自分好みのデザイン系統ってありますよね。好きなデザインのモノを集めてたらデザイナーが同じだった!なんてことあると思います。僕の場合それが「バウハウス系」ってのに属すようで、バウハウスという言葉には敏感に反応します。
さて、なんで今バウハウスかって話なんですが、ハーバード大学美術館がバウハウス系の作品をインターネットで無料公開し始めたんで、ちょっとバウハウスって何?ってこととか、僕の好きなバウハウス系のグッズの話とかをしたいと思います。
1919年、ドイツ・ヴァイマルに設立された美術や建築の学校がバウハウスです。1933年に閉校されるまでのわずか14年間しか存在しなかった「幻の学校」ですが、そこで生み出されたデザインの数々は後の現代美術や建築デザインに大きな影響を与えました。
現在ではその流れを汲み、「バウハウス」という言葉自体が合理主義的なデザインや、機能主義的なデザインを指すようにすらなっています。
「お!これめっちゃ僕好み!」と思って調べてみると「バウハウス」という言葉によくぶつかります。
筆記具ならラミー、フォントならフーツラ、時計ならユンハンスのマックスビル。
様々なジャンルの物販アフィリエイトをやっていると、とにかく「ブランド」や「モノ」に対して非常に詳しくなります。中には自分自身の琴線に触れるようなデザインや物体に出会って心ときめくこともしばしばです。
そして、アフィリエイトサイトが100を超えたときに気がつきました。「あ、僕はドイツ系のブランドやデザインが好きっぽいぞ?しかもバウハウス系ってのに惹かれるらしいぞ!」
ラミーはドイツのハイデルベルクに本社を構える筆記具メーカーです。とにかくユニークでスタイリッシュなデザインのボールペンや万年筆を作り出しており、僕の心を鷲掴みにします。
特に好きなのが「ラミー2000」と呼ばれる流線型のペン。このペンをデザインしたのが、バウハウスに強い影響を受けたゲルト・アルフレッド・ミュラー(Gerd A. Müller)さんです。
僕がロゴマークやロゴタイプのデザインで強く影響を受けたのが、ファッションブランドで有名なシュプリーム(Supreme)のボックスロゴでした。
そのロゴに使われているフォントによく似ているのが「フーツラ(Futura)」というラテン文字のサンセリフ体。無駄のないシンプルな造形と、近未来ちっくなフューチャー感があって最高です。
このフォントを作ったのは、バウハウスにて非常勤講師を務めたパウル・レナー (Paul Renner)さんなのです。
「なんでも好きな腕時計を買ってあげよう!」と言われれば、ウブロ(HUBLOT)かロレックス(ROLEX)を買ってもらうと思いますが、「最もデザインが気に入っている腕時計は?」と聞かれれば、ユンハンス(JUNGHANS)のマックス・ビル(Max Bill)と答えます。
病院や研究所で使われているような無機質でシンプルな文字盤と、「これぞ三芯!」と言える無駄のないデザインはまさに至高!
そんな腕時計をデザインしたマックス・ビル(Max Bill)さんは、「バウハウス最後の巨匠」なんて呼ばれるような人物です。
※いつでも贈り物募集中です。
なんで急にこんな記事を書こうと思ったかというと、見出しにもある通り、ハーバード大学美術館が2016年8月17日にバウハウスに属す建築・家具・写真・絵画といった資料をインターネット上で無料公開したからです。すごいぜハーバード!
高校生の頃はハーバードに行くか就職するかで迷ったわけですが、あの時ハーバードに行っておけばと思い返すこともよくあります。ハーバードに進学するか迷ってる人は絶対行ったほうがいいですよ!
話がそれましたね。
さて、そんなバウハウスの作品が見れるのは以下のページです。
The Bauhaus | Harvard Art Museums
>>http://www.harvardartmuseums.org/tour/the-bauhaus/slide/6450
なんでハーバードがこんな事はじめたの?と思って調べてみたら、どうやらバウハウスの初代校長であるヴェルター・グロピウス(Walter Adolph Georg Gropius)さんが、ハーバード大学の教授に就任してたんですね。もう昔の話ですけど。