「いえキャン△」は、僕と奥様がアニメ「ゆるキャン△」にハマってしまい、無知な状態からキャンプ用品を買い揃え、最終的には「別にキャンプ場という訳でもない」ような場所でも快適にテント泊できるように成長していけたらいいな〜。という淡い期待を日記のように紹介する企画です。
第4回目は、都内にある初心者でも安心の設備が整ったキャンプ場で、僕たちが初めてのテント泊に挑戦します。テント設営から初めての寝袋、さらには撤収まで、キャンパーとして成長していく僕たちの姿をご覧ください。
さてさて、緊張の初キャンプってわけで、入念に装備の確認をしていきます。
テント、寝袋、クッカーなどのキャンプ3種の神器はもちろんのこと、衣類を圧縮袋に入れたりしてコンパクトにパッキングして行くのも忘れないようにしなければ。そして、ランタンやヘッドランプなども忘れずに!
ノースフェイスのキャリーバッグ(80L)に、テント・寝袋・マット・チェアがすっぽり収納。クッカーやバーナーはマムートのバックパック(40L)に収納しましたが、こちらは結構スカスカです。
最終目標である「バックパック2つに収納」を目指すなら、75Lくらいの容量ががベストなのかもしれませんね。
さてさて、とりあえず中野坂上駅で奥様と合流し、そこから今日のキャンプ場へ向かいます。
仕事の都合でこんな時間になってしまいましたが、まあ初めてのキャンプが夜ってのもいい経験になるのではないか?と思います。
おそらく、道ゆく人たちは僕達が今からキャンプをしに行くとは思ってないだろう。
とりあえず、キャンプ場に着くまえにスーパーで食材の買い出しを行いましょう。
やっぱりキャンプの醍醐味といえば「キャンプ飯」。PLOGの企画「いえキャン△」でも、意外とキャンプ飯はこなしてきましたから、バーナとコッヘルを使った調理スキルはかなり向上していると思います。
テントや寝袋が入った巨大なキャリーバッグをコロコロしながらの買い出し。
都心にあるキャンプ場だと舗装された道が多いのでキャリーバッグはかなり便利ですね。
今日のメインディッシュは君に決めた!
ラム肉に最も合う調味料といえばクミンである。
牛肉に対する胡椒くらい合う。
「いえキャン△#02」で、お酒は最終的に潰してコンパクトに捨てられる缶の方が良いと痛感したので、今回はしっかり缶のお酒を選びました!
日々、キャンパーとして成長中なのであります。
買い出しを終えて気がついたのですが、食材って結構かさばりますね。
あと、お茶を買ったのですが、お茶よりも水の方が正解なのかも・・・。水は料理にも使えますし、いざとなればお茶に返信させることもできますが、お茶は水になりませんもんね。
この辺りも、成長の糧にしたいと思います。
さて、食材も無事購入できましたので、キャンプ場に向かって移動したいと思います。
えーっと・・ココ!?
どうやらココみたいですが・・・こんなところにキャンプできるような場所があるのでしょうか?もうこの時点で、このキャンプ場は絶対に直火NGだろうな・・・って雰囲気がプンプンしています。
多分、焚き火台を使っても焚き火はダメだと思う。
ぐんぐん進んでいく奥様。
ここ初めて来たんじゃないんですか?
エレベーターのあるキャンプ場・・・とな?
最近のキャンプ場ってのは近代化が進んでいるんですね・・・。
僕達が向かうキャンプ場は5階。
多分11階のキャンプ場は富裕層が行くのだろう・・・。僕達一般人は5階あたりが精一杯である。
エレベーターを降りて階段を下った踊り場にドアがありました。
無事、今日のキャンプ場に到着!
受付は無人なのでスルーして、今から僕たちが野営するテントサイトへ移動します。
階段を登って・・・。
遊歩道っぽい場所をちょっと進むと・・・。
おお!結構広い!
ここをキャンプ地とする!
西新宿を望む地上5階の展望。悪くない。
絶景かな絶景かな。
なにはともあれ、都心にある便利さ優先のキャンプ場。本来キャンプは「不便を楽しむもの」らしいが、シティキャンパー向けのトレンディなキャンプ場はとにかく充実した設備で僕達初心者キャンパーを暖かく迎えてくれた。
みよこの充実した水場を!
温水だって出るぞ!
もちろん安全のための照明設備もバッチリ、光量だって無段階調節できる。
真っ暗の中で初心者二人がテント設営は流石に無謀では?と思った読者も多いだろうが、これくらい照明設備が整っているキャンプ場であれば、まるで昼間のようにテント設営ができるのである。
そしてトイレだって水洗!
