「早急に」の読み方が「さっきゅうに」と読むことを26年目にして知ったAkiraです宜しくどうぞ。
先日、オフィスで仕事をしていると半田社長から急に声が掛かりました。
半田社長:「Akira、ちょっとメールボックス確認して。」
私は重要な仕事のメールなんだろうと思い即座に受信ボックスを開きました。
Akira:「…!?」
半田社長「フットサルのクリニック予約しといたから。」
うん、あのぉ〜なんだろうな、この人本当に分からない。
でも社長が行くなら僕も行くしかない!(笑)
ってことで代々木競技場フットサルコートで行われたフットサルクリニック(中級)に半田社長とChickenと3人で参加してきました。
クリニックに参加するのは初めてだったのですが、これから参加しようと考えている人などは参考にしていただければと思います。
クリニックの様子を会場の雰囲気、予約の仕方、クリニックの内容などを織り交ぜてお伝えしていきます。
そもそもクリニックとは何の事なのか?
僕くらいになると当然全く知らなかったです。
クリニックとは、経験豊富な指導者のもと様々な練習を行う事。
「クリニックってスクールと何が違うんだよ?」
僕もそんな風にふて腐れてました。
以前、施設のスタッフに聞いたことがあるんですが、明確な定義の違いはないとのことでした。
ただ、クリニックはプロジェクト(基礎練習や戦術理解等)が短期であるのに対してスクールは長期的(チームとして初勝利、大会で優勝する等)なものが多いとも言っていました。
普段からフットサルをしている人や個人参加などに参加している人は馴染みがある代々木競技場フットサルコート(以下、代々木コート)だとは思いますが少しだけ説明させてください。
代々木コートは、山手線原宿駅から徒歩5分ほどに位置する国立代々木競技場の施設の1つです。
コートはロングパイル人工芝が3面、ショートパイル人工芝が1面の屋外コート。
シャワーや更衣室も綺麗に保たれていて非常に清潔感がある印象です。
大学生くらいの若い世代からシニアの方々まで幅広く利用しているイメージですね。
僕みたいな海外の方もよく見かけます。
レンタル用品も多数貸し出しを行っていて、ウェアやシューズなどの有料レンタルもあれば、トレーニングチューブやラダーロープ、マーカーコーンなどの無料レンタルもあります。
また写真のようにちょっとしたミズノ製品の販売エリアもあるので、ここで買ってしまうのもありかもしれないですね!
(–>>詳しくはこちら!)
「おぉ!行ってみたい!!あれ、でもどうやって探せば…」
もう100点のコメントですね。
初めての方もいると思うので簡単に予約の仕方を説明したいと思います。
予想が外れてしまったかもしれないですけど、まずは国立代々木競技場のウェブサイトに行きましょう。(–>>こちらから)
このように国立代々木競技場の中でも色々と施設があるのがわかりますね。
さすが国立。
アクセスや施設案内などもここから見ることができます。
トップページに到着したら少し下にスクロールすると「フットサルコート」と書かれたページが存在しますので、その中の「個人フットサル・クリニック」を目を瞑ってクリックします。
軽快にスクロールしていくと「インターネット予約」というボタンがありますのでヘディングでクリックしてください。
おでこが赤くなってきたら、スケジュール表が表示されるので参加したい枠をクリックします。
色で仕分けされているので、僕でも分かりやすくなってますね。
今回は、21:00からの「中級クリニック」に参加するのでその枠を爪でクリックします。
枠をクリックすると、イベント概要が表示されます。
開催日時はうっかり間違えてしまう可能性があるのでしっかり確認しましょう。
申込状況は、募集数に対して残り何人参加できるか、そして現在確定している参加人数が表示されていますので確認しながら申込をします。
※代々木コートのイベントは大変人気があり、すぐに予約が埋まってしまいますのでご注意ください!
