「いえキャン△」は、僕と奥様がアニメ「ゆるキャン△」にハマってしまい、無知な状態からキャンプ用品を買い揃え、最終的には「別にキャンプ場という訳でもない」ような場所でも快適にテント泊できるように成長していけたらいいな〜。という淡い期待を日記のように紹介する企画です。
第9回目は、リュックの使用感を確かめるために散歩していたら見つけたキャンプ場で、1泊2日のテント泊に初挑戦したいと思います!さあ、「いえキャン△企画」で繰り返した練習の成果を発揮できるでしょうか?お楽しみに!
思えば長い道のりでした。
2018年1月からスタートした神アニメ「ゆるキャン△」に僕と奥様が影響され、何もない状態からテント泊の装備を整え、使ったこともないバーナーや、組み立てたこともないテント設営の練習を行い、ついにキャンプ場へと足を踏み入れたのです。
もちろん、目標はまだ先ですが、1つ目の大きなチェックポイントと言えるでしょう。
今回、初めてのテント泊に挑むキャンプ場は、東京都大田区城南島に所在する東京湾に面した東京都港湾局が管理する海上公園「城南島海浜公園キャンプ場」でございます。
海が近く、飛行機もみられるキャンプ場としてファミリーに愛されているらしいこの場所。
夜になると、あんまセンスのよくない男子が、片思い中の女子をドライブデートに誘って、海をみながら口説こうと現れるそうです。
呼び出しはファミレス方式。
注文はおろしハンバーグ定食ではなく、1泊2日のテント泊です。
1泊2日のキャンプ、翌朝の10時までで600円。
今回はこのプランにします。
割り当てられたのは30番のテントサイトでした。
ちょっと売店にも寄り道してみました。
ここでは、薪の束やアルコール類を販売していたり、アウトドアグッズのレンタルが出来るのですが、「食料」に関するアイテムは全然ありません。城南島海浜公園キャンプ場の徒歩圏内にはコンビニがない(片道10分以上)ので、あらかじめ買っておくのがおすすめです。
本日、我々がキャンプを行うテントサイト「30番」に到着!
とりあえず小腹が空いたので、マックスコーヒーという練乳たっぷりの甘々コーヒーを飲んで血糖値を上昇させましょう。
キャンプ場の真横が羽田空港なので、機長の顔が見えるくらいの距離で飛行機が飛んでいます。
音はうるさいですが、僕たちが住んでいる家も幹線道路沿いなので騒音には慣れてます。こういうのも結構楽しい。
さあ、過去の「いえキャン△企画」でトレーニングしたテント設営です。
今回は、ちゃんとペグも打ちますよ!
インナーテントが張れました。
今回のキャンプの為にグランドシートも装備に追加しており、大活躍してます。
フライシートをかけていきます。
コールマンのツーリングドームLXについている前室の蓋を、タープみたいに使えるように追加でポールも購入しました。
これで、急に雨が降って来たり、日差しがめっちゃ強くなっても安心です。
奥様はテント内の設備を担当。
マットに空気を入れてくれてます。
BOSEのポータブルスピーカーも大活躍。
ゆるキャン△のオリジナルサウンドトラックを流して気分を盛り上げます。
設営完了!
奥様がペグを一本グニャグニャに曲げてしまいましたが、それ以外は滞りなく設営できました。
テントの設営も終わったことですし、遅めのお昼ご飯に挑戦しましょう。
アニメ「ゆるキャン△」で学んだ、あらかじめ切った食材をジップロックに入れておく作戦です。
勉強になるな〜。
なにはともあれ、乾杯ですね。
ビールがなくては始まりません。徒歩キャンプとなると、なかなかビールのようなアルコール度数に対して容量が大きい飲み物は持ち歩けませんが、売店で買えるというのは大変助かります。
ちゃんと冷えてるし。
家では発泡酒だが、キャンプではプレミアムモルツである。
というわけで、ジップロックから食材を取り出して、バーナーとコッヘルで調理していきます。
この辺りも、初めてのキャンプとは思えない手際の良さ。練習がいかに大切なのかという事がよくわかる。
チーズソーセージに、トマトとズッキーニを添えて作った炒め料理。
実に美味しそう。
実に美味しい!
さて、お昼ご飯も食べ終えたので、夜ご飯までは自由時間である。
とりあえずビールを進めるが、これ以上ツマミを食べてしまうとせっかくの夜ご飯がワヤになってしまいそうなのでグッとこらえましょう。
適度な日差し、木々の擦れる音、ボーイングのエンジン音、どれもが素晴らしい。
せっかく海辺のキャンプ場。
タイミングによっては潮干狩りもできるような場所ですから、ちょっと海の方にお散歩しましょう。
飛行機好きにはたまりません。
飛行機の写真をとる僕と、なんか地上波にはギリ耐えられなさそうな内容の動画を撮影しているクルー。
効果音と編集で面白くなるのだろうが、いらぬ心配をしてしまうのです。
海の思い出のカケラが残ってました。
ちなみにトンネルは未開通。
海風がまあまあ涼しいので長袖です。
このオレンジのパーカーを知ってる人とはすぐに仲良くなれそうな気がします。モンプロです。
海から戻って来てコーヒーで一服。
城南島海浜公園キャンプ場、結構楽しいぞ!?
