「いえキャン△」は、僕と奥様がアニメ「ゆるキャン△」にハマってしまい、無知な状態からキャンプ用品を買い揃え、最終的には「別にキャンプ場という訳でもない」ような場所でも快適にテント泊できるように成長していけたらいいな〜。という淡い期待を日記のように紹介する企画です。
第3回目は、アニメ「ゆるキャン△」の第5話で孤高のソロキャンパー「りんちゃん」が初めて作ったまともなキャンプ飯「スープパスタ」を、実際に再現してみようじゃないかというお話です。僕たちにとっても初めての「外調理」です、うまくできるのでしょうか!?
さて、今日はどこにテントを設営しようかな・・・。
「ここがいいな!」
ってなわけで、今日はここでキャンプしたいと思います(っていう設定でよろしくお願いします、ちなみにまだテントは設営したことすらありません、実際のキャンプはいつになることやら・・・)
りんちゃんが「ゆるキャン△」の第5話でキャンプした高ボッチ山と同じ標高1600mの場所を探したらここしかありませんでした。
「とりあえず、机と椅子を出して〜」っと。
「ゆるキャン△」の第5話で、今までカップラーメンなどの簡易的な食事しかキャンプ中に作らなかったりんちゃんが、初めての本格的なキャンプ飯に挑戦する際のレシピとして選んだ「スープパスタ」。
「よし!まずは手堅く、簡単な料理から!」というのは、キャンプ初心者の僕たちも同じです。ってなわけで、りんちゃんと同じ気持ちになって標高1600mの高台でスープパスタを作ってみましょう!
ナレーション「今日の夕飯は、コッヘル1つでできるスープパスタ。茹で汁が出ないので、キャンプや山などでおすすめです」
用意する道具はこの2種類!
アニメの中でりんちゃんがコッヘルを使って調理していたので、あえてジェットボイルを使わずに通常のコッヘルで調理してみたいと思います。
やっぱり、原作に忠実ってのは大事。
ちなみに、りんちゃんが使ってるコッヘルはコールマンのパックアウェイソロクッカーで、バーナーはSOTO。
SOTOのマイクロレギュレーターストーブ ウインドマスターSOD-310のゴトクを改造してあります。4本ゴトクってことはフォーフレックスSOD-460でしょうね。
現在の価格はコチラ |
というわけで、今回作る「りんちゃん特製スープパスタ」の材料をご紹介しましょう。量についてはスープパスタ一人前(パスタ100g)を目安に書いてあります。
今回の記事では2人前作りますので、以下の材料を2倍にして作ってます。
※パスタ100gで作る場合の目安
キャンプ前日にあらかじめカットしてジップロックに入れておくと便利です。アニメの中でりんちゃんも、こんな感じで切った具材を持ってきていましたね。
スープパスタに限らず、様々なキャンプ料理に使用する調理オイルですが、家で使うような巨大なボトルで持ってくるのは非常に不便ですので、100円ショップなどに売ってるコンパクトなボトルに移し替えるか、小型のボトルの物を選ぶと良いでしょう。
とのこと。
アニメに忠実な作り方を紹介するとこんな感じ。
さあ、やってみましょうか!
ただいま時刻は18:00ジャスト。実際のキャンプでもこれくらいの時間から夕食を作り始めるのかな?ってことで、せっかくの予行練習なら時間も同じくらいにしたくて狙い撃ちです。
今回は原作通り、ジェットボイルではなく通常のコッヘルを使うので、バーナーにゴトクを搭載。
バーナーに着火し、コッヘルにオリーブオイルを注いだら、おろしニンニクを炒めてオリーブオイルに香りを移すという高度な料理技術を遺憾無く発揮する僕。
ジップロックから具材をコッヘルに移し変えて、玉ねぎがしんなりするくらいまで炒め付けます。
脳内では「ゆるキャン△」のサウンドトラックが流れてます。
すでにこの時点でいい匂いがします。
野菜炒めの状態で食べてやろうかしら。
玉ねぎがしんなりしたら水を注ぎます。
正直、まだシングルバーナーの取り扱いに慣れていないため、どれくらいの火力で作業するのが良いのかとか、風が強い時はどうするべきかなどが理解できていません。
やっぱり予行練習って大事。いきなりキャンプで予期せぬ事態が起きたら対処不能ですもんね。
水を注いだらコンソメをポイします。
野菜を煮込むこと5分。一気に周囲が暗くなってきました。
こうなってから野菜を切ったりするのは難易度高いですし、テントの設営とかも大変なので、こういう作業系のことは後回しにせず陽が昇ってる間にやっておくべきだな〜と痛感。
料理だって「肉が焼けたのかどうか」は色で判断しがちなため、夜は難易度が上がりそう。
陽も落ちたし、いい感じにアコースティックなBGMを流しながら作業します。
ポータブルスピーカーも大活躍だが、ランタンも写真を撮るのに活躍してくれました。
アニメで教わったこと。
「パスタはそのままだとコッヘルに入らないので、二つ折りにして入れましょう」というわけで、今回は二人分(200g)のパスタをバキッとおって入れちゃいます。
てか、100gのパスタを一度に半分に折るのって、まあまあ力がいるんですね(笑)
バキッとな!
