顔のチャームポイントといっても過言ではない「ホクロ」。人によっては、取ってしまいたいと憎んでいる場合もあるかもしれませんが、目元や口元のホクロなんてセクシーな印象もありますし大切ですよね。
ところが、そのホクロ、実は本物じゃないかもしれませんよ?ってことで、僕とホクロの28年間の軌跡を辿っていきましょう。
生まれた時からあったのか、それは定かではありませんが、小学校の卒アルにも、中学校の卒アルにも、ちゃんと残ってるのが僕から見て鼻の右側にあるホクロ。
あなたが僕の顔を見たら、鼻の左側にあるホクロに気がつくはず。
まさに、僕の顔を印象づけるチャームポイントであり、「勇太といえば鼻のホクロ」なんて覚えている人もいるはず。電話帳に「鼻ホクロ」なんて登録してた人もいるとかいないとか。
僕も今年で28歳、上京したあの日も、失恋したあの日も、社長に買ったばかりのiPhoneを道路に叩きつけられた日も、常に僕のそばに寄り添ってくれたのが、この鼻の横のホクロなのです。
ある朝眼が覚めると、なんだか鼻の横にニキビができたような痛みを感じ、昨日鼻くそほじりすぎたからかな?なんて思いながら出社。
しかし、なんだか鼻の横に異物感がある。あれ?なんだこの違和感。と思いながら手で触れてみると、自分のホクロだからこそわかる大きさの変化を指が感じ取りました。
むむむっ!なんだこれは!
早速グーグル先生に相談だ!
「ホクロ 痛む」ポチッとな!
なん・・・だと・・・・?
ガン化!?まじで!?やばいやばい!確かに痛むし大きくなってるし!ホクロが痛くなるってそんなにやばいの!?まだ死にたくないよママ!!
ずっと味方だと思ってたのに、コイツ敵だったのかよ!まさかの裏切り行為!ライアーゲームかよ!!
近所の皮膚科を検索して早速病院へ。
僕「あの〜、なんか昨日からここのホクロが痛くて・・・それで、なんか検索したらガンかもなんて出てて、すごい不安になって診てもらいに来たんですけど・・・」
先生「え?ホクロ?あーこれ、粉瘤だね!ホクロの下に粉瘤が出来てるんだわ」
僕「ファッ!?どういうことだってばよ!?」
粉瘤(ふんりゅう)とは、主治医曰く、表皮にできた腫瘍のことである。なんじゃそりゃ!?っていう人は、ニキビの親玉だと思ってくれても構わない。
基本的には良性腫瘍だそうだが、少しずつ大きくなったり、急激に大きくなることもあるらしく、美容目的でなければ手術も保険が効くってな話だったけど、うろ覚えだ!
というわけで、切除することになりました。
ホクロなんかよりも、髪の毛とヒゲの伸び方の方が気になっちまうぜ!っていうクレームもありそうだけど、まあその辺は大目に見てください。
手術の感想として、切除しているときは、元ホクロをとんでもなく引っ張られている感じがしたのだが、それよりも事前の麻酔が痛いのなんのって。
思わず手術台のシーツをグッと握りしめ、大人の階段を上った女性のような声を上げてしまったことで、執刀してくれた女医さんに笑われたってことしか覚えていません。
まあともかく、あとは抜糸を待つのみ。
皆さんも、ずっと一緒にやってきた仲間だって、いきなり手のひらを返して裏切ることもあるって事。そして、そうなったら仲が良かったとか、親友だったとか、そういった感情論に流されず、一気に切除してしまうっていう気持ちを忘れないようにしてください。
僕からは以上です。