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賃貸の壁を傷付けず設置可能な「有孔ボード」の取り付け方法

自在にフックや棚を取り付けられる、便利でおしゃれな収納グッズといえば、無数の穴が等間隔にあいた有孔ボード(ペグボード・パンチングボード)ですよね。

そんな有孔ボード(ペグボード)に憧れるけれど、賃貸マンションだと壁に穴が開けられないため取り付けられなくて諦めているという人も多いのでは?

しかし、あるんです!一切壁紙に傷を付けることなく有孔ボード(ペグボード)を取り付けられる魔法のような方法が!

今回は、実際に僕が住んでいる賃貸マンションの壁に、有孔ボード(ペグボード)を敷き詰めてみましたので、賃貸に有孔ボード(ペグボード)を取り付けたいと思ってる方は、是非参考にしていただければと思います。


有孔ボード(ペグボード)って何?

まずは簡単にご説明。もうご存知でしたら読み飛ばしてください。

有孔ボード(ゆうこうボード)というのは、等間隔で多数の穴があいた合板、ベニヤ板のことです。

有孔ボードという呼び名以外にも、ペグボード・穴あきボード・穴あき合板・パンチングボード・ハンガーボード・有孔ベニヤ・有孔合板などなど、様々な呼び名が使われますが、一般的には有孔ボードかペグボードという名称で呼ばれます。

壁から浮かして取り付ける事でフックが掛けられるため、パーテーションがわりに使用してインテリア収納に使ったり、店舗の壁面や什器に使用して陳列棚として活用することが一般的です。

また、壁と密着して取り付けたり、壁との間に寒冷紗(かんれいしゃ)を挟む事で、学校の音楽室や体育館のように音を反響させにくい壁を作ることも可能です。

25mmと30mm、どっちがおすすめ?

有孔ボード(ペグボード)には大きく分けて2種類のものがあります。

  • 5mmの穴が25mm間隔で開いているもの
  • 8mmの穴が30mm間隔で開いているもの

まあ実際のところ、個別で発注すれば5mmの穴が30mm間隔で開いている有孔ボード(ペグボード)を手に入れることも可能ですが、ホームセンターなどで陳列されているのは一般的に上述した2種類となります。

で、どっちを買うか?ですが、個人的には「5mmの穴が25mm間隔で開いているもの」を選ぶのがおすすめです。理由としては、使用できるフックの選択肢が多いからです。(とは言っても、微妙に多い程度)

あとは、設置したフックの移動箇所の選択肢が多いのも、このタイプがおすすめな理由と言えます。

ちなみに、体育館や音楽室の壁は「8mmの穴が30mm間隔で開いているもの」で作られているので、視覚的に見慣れているのはこっちです。

壁を傷付けない有孔ボードの取り付け方法

さて、どんな摩訶不思議なアイデアで、賃貸の壁を傷付けることなく、有孔ボード(ペグボード)を部屋に取り付けるんだ?さあ見せてもらおうか!って気分かもしれませんが、実は目から鱗なシンプルアイデアだったりします。

その方法はこれ!

ディアウォールと呼ばれる「ツーバイフォー材を突っ張り棒のように固定できる道具」を使い、ツーバイフォー材で壁に柱を立てて、そこに有孔ボード(ペグボード)をスペーサーで浮かせて固定するだけ。

超簡単でしょ!?

と言うわけで、使用する材料だったり道具だったりを解説すると共に、実際にどこのお店にどのように材料を発注したのかとか、どんな感じで作業したのかについて解説していきます。

有孔ボードの取り付けに必要な道具と材料

有孔ボードの取り付けに必要な道具と材料

取り付けに使う道具や材料はこんな感じです。

  • ツーバイフォー材
  • ディアウォール
  • 有孔ボード(ペグボード)
  • 木ネジ(コースレッド)
  • 10mmスペーサー(今回は使いませんでした)
  • プラスドライバー(できれば電動)
  • コンベックス(メジャー)
  • 引廻しのこぎり(穴あけが必要な場合のみ)
  • 紙やすり(穴を開けた場合のみ)

