夏はもっぱらハーフパンツ、ポロシャツ、そしてサンダルで過ごしているAkiraです。
その割に室内ではすぐ寒がります←
いやぁ〜夏ですね〜!!
夏になると必ずと言ってもいいほどニューストピックになるのが熱中症。
そしてたまたま見た記事ではクールビズを勘違いしている為に熱中症で搬送されている人が多いと書いてありました。
そこでこう思いません?
クールビズなのに熱中症って矛盾してませんか?ってか事務所寒過ぎるし、コールドビズなんですけど。
逆にクールビズなのに事務所暑過ぎホットビズなんですけど!って人もいますよね。
あなたは、会社は、ちゃんと「クールビズ」出来ていますか!?
みなさんは、クールビズって聞くとどんなイメージですか?
特別涼しくなるわけではないけど仕事着を軽装できる、くらいのイメージでした(笑)
これでは半分正解、半分不正解って感じです。
軽装する理由や目的などを知らなかったからです。
環境省が開設しているクールビズのページに行くとこんなことが書いてありました。
「環境省は、平成17年から地球温暖化対策のため、冷房時の室温を28℃で快適に過ごせる軽装や取り組みを促すライフスタイル「COOLBIZ(クールビズ)」を推進しています。」
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/coolbiz/article/action_detail_004.htmlより引用
つまり、クールビズは地球温暖化などの環境対策のために、夏場の軽装によって冷房の節約をするということですね。
また暑いのか涼しいのか分かりにくい絶妙な数字を設定してんなーって思いません?
クールビズはいいけどなんで28って数字なのか。
それは、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」及び労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」で定められた室温設定の範囲(17℃以上28℃以下)に基づいているんだとか。
なんか難しい法律の名前が並んでいるけど結局は室温は17~28℃にしないと規則違反ですよってこと。
じゃぁ28℃じゃなくてもよくね?って早まる気持ちは分かりますけどよく考えてください。
環境省がクールビズを設定した理由は地球温暖化対策のためですよ。
エアコンを使用する際の電力発電で二酸化炭素は排出されます。
二酸化炭素は地球温暖化に直結してしまいますが設定温度が1℃違うだけで大体10%ほど節電効果があるようです。
冷媒に使うエネルギーが増えれば増えるほど二酸化炭素は排出され続けるわけです。
僕が見た記事によると、2017年に入ってから7月までに全国で3万人が熱中症により救急搬送され、そのうち職場や自宅からの搬送が6割を超えているんだとか。
なんか運動場とかキャンプ場とかアウトドアな場所ならまだ納得できるけど、室内かよと。
なぜそのようなことが起きているのか?
それは、クールビズ対策の1つである28℃という数字をエアコンの設定温度と勘違いしているからだそうです。
前項でも書きましたが、環境省が推奨しているのは「室温28℃」です。
エアコンを28℃に設定したからといって室温が28℃になるとは限りません。
室内の人の多さや日射、そしてパソコンやプリンターなどの熱源も温度に影響してきます。
エアコン設定を28℃にしていても、実際にはいろんな要素の影響を受けて室温はもちろん体感温度も変わってきてしまうのです。
すると、エアコンは28℃でも室内は30℃の灼熱地獄だった!なんてこともあり得るわけですね。
そして、熱中症は室外以外では起こりえないって思っている人も多く、室内だからと言って水分を摂るのを怠ったりしてしまうと…バタン!
僕の経験では、お酒をたくさん飲んだ日の夜中に脱水になり、目が覚めるほどのめまい、吐き気、頭痛、痙攣を経験しました。
室内でも熱中症は十分に起こり得るということを覚えて帰りましょう。
さて、ここまでクールビズについて色々と書いてきましたが結局は「地球のことを考えることができているのか」ってことだと思うんですよ。
僕の会社はみんな地球のことを思っているはずです。
ペットボトルを灰皿にするのもやめました。
そんな資源のことを考えているPLANがしっかり地球温暖化対策ができているのか抜き打ちで調べてみました。
ですが僕は不安でいっぱいでした。
僕もそうですがインターンの子達が「寒くないですか?」とよく言っているのを聞くからです。
その度に「そう?なんか着れば?」派と「寒すぎます。エアコンの温度を上げましょう」派と分かれている気がします。
僕はいつも通り少し肌寒いなっていうタイミングで購入してきた温湿度計を確認しました。すると、
23.6℃だと!?