一通り確認して大丈夫そうであれば、ページ上部にある「参加申込」のボタンを激しくクリックします。
この画面に切り替わると
「いや俺会員じゃないんだけど」
と思いがちですが、その場合は「ビジターはこちら」と書いてあるボタンをクリックします。
※もちろん、会員登録しても構いません。する場合は、「個人会員登録(個人)はこちら」から登録を行ってください。
最後に参加申込情報を全力で入力します。
入力する内容は、名前、住所、携帯電話番号、メールアドレスのみです。
このように入力したら、ページ最下部にある「次へ」ボタンを10秒見つめてからクリックしてください。
見つめてあげることによって稀に動作環境が良くなります(だいぶ嘘です)
「次へ」ボタンをクリックすると写真のようにイベント情報と申し込み情報が表示されます。
しっかりと間違いがないか確認してOKそうであれば、ページ最下部の「申込実行」を軽快にクリックしてください。
「以下の内容で登録しました」と表示されたら予約完了です!
最下部の「OK」を笑顔でクリックして画面を閉じてください。
予約が完了すると、先ほど入力したメールアドレスに確認メールが届きますので、しっかり届いているか上目遣いで確認してください。
率直な感想を言うと、学生時代の部活を思い出しました。
最近試合ばかりしている僕にとってはすごく新鮮でした。
この日は寒かったってのもありますが、体を温める為に簡単なウォーミングアップから始まります。
2人1組になってペアの人をドリブルで追いかけたり、簡単なステップトレーニングをしながら体を温めていきます。
僕は半田社長とペアになったのですが、ウォーミングアップとは思えないくらいに疲れました。
ドリブルで追いかけるって言ってもジョギング程度ですよね普通。
ダッシュすんだもんこの人(怒)
体が温まりすぎたと同時に、今度はパス練習。
ただパス練習するだけでなくて、色々なルール付けをしながら練習するので、自分が何が苦手なのか、何を意識すればいいのかがクリアになります。
例えば、「相手の足元にライナー性のボールを蹴る」だとか「ボールをトラップした足を地面につけないでパスをする」などで、出来そうで出来ないルールがすごい面白かったです。
コーチも的確なアドバイスしてくれますし、失敗している人を盛り上げてくれるのでワイワイ楽しく打ち込めた印象です。
その他にも色々な基本練習を簡単なルール付けをしながら行なっていきます。
とは言っても難なくメニューをこなしていた半田社長、Chicken、そしてサッカー選手Akira。
しかしここで大きな壁が3人の前に立ちはだかりました。
それは、中級クリニックのメインである戦術練習です。
コーチが口頭で説明しながら実際にデモンストレーションをしてくれます。
その後は実際にコーチ監修のもとやるのですが、今回の戦術は結構複雑な戦術だったんです。
その名も「クアトロ」!!
前々からクリニックで戦術を覚えて来たChickenに対し半田社長は初めての戦術練習。
運動神経だけでボールを蹴っている半田社長には少々難しかったかもしれないですね。
「ふわとろ」ではございません。
写真は戦術が難しすぎて社長の頭がパンクしてる様子です。
クアトロとは、ポルトガル語で数字の4を表します。
4人のフィールドプレイヤーがピヴォを置かずに横並びにポジションを取り、流動的に動いて相手を崩す戦術です。
PLAN FCは1-2-1のフォーメーションで、ぽん太郎がピヴォのポジションでしたよね。(–>>PLAN FCの記事はこちら)
でもクアトロはピヴォがいないので4-0になってしまうんです。
そのため、別名クアトロゼロとも言います。
クアトロの動きは少し複雑ですが、Akiraに言わせればコンセプトはシンプルです。
「パスを出したらピヴォの位置に走る(スペースに抜ける)」
実際これだけだ。
それでも分からない社長でも分かるように私が図を使って説明しよう。
横並びとは言っても①と④が少し前に出てるイメージです。
相手のゴール前がぽっかり空いてますよね。そのゴール前のスペース(本来ピヴォがいる位置)を使いながら流動的に動いていくわけです。
基本的にボールは後ろの②→③、または③→②でスタートするのが基本です。
③→②にパスを出すとします。(黄色はボール、赤は人の動き)
パスを出した③はどうするかというと?
そう!パスを出したらスペースへ抜ける!
③がいなくなった位置にはしっかり④が下がります。
③がスペースに抜けて④が下がると写真のような配置になります。
ボールを保持しているのは②ですが、パスコースは3つもあります。
どこに出すのも②次第。
それでは、一個ずつ解説していきますね。
②→①にパスを出した場合、①がボールを保持することになります。
この場合、相手DFの状況によりますが、スペースに抜けている③とワンツーパス(壁パス)をするのが一番綺麗です。
最後は④が走り込んでシュート!