さあ、焚き火だ焚き火だ!
キャンプは焚き火がなければ始まらない!
焚き火するためにキャンプしてるみたいなところもあるからね!
城南島海浜公園キャンプ場のテントサイトには「かまど」が存在します。ってことは、夜は焚き火を楽しみつつ、お酒を飲みながらカタルシスを感じられるぜ!って思ってワクワクしてたのですが、注意書きを見て愕然・・・
「かまど内での焚き火禁止」
まじっすか!?
ってことで、受付に行って聞いてみたところ「焚き火OK!って書いてしまうと、燃やしちゃダメなゴミを燃やす人がいるので・・・」とのこと。
料理のついでにちょっと焚き火するくらいなら大丈夫なので、キャンプファイヤーみたいなことはしないで、節度を持って焚き火してくれるなら大丈夫だそうです。よかった・・・焚き火の夢は守られた!
薪、1束685円。
売店で、薪を1束買って来ました。
鉈の貸し出しは行っておらず、僕たちはナイフも持っていないので、細い薪を作ったり火口となるような物を作れません。
なので、落ち葉や小枝を集めておきましょう。松の木もちらほら生えているので、着火剤となるマツボックリが落ちていないかも探し回ります。
準備完了です。
これだけあれば、結構太い薪ですがちゃんと火がつくでしょう。
さて、時刻は18:00。
陽も落ちかけて来ましたので、夜ご飯の準備に取り掛かりたいと思います。
一品目はパスタ。
奥様、「りんちゃんのクリームパスタ」を作るつもりだったのに、牛乳を買ってくるのを忘れてしまうという痛恨のミス。
しかし、近くの自販機にトマトジュースが売っているのを見つけ、急遽トマトパスタに変更。素晴らしい応用力である。この辺りも、過去の「いえキャン△企画」によるトレーニングの成果が出ているのでは無いだろうか?
モンベルのフレックスウォーターパックも大活躍。
この中に水を入れて凍らせて保冷剤として使用した後、スープパスタの水として活用できます。シリコンの匂いが多少気になりますが、まあそんな繊細じゃ無いので大丈夫です。
パスタは半分に折って入れる!というのも、アニメのゆるキャン△で学んだテクニック。
だが、ジェットボイルSUMOなら、パスタを折らなくても入るのでは?
チーズを乗せたら、トマトスープパスタの完成です。
もちろん、この後ラム肉も焼きました。
我々の「いえキャン△企画」では、最も登場頻度の多いアウトドア料理です。美味しいんだな〜コレが。
コレまたアニメのゆるキャン△で学んだ「マツボックリを着火剤にするテクニック」を活用し、拾って来た小枝や木の葉に着火していきます。
小枝の火が安定したら、薪を焼べましょう。
焚き火しながらのビール。最高です。
コレをするために生まれて来たのかと錯覚するほど。
もちろん、BGMはコレ。
ふわふわタイムならぬマシュマロタイムです。揺れる想いのようなふわふわマシュマロを、熾火に当ててトロトロにしましょう。
とろとろタイムの始まりだ!
楽しい。
そして美味しい。
素晴らしきかな。
チョコクッキーと組み合わせてキノコスタイルにしてみた。インスタ蝿が寄ってくること間違いなし。
しかしここでタイムアップ!
城南島海浜公園のキャンプ場では、かまどの火は夜の8時から朝の5時まで使用禁止です。
うーむ。焚き火は夜の8時からが本番!って感じなので、このルールはかなり寂しいですね。隣のサイトのキャンパーさんなんて、7:30くらいに火をつけ始めたので、あっという間に「火を消してくださいね」って注意されてましたよ。
せめて、10時まで火を使って良いルールに改善してほしい。
というわけで鎮火。
焚き火も出来なくなったし、お腹も膨れたし、いい感じに酔っ払いました。
さて、寝ましょうか!
前回のキャンプトレーニングで「枕・・・欲しいよな!?」ってなったため、モンベルのコンフォートピローを買い足しました!
割と気温が高めなので、寝袋は掛け布団のように使うだけです。
月明かりが綺麗です。
おやすみなさ〜い。
朝がやってまりました。
朝つっても、マジ早朝です。
奥様が「日の出が見たい!」というので、4:00にアラームをセットしておりました。
というわけで
おはようございます!
