って思ったのですが。
どうやら、鹿児島のは「味噌おでん」のようで、鹿児島名産の甘口麦味噌をベースに作るようだ。名古屋は豆味噌だが、鹿児島は麦味噌か・・・
認める!!
てか、食べてみたいな。これを食べるために鹿児島旅行してみようかしら。
さてと、なんでこんなに荒ぶっていたかというと。久しぶりに家でおでんを作ったからなんです。前回おでんを作ったのは確か、社長に「これはおでんじゃない」って言われた日。
すげー美味しいと言ってくれたのは覚えていますが、あの時お酒を飲みながら「おでんだ!」「おでんじゃない!」ってくだらない会話を何時間もしたことは良い思い出です。
そんなことを思ってたら、あの時の会話の不毛さをみんなに届けたくて。文化的な相違の面白さというか、自分の当たり前が人の当たり前じゃない面白さと、それを純粋に受け入れるのではなく会話して見る面白さのようなものを伝えたくて、文字に起こしてみました。
でもこれだけは言わせてください。
関東煮は「おでん」じゃない!