スペーサー」というのは、有孔ボード(ペグボード)を設置面から浮かせるために使います。今回は個人的な理由により使いませんでしたが、普通は必要です。

なぜスペーサーが必要かというと、ツーバイフォー材の横幅は89mmであり、そこに直接有孔ボード(ペグボード)をネジ止めしてしまうと89mm分の穴(25mmピッチのパネルの場合は横に4つ分)がツーバイフォー材と密着してしまってフックがかけられなくなるからです。

なので、約10mm分のスペーサーを使って有孔ボード(ペグボード)を浮かせることにより、全ての穴を使うことが出来るという事なのです。。

なぜ僕がこのスペーサーを使わなかったかというと、この後ガチャ棚(チャンネルサポート)を有孔ボード(ペグボード)の上から固定して棚作りをしようと思っているからです。

で、もう1つ、「引廻しのこぎり」ですが、僕のように壁一面に有孔ボード(ペグボード)を取り付けてしまうと、コンセントや照明のスイッチが有孔ボード(ペグボード)の裏に隠れてしまいます。なので、その部分に穴を開けなければ使えなくなってしまいますよね?って事で、引廻しのこぎりを使って穴を開けるために準備しました。

賃貸の壁に有孔ボードを取り付けてみた

賃貸の壁に有孔ボードを取り付けてみた

さて、この引っ越してきたばかりで何も存在しないこの壁、ここに僕のコレクションであるスニーカーをいい感じにディスプレイしたり、なんかおしゃれな収納をしたいけど、カラーボックスとかを並べるなんてダサい事はしたくないぞ・・・。

なんとかなんないかな?

よし、有孔ボード(ペグボード)を設置しよう!

有孔ボードを取り付ける壁面を計測

有孔ボードを取り付ける壁面を計測

柱となるツーバイフォー材の長さを決めるために、床から天井までの高さを計測します。

それと、有孔ボード(ペグボード)を何枚発注するか決めるために、使用する壁面の横幅を計測しましょう。

有孔ボード(ペグボード)を発注

有孔ボード(ペグボード)を発注

有孔ボード(ペグボード)は、株式会社ダイショウが運営する「アウトレット建材屋 楽天市場店」で購入。

このお店には 25mmの間隔(ピッチ)で穴が開いている「910mm×1830mm 」というサイズの有孔ボード(ペグボード)が販売されており、複数の有孔ボード(ペグボード)を繋げて使用する場合の穴と穴の距離を25mmピッチに調節してカットしてくれるジョイント調整カットを160円で行ってくれます。

ちなみに、横幅910mmの有孔ボード(ペグボード)を繋げて使用する場合は900mmにカットしてもらう必要があります。

で、僕の部屋の壁面の横幅は「3445mm」でした。

つまり、「900mm×1830mm」を3枚と、「745mm×1830mm」を1枚注文すれば、壁面にぴったりと有孔ボード(ペグボード)が収まる寸法です。

ディアウォールとツーバイフォー材を発注

ディアウォールとツーバイフォー材を発注

有孔ボード(ペグボード)を4枚使用するという事は、ねじ止めするために最低5本の柱が必要というわけです。

僕の部屋の場合だと両端にコンクリート製の梁が走っているため、部屋の中央よりも高さが低くなります。計測してみたところ、壁の左端の高さが2195mm、右端の高さが1900mm、そして部屋の中央が2325mmでした。

で、ディアウォールですを使用する場合は、計測した長さからツーバイフォー材を45mm短くカットしての使用が推奨されていますので、2280mmを3本、2150mmを1本、1855mmを1本注文します。もちろんディアウォール5セットと共に。

今回、ディアウォールとツーバイフォー材を注文したのは「IPC DIY Lab.」というお店。

以前にツーバイフォー材をディアウォールで設置した時は、レンタカーを借りて近所のホームセンターへ行き、そこで木材を指定したサイズに切ってもらって持ち帰るということをしたのですが、そんなの面倒だな〜って思ってネットで調べたら、すごい便利なお店が出てきたので、皆さんに紹介しておきます。

まずこの「IPC DIY Lab.」というお店、木材を注文したらカット代金は無料(まあこの辺は結構普通ですけどね)。そしてラブリコやディアウォールとセットでの販売もしているので面倒が少なくて済むのと、塗装済みのツーバイフォー材や板なども取り扱っているため、部屋のインテリア的をDYIするのに大助かりです。

家でサイズを測って、注文したら、木材が家に届いて、チャチャっと組み立てるだけ。マジ神です。ってなわけで、是非使ってみてください(※CMじゃ無いので、僕は1円の得にもなりませんが、いいサービスはシェアしましょうの精神)

>>IPC DIY Lab. [https://diy-lab.jp/]

余談:ディアウォールかラブリコ、どっちが良い?