※ワンツーパスとは:味方にパスを出すと同時に前に走り、パスを戻してもらうこと
②→③にパスを出した場合、さっきの逆で①とワンツーパスをするのが綺麗です。
同じく、最後は④が走り込んでシュートをします。
今まで綺麗なパターンを説明しましたが、相手ディフェンダーもバカではありません。
スペースに抜けてきた選手はもちろんマークされます。
「あぁパスが出せないよう…(泣)」
泣くのはまだ早い!
そんな時はもう一度④にパスを戻してしまいましょう。
この状況の場合に備えて、③がスペースに抜けた際に④はしっかり③が居た位置に下がる必要があるわけです。
それではパスを出した②はどうしますか?
そう、今まで③が居た位置に抜けます。
②が居た位置には①がしっかり下がることで④がパスを戻すコースを作ってあげます。
じゃぁ③は?
①が居た端の位置に逃げることで、クアトロの形が維持されます。
この様にチームで連動することでクアトロが維持できるわけです。
散々話してるけど、その戦術使えるのかよと。
難しいだけであんまり効果ないんじゃないのと。
実際この戦術ハマるとめちゃくちゃ強いです。
横一列でボールを保持するので、相手に対して数的優位でパスを回すことができます。
また動きのバリエーションはたくさんあるので、チームで連携が取れた時には驚異的な攻撃力を見せることができるでしょう。
この戦術はゴール前のスペースが非常に大事になってくるので、前からどんどんプレッシャーをかけてくる(ディフェンスしてくる)チームに大いに有効です。
しかーーーーーし!!!
ボールを回している段階で相手に取られてしまった場合は、すぐに失点に繋がる可能性が高くなります。
その為、不用意にボールを取られない、ボールを蹴る・止めるなどの基礎技術がチーム全員に求められます。
クリニックに参加して面白いと思ったこと。
それは、学んだことを試合形式で実践できること。
練習で出来ていても試合で活かせないと意味がないですからね!
写真でも陣形がクアトロの形になっているのがわかりますね。
ChickenはPLAN FCの監督的存在でもありますからね。
クアトロなんてちょろいもんですよ。
戦術理解度の高さを見せつけていました。
運動神経だけ良くて戦術理解度は低いことが判明した半田社長も最後は攻撃のタクトを振るうまで成長。
この写真は、10番のビブスを着た人がスペースに抜けていることから3- cで説明したパターンの様ですね。
さて、肝心のAkiraはどうでしょう。少し様子を見てみましょう。
戦術無視!(笑)
クアトロ意識したディフェンスばっかしてんじゃねーぞとw
点を取った方が勝ちなんだぞとwww
もう奥の人が、嘘でしょ!?みたいな感じでディフェンスしにきてますもんこれ。笑
そんなことやってるとどうなるか…そのあとの様子を見てみましょう。
うん、カウンターアタックされてまーす(笑)
不用意にボールを取られないこと、クアトロの鉄則ですよね。
くれぐれも勝ちに目が眩んで急にドリブル突破しない様にしましょう。
代々木競技場フットサルコートでの初めてのクリニック体験は、正直言ってまた行きたいな!って思えるくらい楽しかったですよ。
個人的に上手くなりたい、戦術を覚えたい!って言う人は参加して損はないと思います。
コーチの方々も元気が良くて、優しいので失敗しても大丈夫だって安心感の元プレーできます。
今回は中級レベルのクリニックに参加しましたが、初級や超初級などもあるので自分のレベルに合わせてクリニックに参加してみてはどうですか?
個人参加型フットサルも開催してる様なので、今回記述した「予約の仕方」を参考にしながら、ぜひ参加してみてください!
〜P.S.〜
クアトロの説明で使用している画像は「LINE UP 11」というスマートフォン用のアプリを加工したものです。
芝の色やユニフォームも変更できるし、簡単に使用できるのでオススメです!
戦術やフォーメーションなどを共有するのに便利なのでぜひ使ってみてくださいね。
Bye for now!!