環境省が目安として設定している室温28℃に4.4℃も差があるではないか!
ちなみに下に注意・警戒・厳重警戒・危険とあるがこれは熱中症予防指数です。
僕が読んだ記事ではクールビズを勘違いして熱中症になっていましたが、僕は大丈夫です。
「室温28℃」これを守るようにすればいいのです。
念のためエアコンの設定温度を確認してみると、
ダメだこりゃ。23℃はいくら何でも設定温度が低すぎます。
しかも湿度も低すぎると風邪を引きやすい環境(適正湿度は50%以上70%未満)になりやすいとなると黙ってはいられません。
ってことでサムハラ(寒いハラスメント)疑惑がある弊社で実際に実験していこうと思います。
測定日詳細は以下の通り…
天気:曇り
外気温:25℃
室内人数:8人
エアコン数:天井埋め込み型2つ
とりあえずエアコンの設定温度を26℃にすると25℃〜26℃を行ったり来たりしていました。
湿度は50%を超えました。さっきが23℃台だったってこともあってかすごく暖かく感じますが環境に優しいPLANは節電します。
この辺りで「なんか着れば?」派からなんで温度上げんの?みたいな空気を醸し出されます。
サムハラの実態です。
環境に優しくない人は弊社にはいないはずなのでもちろん無視します。
たとえそれが社長でも上司でもガンシカトしてやりましょう。
エアコンの設定温度を27℃にすると、だいたい26~27℃をうろついていました。
なんとなく法則が見えてきた気がするけど、室温28℃にはまだ及んでいませんね。
うん、湿度もいい感じ。
我々社会人は体調管理も仕事ですからね。
その手助けに少しでもなろうと私は善意でやっているのです。
「ねぇAkira、暑いんだけどちょっとエアコンの温度下げない?」なんて言葉が聞こえてきますが何を言っているのでしょうか。
節電です!慣れる必要があるのです!!全く、自分のことばっかり考えよって!!!
エアコンの設定温度を28℃にすると27~28℃の間をフラフラしていました。
僕を含め寒い派の人たちは丁度良いと好評判。
湿度も急に60%超えです。
だがしかし!お気づきになったでしょうか。
熱中症予防レベルが注意から警戒になっているではないか!!
なるほど、室温は28℃近辺でも熱中症になる可能性があるということですね。
いけないいけない、このままでは会社のみんなが体調を崩してしまう。
僕は室温を28℃にしようとするあまりみんなのことを考えることができていませんでした。
そう、クールビズで大事なのは室温28℃という数字にこだわりすぎず、みんなの体調や建物状況など様々な要素を考慮しながら、無理のない範囲で冷やしすぎない室温管理をする必要があるというわけです。
確かに環境省のクールビズページでも「28℃」という数値はあくまで目安と書いてありました。
皆さんもここは勘違いしないように気をつけましょう。
※あくまで株式会社PLANのオフィスの広さ、人数、パソコンやコピー機などの熱源の数などのすべての要素を含めた場合の実験結果です。
クールビズで熱中症なんて矛盾しすぎているって思っていましたが、なんとか理由を突き止めることができました。
株式会社PLANの場合はエアコンの設定温度を28℃にすることで室温を28℃に近づけることができましたが、必ずしもそうなるわけではないことはお分かりかと思います。
人数がすごくすごく多いオフィスやものすごく広いオフィスでエアコン1つとかになると話は全く変わってきます。
室温28℃を目安にエアコンの温度を設定し、室内にいる人たちの体調等を考慮しながらクールビズを心がけていきましょう。
弊社の場合は、とりあえず設定温度27℃で様子を見てみます。
リモコンは絶対に渡しませんし、サムハラは起きてはいけません(笑)
皆さんも熱中症には十分に気をつけて良い夏を!!
Ciao ciao 🙂