ツーバイフォー材を突っ張り棒のように使用できるアイテムは、何も「ディアウォール」だけではありません。

ディアウォール以外で有名なものに「ラブリコ」というという製品があります。僕はどちらも使用したことがありますが、それぞれ「部屋との相性」があって、住んでいる賃貸マンションの部屋の作りに合わせて使い分けするのが最適と言えるでしょう。

ディアウォールとラブリコ、何が違うかというと・・・

ディアウォールがバネの力で突っ張るのに対して、ラブリコは一般的な突っ張り棒のようにネジの力で突っ張ることができるため、ディアウォールに比べてラブリコの方が強い力で柱を固定することが可能となります。

となると、ラブリコの方が良いのでは?って思う人もいると思いますが、ラブリコはその突っ張り力のせいで使用を誤ると天井をぶち抜いてしまう可能性があるのです。あと、見た目がメカメカしい。

なので、「天井にコンクリート製の梁が走っているなど頑丈な場合」はラブリコの方がおすすめですが、「軽量鉄骨で石膏ボードが止めてあるだけのような天井の場合」はディアウォールを使用するのがおすすめと言えます。

ちなみに僕は岩登り好きなクライマーなので、家の中トレーニング用の懸垂スペースをツーバイフォー材で組み立てています。コレを作るにはかなり強い対荷重や、斜め方向にかかる衝撃の強さが必要なので、コンクリート製の梁がある場所にラブリコを使って作っています。

こんな感じで、場面に合わせて使い分けていただければと思います。

>>https://plan-ltd.co.jp/plog/13206

ディアウォールでツーバイフォー材を設置

ディアウォールでツーバイフォー材を設置

というわけで、到着したツーバイフォー材にディアウォールを装着。この内側に結構強力なバネが搭載されており、それによって突っ張られる仕組みです。

バネはツーバイフォー材の天井側に装着します。

ディアウォールの使用説明にある、使用するツーバイフォー材を45mmカットしてくださいってルールを守らずに、40mmや35mmでカットしてしまうと、バネの力が強すぎて天井をぶち抜いてしまうみたいな事故もあるようなので、ルールを守って使用しましょうね!

ディアウォールでツーバイフォー材を設置

こんな感じで、グイッと押し付けるように設置します。

ディアウォールでツーバイフォー材を設置

合計5本の柱が立ちました。

後からでも動かせるので、とりあえず「おおよそ、この辺りかな?」ってな場所にツーバイフォー材を立てていますが、この時点で注文した有孔ボード(ペグボード)のサイズに合わせて設置しちゃっても良いかと思います。

この辺りは、性格ですかね?

有孔ボードをツーバイフォー材に固定

有孔ボードをツーバイフォー材に固定

僕はとりあえず左側から有孔ボード(ペグボード)を貼り付けていきます。

地面から少し浮かせた位置に取り付けたのは、壁面右下あたりにあるコンセントをそのまま使いたいからと、そんな下の方にフックかけても、何を置くんだよ?ってことで、こんな感じに取り付けました。

有孔ボードをツーバイフォー材に固定

1本のツーバイフォー材の中央で、二枚の有孔ボード(ペグボード)が繋がるように、柱の位置を微調整しながら有孔ボード(ペグボード)を貼り付けていきます。

本当ならば、有孔ボード(ペグボード)を柱に取り付ける際に、10mm程度のスペーサーを噛ませると、ツーバイフォー材と重なる部分にもフックをかけることが可能となりますが、今回は後にガチャ棚を取り付ける予定なので、ツーバイフォー材と密着させて有孔ボード(ペグボード)を設置します。

有孔ボードをツーバイフォー材に固定

じゃんじゃん取り付けて行きましょう。

賃貸マンションの部屋に、電動ドライバーの音が鳴り響くのは、なんとなく異質な感じがして面白いですね。でも、この方法なら壁紙を傷つけることなく、壁面に有孔ボード(ペグボード)が取り付けられるので、結構画期的だと思うんですけど・・・いかがですか?