プライベート温泉までついてるという、なんとも至れり尽くせりなキャンプ場なのだ。
OMG!
コロニー公社が季節すら調節してくれるという、宇宙世紀もびっくりなテクノロジーが搭載されています。
これでこのキャンプ場は夏にも冬にもなるってことだ、すごいぜ!
あれ?
なんかここ・・・
ワイファイ飛んでないか?
さすがは今時のキャンプ場!Wi-Fiだって飛んでますからインターネットもサクサクです。うまくテントが設営できなかったらユーチューブで動画を確認しながら設営することだってできますし、夜寝付けなかったらPornhubだって視聴可能。
というわけで、キャンプ場についたらまずテント設営です。
今回は初めての挑戦なので、おそらく「最も時間のかかるテント設営」になるのではないでしょうか?今後のキャンプにおける所要時間の参考にするため、タイム計測を行いたいと思います。
持ち出しましたは、「いえキャン△#01」にて、コールマンで購入しましたツーリングドームLX。
まだ一回も使ってませんが、正直今回の移動で「もう少しコンパクトで軽量なテント」の方がいいんじゃない?って思い始めてます。
例えばコールマンならトレッキングテントとか・・・。コールマンの店員さんも人が悪いぜ、「背負って持ち歩く予定がある」って伝えたんだから、トレッキングテントなる軽量テントがあるなら、そっちを教えてくれればいいのに!
兎にも角にも、屋根がなくては急に雨が降って来たら大変ですので、さっさと設営しちゃいましょう。
おっとっと。
その前に軽く設営手順を読んでおかないとね。
インナーテントを広げてみました。
今回はフローリングのテントサイトなんで大丈夫ですけど、芝生のテントサイトだったりしたらテントが結構汚れそうですし、テント内に水が侵入してくる可能性もあるので、次のキャンプまでにグランドシートを用意しておいた方が良さそうですね。
アニメ「ゆるキャン△」では、野クルが所有する980円テント設営じに支柱が折れてテンヤワンヤしてましたので、ボキっと折ってしまわないように注意しながら作業しましょう。
うむ・・・テントっぽくなって来た。
ちなみに今回はテントサイトの管理会社より「ペグは打っちゃダメ」と言われているのでペグなしで設営です。まあ、このテントサイトはそこまで風も強くありませんから、ペグなしでも大丈夫だと思います。
雨は降らなさそうなんで、こういう時はフライシートなしでも大丈夫なんですが、今回は初めてのテント設営ってことなので練習もかねてフライシートをかけてみたいとおもいます。
フライシートを固定したら完成!
テント設営にかかった時間は約20分でした。今回はペグも打ってないしロープも張ってないですからね、そう考えると30分くらいを見ておけば良いかもしれません。
目指せ15分ギリ!ってことで、今後もハイスピードテント設営に尽力していきたいとおもいます。
BOSEのアウトドアスピーカー「SoundLink Micro」も、今まで防水性を生かしてお風呂の蛇口に取り付けられたり、家の中のカーテンレールに取り付けられたりして「本当に俺はアウトドアスピーカーなのか?」と自問自答していたとおもいますが、今回晴れてテントの支柱に取り付けられました。
やっと彼も自分の居場所を見つけられたとおもいます。
とりあえず地球連邦政府のコロニー公社にお願いして、人工太陽の位置を昼間から夜に変更してもらい、ランタンやヘッドランプを使ってキャンピング感を盛り上げていきます。
いやはや、無事テントが設営できてよかった。
さてさて、テント設営が終わったということは、次はお待ちかねの「夕食」にございます。
テントの目の前で調理ができるなんて、この日をどれくらい待ちわびたか!僕も奥様もテンションマックスでございます。とりあえず、包丁を持つ手が震えないようにビールで乾杯しておきましょう。
目の前にはご親切にも二口のガスコンロと魚焼きグリルがセットされていましたが、今回はあえて使用せず、シングルバーナーで調理したいとおもいます!
室内でシングルバーナーを使うときは、しっかりと換気しないとヤバイですから気をつけましょうね!
「いえキャン△#02」で学んだ事といえば「煮物より焼き物を先に作らないと渋滞が起きる」ということです。
なので、まずはビールのつまみになるようにラムチョップから作っていきましょう!
材料を乗せたコッヘルをバーナーの上において、ビールを美味しくいただきながら待つだけ!
ただぞれだけ!