今回のような標高の高い場所(アニメでは1600m)では沸点が低く、茹でても芯が残ってしまうことがあるので、細いパスタを選ぶと良いそうです。
なので今回はマ・マーの早茹で3分パスタを投入。なんせ、このマンションは高級ですから、非常に標高が高いですからね、パスタに芯が残ってしまう可能性があります。
パスタを入れて思ったんですが、半分以上が沈んでません。
このままじゃ「ゆるゆる」な部分と「パッキパキ」な部分が別れてしまいそうなので、焦りつつ牛乳を投入します。とりあえず、パスタが肩までくずんでくれたので、湯冷めする心配はなさそうです。
さてと、パスタがやわこくなるまで3分間待ちましょう。
とろけるチーズが出番を待ってます。
さあここで今回の主役と言って過言ではない「とろけるチーズ」が投入されました。
外の明るさもいい感じになってきましたね。これで焚き火でもあったらマジで最高なんですけど、このテントサイトは直火NGなんですよ・・・。なんでも芝が傷んじゃうとかで・・・。
焚き火台買おうかな(まだキャンプすら行ってないくせに)
さて、あとは味付けするだけ。
粗挽きの黒胡椒を振りかけます。
そしてパセリ。
まあ無くてもいいんですけどね。味はパセリがあっても無くても違いがわからないほどしか変化しませんが、インスタ映えするかどうかで考えると死活問題ってくらい変化がありますから。
あと原作に忠実に作りたい。
「いえキャン△」で、初めて野外で作る本格的なキャンプ飯「りんちゃん特製スープパスタ」
できました!
※りんちゃん特製って言ってますが、りんちゃんも劇中で本を読みながら作ってましたよね。だから特製ってわけではないんですよね厳密には。まあいっか。
お決まりのアレ。
「会社のベランダで食べるスープパスタうまー」
です。
味の方は、サラッとしたカルボナーラって感じですね。半熟卵とか入れても美味しかったかもしれませんが、卵はカラがゴミになるので、キャンプの時に持ってくるのは面倒ですね。
ホックホクのアスパラに、強い旨味のブナシメジ。濃厚な牛乳とチーズの味をグッと引き締めるベーコンと黒胡椒のバランスが絶妙で、正直100gじゃ食べ足りないくらい美味しかったです。
ただ、もう少し「スープ」が多くてもよかったかもしれません。煮込みすぎたのか、水が少なかったのか?いや多分、煮込みすぎた感じですね・・・パスタもアルデンテとは程遠い食感でしたし。
でもすごい美味しかったんです。
これが・・・外ご飯効果か!!
思ったよりスムーズにできたので、特に「キャンプ本番はこうしなきゃ!」って思うほどの強い反省点は見つかりません。非常に集中できた素晴らしい練習になったと思います。
ただ、バーナー1つでは「ギリ二人分の食事」って感じがしますね。1つのレシピを作るのにそれなりに時間がかかってしまうため、夜ご飯だと二つ目の料理は真っ暗の中作る必要が出てきそうです。(小さめの奴を買い足そうかな・・・。)
さて、次回はいよいよキャンプに行くのでしょうか?それとも、今回の「美味しいキャンプ飯」にハマってしまって、結局キャンプじゃなく美味しいものを食べるだけになってしまうのでしょうか?
乞うご期待!