必要ならば穴を開ける

必要ならば穴を開ける

コンセント、テレビ線、ガスのコンセント、照明のスイッチ、エアコンのスイッチ、お風呂の給湯スイッチや床暖房などなど、賃貸マンションの場合だと「すでに壁面に付いているアレコレ」がありますよね?

となると、今回のように壁一面を有孔ボード(ペグボード)にしてしまう場合は、穴を開けておかないと部屋の電気を消すことすらできなくなります。

あらかじめ計測し、有孔ボード(ペグボード)に穴あけを行ってからツーバイフォー材に固定するのが最も賢いやり方だと思いますが、面倒臭がりな僕は設置してから穴を開けることにしました。

必要ならば穴を開ける

壁紙を傷つけないように、そーっと引廻しのこぎりで穴と穴を繋いで、ミニ四駆の肉抜きみたいに穴を開けて行きます。

ありがとうミニ四ファイター、フォーエバーミニ四ファイター。幼少期にあなたが教えてくれた技術が、大人になった今DIYで生かされております。

必要ならば穴を開ける

うん。いい感じ。

梁が邪魔ならカットする

梁が邪魔ならカットする

部屋の壁って、完全な長方形になってる場合の方が少ないですよね?

エアコンのダクトが走ってたり、コンクリートの梁が走ってたり、そういうのがある場合は、発注するときに計測しておいてカット依頼を出してもいいですが、面倒ならば自分で切っちゃってもOK

長い距離を一直線にカットするなら、専用の道具がないと仕上がりが汚くなるので依頼しますが、ちょっとしたカットなら現場合わせできるように依頼せず自分で切っちゃうのが僕のスタイルです。

梁が邪魔ならカットする

カットしたら、80番の紙やすりを使って表面を滑らかにし、400番の紙やすりでツルッツルに仕上げます。

これやっとかないと、木が手にぶっ刺さったりするので、子供とか奥さんとか「あんまりそういうの知らない人」と一緒に住むなら必須の工程かと。自分一人で住んでるなら、面倒なのでやらないかも。

梁が邪魔ならカットする

バッチリです。

完成!

賃貸の壁を傷付けずに有孔ボード(ペグボード)を取り付ける方法

というわけで、僕が住んでいる賃貸マンションの部屋の壁を傷つけることなく、ずらっと前面に有孔ボード(ペグボード)を取り付けてみましたが、いかがですか?

スペーサーを使って有孔ボードを浮かす

ついでに、リビングにもスペーサーを使って有孔ボードを浮かせる形で取り付けて見ましたので、スペーサーを使ったらどんな感じになるの?という人は参考にしてください。

有孔ボードを販売している建材屋さんや、ホームセンターなどでは、上の画像のようにコースレッドと、ワッシャーと、スペーサーと、キャップがセットになっているような「有孔ボード取り付けビスセット」的なものが売られています。

ワッシャー、有孔ボード(ペグボード)、スペーサーの順でビスに通すことで、スペーサーが有孔ボード(ペグボード)とディアウォールを使って作ったツーバイフォー材の柱の間に挟まります。

あとはドライバーで締め付けて。

こんな感じ。

キャップが同梱されているので、それを取り付けます。

ワーク感やガレージ感を出したいなら、ワッシャーやビスの頭がそのまま出ていた方がカッコいいですけど、モダンなお部屋っぽくするならキャップが必須。

あと、小さいお子様がいる家庭は、なにで怪我するかわからないので取り付けましょう。

はい完成!

これなら結構簡単だし、一気に収納スペースも増えるし、なんとなくおしゃれだし、やってみたい!って思った人も多いのではないでしょうか?

ちなみにこのディアウォール、登り棒のように登っても大丈夫なくらいに固定されますから、「地震とかきたらやばいんじゃない?」って思う人も心配ないですよ(有孔ボードに取り付けたものは落ちそうな気がするけど・・・)。

部屋の収納スペースが少なくて困ってる人や、「モテ部屋」に改造したいって人は是非挑戦してみてくださいね!

僕からは以上です。

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仕事そっちのけで記事を書いた人

仕事なんてただの暇つぶし、本業はクライミングとスニーカー集めです!夢はでっかく世界征服!あー、高級車に乗ってタワーマンションの最上階から一般人を見下ろしたい!よろしくお願いします!

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