買い出しの時に、割り箸をもらい忘れたので、奥様がキャンプ場近くのコンビニまで箸を買いに行ってくれました。
でも、その時に買ってきてくれた箸がプラスチック製のツルツルなやつで、超絶使いにくくて困っちゃいました。キャンプ用にコンパクトサイズになる箸やフォークスプーンなどは買い揃えた方が良さそうですね。
ああん!いい感じ!
岩塩と香草がバッチリ効いていて美味しすぎです。クミンの風味が染み渡る!
ビールがススム君すぎて、まさにアウトドア界の酒盗ってところでしょうか・・・みんなにも振る舞いたいぜ。これはキャンプ飯の殿堂入りです。
さてさて、絶品ラムチョップで缶ビールがグイグイと進んだところで、今度は奥様がシングルバーナー(ジェットボイル)を使った料理に初挑戦。
今までは横で見ているだけだったのですが、家でシングルバーナーを使ってみようと思った時に一人で使うのが不安になってしまったようで、ここで練習してスキルアップしておきたいんだとか!いい傾向です。
「いえキャン△#03」で作った、りんちゃん特性スープパスタを応用して作るみたいです。
あっという間に完成。
途中でちょっと吹きこぼれてアタフタしてましたが、いい練習になったとおもいます。次回はもうちょっとスマートに作れたらいいよね!
スライスチーズを惜しげも無く使えるって・・・普段ダイエット飯しか食べていない僕にとってキャンプ飯っていうのはどれもハイカロリーで破壊的な美味しさを持ち合わせています。
毎日がキャンプでもいいくらい。
コンソメの味とチーズとベーコンがスクラムを組んでて・・・
うますです!
サクッと完食。
でも結構お腹いっぱいです。
当たり前のようにMacBookを取り出してネットをサーフィンできます。
これが都心のキャンプ場か・・・便利すぎる・・・。
とりあえずお腹の中も落ち着いたので、料理にしようした道具たちを洗っちゃいましょう。
水場が近いキャンプ場って本当に便利ですね。まるで家に居るみたいな気分です。
明日の朝ごはんもよろしくね!
ジェットボイルちゃん!
トイレも洋式だし清潔だし快適です。
テントサイトの近くで風呂にまで入れるとは、まさに神キャンプ場!
飯も食ったし、風呂も入ったし!
あとは寝るだけだ!ってことで、初めての就寝準備に取り掛かります。
空気を入れて使うモンベルのスリーピングマット「コンフォートシステム キャンプパッド38」も初めて使います。
別売りの空気入れを使うのも初めてです。
オレンジ色の袋をブンブン振り回して空気を入れたら、その空気をスリーピングマットに注入するという塩梅。
これ考えた人すごい頭いいですな。
いい感じ!
マットの準備ができたら、次は寝袋です。
柔らかくて気持ちいい!
おやすみなさ〜い!
テレビ番組とかだと、テントで寝るところまで撮影したらそこから宴会をしてホテルに移動して宿泊し、朝はテントで目が覚めた体で撮影を再開するっていう手法が一般的らしいですね。
朝です、朝がやってきました。
寝たのは朝の2時ごろ、 なので5時間ほど寝たことになりますが、2回ほど目が覚めてしまったので「ぐっすり快眠」とまではいきませんでしたが、十分体を休めることができました。
この辺りも「慣れ」でしょうね。
奥様はまだテントの中でスヤスヤと眠っております。
ここは、目が醒める前にコーヒーの準備をしておいたりして、男子としての得点を稼いでおこうと思います。
急速湯沸かしツール「ジェットボイル」を
パイルダーオン!
さすがはジェットボイル、秒速でコーヒーが淹れられました。まじ便利アイテムですね。
「彼氏がキャンプでコーヒーを淹れてくれたなう」に使っていいよ。
というわけで、テント泊が初めてなら朝のキャンプ飯も初めてです。
前日買い出し中に入手したおにぎりを食べます。
コーヒーを淹れた時に作ったお湯で味噌汁も淹れちゃいました。
これさえあれば、冷えて固まったおにぎりも美味しく食べられます。
昨日の材料の残りでバターソテーを作ります。
うまし!
こうやって、キャンプ中の写真を振り返ってみると、ほとんど飯食ってるか飯作ってる時間ですね!やはりキャンプの中の「食事」というのは非常に大切なものなんでしょう。人間にとっての食事とは・・・っていうのを考えさせられます。
朝食を終えた今日のテントサイト。
さあさあ、朝ごはんを食べて少し落ち着いたので、さっさと撤収作業をしちゃいましょう!