昨日は、正直あまり眠れませんでした。いや、寝れたのかもしれませんが、朝4時が早すぎたのでしょう、マジで眠いです。
日の出が見える場所まで移動です。
純喫茶「YUTA」が開店!
シリコンの豊かな香りが特徴的な水を使って入れた、こだわり焙煎のコーヒーが飲めるお店です。
とりあえず、日の出が始まるまで、ホットコーヒーでも飲みながらくつろぎたいと思います。
日の出が始まってます。
この、朝の空気感も野外活動の魅力でしょうね。
奥様は、買ったばかりのiPhoneXでタイムラプスに挑戦してました。
さあ、テントサイトに戻って来て朝ご飯にしましょう。
すげー眠そうな顔をしてますが、マジで眠いです。
コンソメスープは僕が担当。
外ご飯効果によって「奇跡の味」となったコンソメスープです。
とろけるチーズを使ったオニオングラタン風スープ。
うまし!
奥様は、パンを焼かないスタイルのホットドッグを作ってくれてます。
やっぱり、バーナーは人数分あると便利ですね!
買ってよかった!
チーズinソーセージが超美味しそう。
この写真を渡されて、どう使えばいいのかわかりませんが、とりあえず貼っておきます。
ただのパンです。4枚切りの分厚いタイプです。
この、厚切りパンにソーセージを挟んで・・・
食す!
うまし!
顎が外れそうなサイズです。
コンソメスープとも相性抜群です。
キャンプは、夜ご飯よりも朝ご飯の方が好きです。
ご馳走様でした。
ここで痛恨のミス。
洗剤を持ってくるのを忘れました。
しかも、焚き火後も寝る前に綺麗に掃除してしまったので木灰も残ってません・・・。
灰があれば、洗剤がなくても油汚れをいい感じに洗い落とせたんですけどね・・・仕方ないので、ヌメヌメのまま持って帰って家で洗いましょう。
来た時よりも美しく、ってのは基本です。
城南島海浜公園キャンプ場では、45リットルのゴミ袋を500円で回収してくれるサービスもあるようですが、僕たちはガベッジバッグを使って持ち帰ろうと思います。「ゴミは持ち帰る」という、野営の基本に忠実なキャンプを目指します。
お腹も満たされたし、洗い物も終わったし、僕は自由時間を使って仮眠します。
外の風が心地良いですね。
寝るにはちょっと、飛行機がうるさいかな・・・。
さあ、あまり仮眠出来ませんでしたが(奥様はガッツリ寝てました)
撤収作業を開始します!
寝袋の収納に苦戦する奥様。
グイグイっと押し込んでます。
テント内に入れていたギア達を外に出しましょう。
テントを撤収していきます。
まずはフライシートから。
インナーテントのポールもテキパキと片付けていきましょう。
どの写真を見ても、僕の表情が同じです。多分、相当眠かったんだと思います。顔に疲れが出てます。
ペグも引っこ抜きます。
1本、やたら抜けにくいヤツがいました。
腰をやらかさないように注意。
パズルゲームのようにパッキングすれば、大量の荷物もちゃんと入ります。
4500円という異常な安さの75Lリュックサックなのに、なかなか出来る子です。
買ってよかった!
さあ、行きますか!
いやはや、楽しいキャンプでしたね。
徒歩で来て、徒歩で帰るというストイックさも僕好みです。
定刻でのチェックアウト!
家に帰るまでがキャンプですよ!
そんなこんなで、ついに「いえキャン△企画」も、都内ではありますがちゃんと野外でキャンプするところまで来ました。僕も奥様も、徐々にキャンパーとして成長してきたのではないでしょうか?。
家からテント泊装備を背負い、電車やバスを乗り継ぎながら徒歩でキャンプ場まで来て、徒歩で帰るという、キャンパーを志した瞬間の1つ目の目標を、本日無事に達成したわけでもあります。
キャンプ中の食事も、様々な場所でのアウトドア料理練習によってスムーズに行えましたし、焚き火をしながらのんびり過ごすという、アニメのゆるキャン△を見て最もやりたかった事も出来ました。
さあ、そろそろキャンプを目的にするのではなく、目的を達成するための「手段としてのキャンプ」を実行するフェーズに移る時ではないでしょうか?
練習の大切さを再確認すると共に、新たな課題も誕生したこの城南島海浜公園キャンプ。
次回のキャンプは食器を洗うための洗剤を忘れないようにしたいですね!
というわけで、次回はどこでキャンプします?
奥様は「聖地巡礼」がしたいって言ってました。クライマーの僕はそろそろ「クライミング」を目的としたキャンプがしたいんですけどね・・・・・どうします?富士山、見に言っちゃいます?
乞うご期待!