設営は約20分くらいかかりましたが、撤収はどれくらいかかるんでしょうか?これも、おそらく今日がもっとも時間がかかると思うので、計測しておいて起床時間の目安とかにしたいとおもいます。
フライシートをばさっと外しちゃいましたが、取り扱い説明書曰く全部外しちゃうんじゃなくて、テントの上でいい感じに持ち上げたほうが簡単にたためるらしい・・・。
ささっとフライシートを畳んだら、今度はインナーテントからポールを外します。
カチャカチャっとポールを折ったら、インナーテントを畳んで太巻きを作りましょう。
奥様、あまり寝れなかったのか眠そうです。
とりあえず、撤収が完了しました。
撤収所要時間、約15分!
まあこちらも、ロープとかペグとかを使ってないので、25分くらいかかりそうな気がしますが、芝生などのテントサイトでキャンプする場合はこの時間を目安にしたいとおもいます。
さてさて、無事に1泊2日の初キャンプが終わりました。準備・移動・設営・調理・宿泊・撤収と、およそキャンプで行う一連の行動に初めて挑戦してみたわけですが、やはり「文明から隔絶された場所で、知恵を道具を使って生き延びる」というのは、大変なことだな・・・と痛感した次第でございます。
今回の初キャンプで学んだ事と言えば、「骨つき肉はテンション上がるけど不便」ってことですね。
コッヘルに入りきらないし、手はベタベタになるから吹いたりするのにゴミや水が必要だし、骨自体がゴミになるため持ち帰りが必要・・・と。次からは骨つき肉は選ばないようにします。まあ、気分的には「アウトドアしてる!』って感じが素敵なんですけどね。インスタ映え以外に価値なしってところでしょうか。
それと、「スープパスタはマジで神料理」ってことです。ジェットボイルを使えばすごい速さで作れるし、茹で汁が無駄になったりしないので水場が遠い場所でも気楽に使えます。2リットルの水を運ぶ労力を考えたら、この効率の良さは全人類が見習うべきでしょう。
あとはそうですね、「箸選びは重要」ってことでしょうか。今回はコンパクトで短めのツルリとしたプラスチックの箸を100円ショップで買ってきて使ったのですが、これがもう最悪で、ジェットボイルの底の食材が取れないし、箸に力が入らなくて疲れるし、ツルツル滑って掴めないしってんで、ストレスが溜まりました。
なので、モンベルのスタックイン野箸を買おうとおもいます。
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それと、バーナーがもう1つ欲しいかな・・・という感じです。やっぱりバーナー1つでは料理の速度が遅いのと、バーナー1つが使えなかった時に絶望するという大きなリスクを回避するために、もう一つバーナーを用意しておこうかと。
というわけで、モンベルのアルパインクッカー 14に入るバーナーを探したいとおもいます。
あとは、食器類ですね。コッヘルでも対応できるのですが、どうやらジェットボイルSUMOに入れておけるカップがあるんだそうで、それならスペースも取らないし良いかということで購入したいとおもいます。
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テント設営に関しては、汚れ防止や浸水防止のためにもグランドシートを買っておくべきだと思うので、これも次のキャンプまでに買い揃えたいとおもいます。コールマンのツーリングドームLXのサイズにぴったりなのはコレなんで、これを買っておきます。
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ついでに、前室をタープのように持ち上げられるポールも買いましょう。ポールを色分けしておくと便利そうなので、ブラックやシルバー以外のカラーで買えるドッペルギャンガーのポールが便利そうです。でも流石に赤色は目立ちすぎるかな?
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奥様が「シュラフカバーに衣類を入れた枕は寝にくい、無い方がまし」と言っていたので、次のキャンプまでには枕を買うかもしれません。持ち運びの便利さやジョイントで使用できる点を加味すると、モンベルのコンフォートシステムピローとピローカバーが良さそうです。
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で、持ち運ぶ際に寝袋をコンパクトに収納できるコンプレッションキャップ があれば、追加で装備を購入したとしても増えるのは重量だけで、バックパックの容量は増やさなくて良いはず!っていう作戦で行こうとおもいます。
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さて、そいえば最近またアニメのゆるキャン△を見返しました。もう何周目だよってくらい見てるんですが、我が家ではもはやBGMばりに流しっぱなしになっているんです。
で、思いました、何度見ても「クリキャンのすき焼がマジで美味そうだな」って。
まだキャンプには行けそうにないけど、料理なら家でもできるぞ?ってことで、次回はあの伝説の料理に挑戦して見たいと思います。乞うご期待!